哀歌 曽野綾子著
やっと、読み終えました。途中、しんどくなって新刊の、「平和とは非凡な幸運」曽野綾子著に浮気しながらの読了でした
1990年代半ば、アフリカ中部のルワンダで起きた部族間の大量虐殺事件の話です。
2006年になって「ホテルルワンダ」では、ホテル・ド・ミル・コリンの支配人が、虐殺の中、多くのツチ族の人たちをかくまって救った、実話で話題になりました。
私は、去年、映画をCATVで偶然見たのですが、こんな恐ろしい地獄が現実に起きたということにとてもショックでした。
ルワンダの修道院で暮らす、日本人修道女スール・マリー(鳥飼春菜)の体験を通しての大量虐殺事件を壮大なスケールで描いています。
アフリカの自然、文化、人々の貧しい暮らし、そして、信仰、奥深い背景を感じることができるのも、著者が敬虔なカトリック信者であることは元より、日本財団会長で10年近くも勤めており、アフリカとのしごとに深く係っていたからでしょう。
なるほど・・「平和とは・・」のなかでもずいぶんとおもしろいアフリカでの生活が語られていたことで、納得!の感です。
100日間で100万人近い人が虐殺(惨殺)されるという、身の毛もよだつ恐ろしい話ですが、悲しいかな、私達平和な日本人にはまったく実感が伴いません。
ましてや、信仰も持たない私には、申し訳ないような感じがしました。
本の中では、命からがらアフリカから脱出することができたのも田中一誠との運命的な出会いがあったからです。まさに地獄に仏、です。
あとがきで、著者は気になる言葉を発しています。
「第三次世界大戦が起きなくとも、おそらく地域的な部族間の対立による憎悪と破壊と殺戮は、貧困と言う土壌の上で、以外にも21世紀を通じて最大の、普遍的でかつ継続的になるだろう・・」
つい最近の中国チベット自治区ラサでの暴動を思い出しました・・
さて・・
明日から、実家に4,5日ほど帰ってのんびりしてきます~
やっと、読み終えました。途中、しんどくなって新刊の、「平和とは非凡な幸運」曽野綾子著に浮気しながらの読了でした
1990年代半ば、アフリカ中部のルワンダで起きた部族間の大量虐殺事件の話です。
2006年になって「ホテルルワンダ」では、ホテル・ド・ミル・コリンの支配人が、虐殺の中、多くのツチ族の人たちをかくまって救った、実話で話題になりました。
私は、去年、映画をCATVで偶然見たのですが、こんな恐ろしい地獄が現実に起きたということにとてもショックでした。
ルワンダの修道院で暮らす、日本人修道女スール・マリー(鳥飼春菜)の体験を通しての大量虐殺事件を壮大なスケールで描いています。
アフリカの自然、文化、人々の貧しい暮らし、そして、信仰、奥深い背景を感じることができるのも、著者が敬虔なカトリック信者であることは元より、日本財団会長で10年近くも勤めており、アフリカとのしごとに深く係っていたからでしょう。
なるほど・・「平和とは・・」のなかでもずいぶんとおもしろいアフリカでの生活が語られていたことで、納得!の感です。
100日間で100万人近い人が虐殺(惨殺)されるという、身の毛もよだつ恐ろしい話ですが、悲しいかな、私達平和な日本人にはまったく実感が伴いません。
ましてや、信仰も持たない私には、申し訳ないような感じがしました。
本の中では、命からがらアフリカから脱出することができたのも田中一誠との運命的な出会いがあったからです。まさに地獄に仏、です。
あとがきで、著者は気になる言葉を発しています。
「第三次世界大戦が起きなくとも、おそらく地域的な部族間の対立による憎悪と破壊と殺戮は、貧困と言う土壌の上で、以外にも21世紀を通じて最大の、普遍的でかつ継続的になるだろう・・」
つい最近の中国チベット自治区ラサでの暴動を思い出しました・・
さて・・
明日から、実家に4,5日ほど帰ってのんびりしてきます~
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