大雑把な日常

日常のあれこれ。

ナルニア

2012-11-10 | 日記

ナルニア国ものがたりは、

なんであんな終わり方をしたのだろう。

考えれば考えるほど

宇宙にポーンと放り出されるような

不安な気持ちにさせる。

世界中で読まれている由緒正しき児童文学なので

きっと研究しているひとがたっくさんいるし、解釈もたくさん存在するはずですが。

ひとの言っていることはどうでもいいのだ。

わたしがその物語から何を感じるかが一番大事だ。

だから考えている。

作者はどうしてああいうふうにしたのか。

なにを子どもたちに感じてほしかったのか。

わたしが作者だったら。と。

最後の本だけ

最初からなにかが違ったし、

ひとつ前の本で

なにやらまとめてきたな

とは思ったけど。

最後からひとつ前の本は

ナルニアがどうできたのかが描かれ

最後の本にはどう滅んだのかが描かれている。

そして

もっと広い世界への扉が開くのだ。

ふうん。

広い世界というのは少し怖いのだ。

狭いは落ち着く。

そんな子どもの頃のスウスウする不安を思い出しました。

 

いやでも

面白かったです。

約60年前にイギリスで書かれた児童文学の名作

と言われております。

言葉はやっぱり古いですが、それでも子どもたちに向けて書いてあるので

とっても分かりやすいしスイスイ読めます。

あれだけ簡単な言葉に乗せて、あれだけの大きな世界を書くことができるなんて

想像力と言葉の力ってすごいな

と思います。

 

児童文学の名作を読んでいるのは

読むのが簡単だし

子どもをターゲットに

「文化」「はやり」という名前で商売する大人の

浅はかさを見抜こうと思っているからです。

簡単に子どもに文化を売ろうと思うなよ。

温故知新です。

あと

本を読むのが好きなことを

ちょっとだけ子どもに負けたくない。

子どもよりちょっと先を行っていたいのです。

 

次は

ゲド戦記かな。

コメント
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