旗振り当番で
目を見てこない小学5年男子がいた。
男の子ふたりで
通学していて
ふたりとも
赤い野球帽(ひとりはカープ)をかぶっていた。
ひとりは
はずかしそうに「おはようございます」と言ったが
もうひとりは
あからさまに目をそらした。
だから、
おもいっきり
その子に向かって
「いってらっしゃい!気をつけて!」
と大声で言ってみた。
その子はモゴモゴ何かしら言っていた。
「ばばあ」
とでも言っているかもしれない。
女性に「女の子!」というのと同じで
わたしは「ばばあ」には傷つかない。
なぜなら私は、ばばあだから。
「くそ」をつけてもいいかもしれない。
そして
もしそこで「ばばあ」と言われたら
「くそがき」と返す用意がある。つねに。
気持ちの上ではそれくらいのファイティングスタイルがあることを
言っておきたい。
わたしの口は子どもに負けないくらい達者だし、
口喧嘩には勝つ。と決めている。
大人げないのは分かっています。