東京両国にある江戸博物館で昨年末から開かれている『大浮世絵展』へ行って来ました。
11月19日~1月19日まで開かれているもので、「必ず行く!」と思っていたのです。
今回 江戸博物館はメトロポリタン博物館、ボストン博物館、シカゴ博物館、
ミネアポリス博物館、大英博物館、などの外国博物館をはじめ、
国内にとどまっていた浮世絵約260点を集めて公開したものです。
ほとんどの作品が外国に流失していて、ため息が出ました。
言ってみれば日本の財産ですのに、かくも多数に散らばっているのかと思うと
慙愧に堪えません。
このまま日本に停めおきたいところですが、展示会が終わったら各国に
戻っていくことでしょう。
作品は歌麿の美人画、写楽の役者絵、北斎と広重の風景画、国芳の戯画の数々で、
誰も知っている作品ばかりでした。
やはり北斎と広重の風景画が好ましかったです。
本物はこうなんだなと鑑賞しました。
国芳の作品はテレビや本で見たことがありばかりで、その実物を見られたことは感激でした。
売店では絵の色を本物に近い形で再現したというレプリカ、これは2万3万の代物でした。
私は絵ハガキを数点、ささやかに買ってまいりました。
鑑賞料金は65歳以上はわずかですが割引になり、当然!身分証見せて恩恵にあずかりました。
中に入ると90%が老齢者で、これでは正価で入場した人は少ないでしょう。
時代の古さに比べて、色使いのすばらしさ、緻密な画法など、若い人たちにも
見てもらいたいです。
さて、外に出ると両国なので、12日から始まる大相撲初場所の気配に満ち満ちていて、
こんな風景がありましたので写してきました。
また場所がら、おいしいお店がいっぱい!
まだ11時でしたが、夫と二人でお寿司屋さんに入店、おいしくお寿司を食べて来ました。
お店の前に石で彫ったお相撲さんが組み合っている石像があり、力士二人の”お尻”が
撫でられ過ぎて光っていました。(笑)
両国は家から1時間ほどでしたので、大急ぎで帰宅。
玄関で飛びつくようにKUUが出迎えてきて、大騒ぎされました。
私たちが出かけることもあると、教えなければなりません。
少し甘やかしているかな?