みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

卒業

2019-03-24 12:48:04 | 日記

桜が咲いています。

我が家の近くは、この写真のように満開ではありませんが、

この陽気ですから、間もなくでしょう

 

桜の季節の中、我が家のたった一人の孫が 昨日 高校の卒業式を終えました。

孫はこの子しかいないので、これから先、卒業式と言うのは、もうないでしょう。

大学はそのまま上に進みます。

 

生まれた時のことを思い出します。

「生まれたよ!」という息子からの電話で、夫と私、

それからフィンランドの語学留学から帰ったばかりの娘と連れ立って

赤坂の愛育病院へ駆けつけました。

抱くのには勇気がいるほど小さかったのですが、夫が手を差し出して看護師さんから

受け取り、「まだ俺も抱いていないのに」と不服そうだった息子の言葉が

その場の笑いを誘いました。

 

他のお宅は知りませんが、私たちより嫁の実家の親のほうが、どうしても親しくなります。

それでも、中学の入試に受かった時は、泣きながら私に電話をしてきて

私もつられて泣きました。

中高一貫のため、高校入試もなく、大学も希望で学部を決められるという、

人生を楽に生きてる感がありますが、そのぶん、やりたいことをいっぱいできたと思います。

中学卒業の時、『卒業文集』というのができ、息子が「読んでみて」というので

読ませてもらいましたが、内容に驚かされました。

あの息子夫婦の子とは思えない(笑)ほどの洞察力と名文であったのです。

中学3年生で、ここまで思考力があるのかと、驚きと共に、喜びでいっぱいでした。

そういえば、溢れるほどの本を買ってもらい、読書量は大変なものなのです。

そういう生活から身に着いた知識と教養が、今の孫娘を作っているのだと思いました。

 

だからこそ、大学は文学部を選ぶのかと思ったら、なんと経済学部なんだそうです。

「どうして?」と尋ねたら「だって就職に便利だもん」だそうです。

大学は就職のためではなく、学ぶところなのよ、と言いそうになりましたが、

それはバアさんの余計なひとことだと思って飲みこみました。

これから、どんな未来が待っているのでしょうか。

人生を終えることが近い私には、孫娘は眩しく羨ましく見えました。

先日「お祝いをやるからいらっしゃい」と言ったら、親子3人で来て

私の手料理でささやかながらお祝いの膳を囲みました。

息子が「22日が卒業式だから来る?」と言ってくれましたが、

遠慮させてもらいましたら、卒業式の動画を送ってくれました。

名前を呼ばれて起立し、卒業証書を受け取り、校歌を歌って引き揚げる・・

まるで、私がその場に居るように感じられ、これは息子の好意であろうと

その気持ちに感謝しているところです。

孫は今日から友人たちと沖縄に卒業旅行するそうです。

私の高校時代と比べると、隔世の感があります。

 


卒業と言えば、つい先ごろ、防衛大学校の卒業式をニュースで観ました。

いつもながら、卒業生の一部は任官せず民間に出て行きます。

今年は一割が任官しないそうですが、毎度のことながら納得がいきません。

防衛大学校は、国を守る自衛官を育てる学校です。

それゆえに入学金も授業料も寮費も無料なのです。

自衛官にならないのなら、すべての経費を国に返してほしいものです。

ズルいんじゃありませんか?

私の夫は社会人になって働いて奨学金を返還したんですよ。

 

それより驚いたことがあるんです。

卒業生の中に外国籍の留学生がいることです。

国を守る自衛官を育てる学校なのに、なぜ留学生がいるんでしょうか。

軍事の機密は守られるのでしょうか?

なぜ、日本はそういうことに甘いんでしょうか。

 

それと、今朝のニュースで中国とイタリアの急接近が報じられていました。

例の『一路一帯』ですが、それにイタリアが飲みこまれるようです。

中国と言うのは”一帯”の名の元に、蟻が這って飲みつくすように国土を

犯していきます。

だからこそ、『一路一帯』で、各国がいまいち足踏みしているのに、

経済に苦しいイタリアは眼の前のことしか見えないようで、両国首脳が

固く握手をしている画面を見ると、歯がゆくて仕方ありません。

私がイタリアに行ったときでさえ、すでに衣料製品で中国人が作ったものを

「現地で作っているのだから」と言う理屈で「MAIDE in ITALIA」と

記していました。

世界情勢はこれからどうなるのでしょうか。

 

とまぁ、こんな私がホザいたところで、何も変わらないでしょうが。

コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする