みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

ビンラディンの殺害

2011-05-03 19:41:12 | 日記
昨日(2日)はカルチャーの教室があったので
ニュースは全然知らず、家に帰って夕刊を開いて、このニュースを知りました。
同時にTVを点けたら、偶然 映像が入ってきました。
それはニューヨークのグランド・ゼロで狂喜乱舞している人々でした。

あらかじめ断っておきますが、私はビンラディンに共鳴している人間では
ありません。

しかしながら、人が処刑にも等しい感じで死んだことに、
「今日は最高の日」とか「喜びの夜」と叫ぶ人たちの心は
理解できませんでした。
アメリカは西部劇の昔から変わらないのだなと思いました。

あのテロで家族や友人を失ってみなければ分からないのかもしれません。

が、大国の大統領がTVで「殺害した」そして、それは「ジャスティス(正義)だ」
という報告をするというのは異常だと思いました。
せめて「拘束しようとしたが抵抗にあって、銃撃戦になって死んだ」と
報告は出来なかったのでしょうか

でも、あの狂喜乱舞を見る限り、アメリカ国民には、
大統領の報告の仕方は、もっとも解かり易く“強いアメリカ”を
果たしてくれた大統領になるんだろうなと思います。
殺害することを強く命じていたのは、亡骸を海に捨てたということからも
分かります。驚きました。

もとより、2001年3月11日のニューヨークのテロは許せるものではありません。
許せないですよ。
でも、その首謀者となっている人物を殺した日、しかも、深夜にもかかわらず
街に出て「喜びの日」と騒ぐ人たちを見ているのは
気分が悪くなるものでした。

考えてみれば、アメリカという国は本土で戦争をしたことがないのです。
国内をテロに攻撃され、多くの人が亡くなった。
それは初めての経験でしょう。

日本は第二次世界大戦中、戦地でもない、この国土に毎日のように
アメリカから戦機が襲来し、老人も子供も大量に死にました。
それがどれ程の悲しみであったのか、戦後に生まれた私には分かりません。
たとえば、それを引きずって、アメリカに不幸なことが起きたら
喜ぶ日本人はいるのでしょうか。否だと思います。

そんなことを考えさせられる1日でした。
コメント
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