16年ぶりの引っ越しか?
とにかく、捨て捲る。
痩せたので、規格外のスーツは10着近く捨てた。
礼服も2着捨てた。
ジャケットやパンツもデブ時代のものは、すべてゴミ箱行き。
VHSビデオもすべて捨てた。
DVDプレーヤー、レーザーディスクプレーヤーもリサイクル。
革ジャン、レーダーダウン、レザーコートもリサイクル!
書籍類、書類関連も焼却。
靴も4足ほど捨てた。
リーガルの凄く良い靴があったが、履けない!ソールがカチカチで割れた!
リペアしなくてもよい!捨てる!
残ったのは、冷蔵庫と洗濯機、テレビが2台。
なんでテレビが2台あるの?
麻婆豆腐なんて、どこも同じでしょう。
でも、この店は人気があるのですよ。
セットメニューにしましょうか。
それとも単品担々麺。
やはり、セットで麺も麻婆も味わえるのがいいでしょう。
選んだのは、マーボー豆腐と坦々麺のセット1500円です。
麻婆豆腐は中辛です。
スープ、ご飯はお替り自由です。
今回は坦々麺を選びましたが、スーラータンメン、醤油ラーメンも選べます。
刺激が無いと、やはり人生面白くない。
だが、刺激を受け続けるとストレスになる。
怠惰な日常に織り込まれる刺激は、快感かもしれない。
その刺激は、ある時は恋愛かもしれない。
ギャンブルかもしれない。
だが恋愛は時に不倫に走らせ、ギャンブルは借金を生み、
更に違法ドラッグなどへ走る輩もいる。
刺激を快感と感じたら、ヒトは間違った方向へ走ってしまう危険もある。
ならば、正攻法な刺激とはなんであろうか?
はなたれで食事をした後、ランドマークプラザ内を歩き回る。
すると、みらい横丁なるものを発見。
横丁か・・・面白い。
横丁と言うと、飲んだくれのオヤジなどが集まる場所を想像するが、
ここは横浜ランドマーク、名が示すようにお洒落な未来的な横丁かもしれない。
私は横丁を歩いてみた。
当然の事ながら、飲食店が中心である。
そして、昼飲みオッケーな店が多い。
この日は、当然の事ながら車で来ている。
お酒はご法度である。
それにしても、世界のビール博物館、焼き鳥、餃子専門店などがある。
その様な店で、昼間から呑めるあなた方、とても羨ましい。
恐らく、ご近所であろう。
この場所から電車やバス、タクシーなどで気楽に帰ることが出来るのであろう。
あなたたちは浜っ子であろう。
浜っ子と書いたが、これも時代遅れな表現方法であろうか?
まあ、私が横浜の雰囲気を感じながら呑むとすれば、崎陽軒のシウマイ、
特製シウマイをつまみに、自宅で呑むことであろう。
みらい横丁で何かを食べようと思ったが、フィーリングに合う店が無く、
ランドマークプラザ内に戻る。
陳健一の麻婆豆腐か・・・
随分前の事になるが、横浜の馬車道にある周 富輝の店に行ったことを思い出した。
当時、周兄弟はメディアに出ずっぱりな時代のころであった。
店の表にも中にも、ご本人の姿がデカデカと貼られていた。
注文したのは麺とふかひれ餃子。
正直、旨く無かった。
不味くは無いが、この程度?こんなもの?と思った。
そして本人も、店の中でず~っと携帯電話で話をしている。
何をしているのか?
私は残ったスープに、お冷のジャスミン茶を全部入れて店を出た。
それ以来、有名人の店とか味よりも修行先の達人の写真を出している店は、
敬遠するようになった。
だが、目の前の店、陳健一麻婆豆腐店は、行列が出来ている。
この日は日曜日、その影響だろう。
しかし、行列のある店と無い店がハッキリしている。
この行列を信じて、食べてみますか。
私は最後尾に並んだ。
店の外に、メニューが出ていたので、それを見てみる。
ランチメニューは、麻婆豆腐に麺が付いたものもある。
それほど待たずに、店の中に案内される。
基本、カウンター席は存在せず、テーブル席のみになる。
着席すると、すでに目の前にはトレーの様なものが置いてある。
蘊蓄の書いてある、黄色いペーパーは無視。w
メニューを見て、注文を決める。
私は、麻婆豆腐と坦々麺のセットにした。
麺はスーラータンメン、醤油ラーメンと他にも選択肢はある。
価格は税込みで1500円。
ライスとスープがお替りが自由だと言う。
このお替り自由サービス、ある意味歓迎されるべきサービスであるが、私の様に食べ歩きをするものとしては、
お替りしなきゃ損!的意味合いもあり、お替りによって、腹の隙間が少なくなり連食出来ない。
そんな弊害もある。
やがて、料理が登場する。
記念撮影をし、いただきま~す!
麺は後から登場すると言う事で、まずは麻婆豆腐から行くか。
見た目はオイリーで、山椒の香りがプンプンする。
では一口、ぷぷぷ・・・!激熱!!!
凄く、豆腐が熱い。
アツアツなのは、覚悟をしていたがこれ程熱いか?
舌を焼き、焦がしそうな厚さである。
陳健一の麻婆豆腐の極意として、豆腐を茹でると言うのを、昔テレビで見た。
アツアツの豆腐に、アツアツの餡。
水を口に含むと、フーフーしながら麻婆豆腐を口に入れる。
うほ!まだ熱いな。
麻婆豆腐は中辛で注文したが、辛さに関しては、程よい辛さ。
まず口に入れて感じるのは、山椒の香りと刺激が鼻と口に溢れかえる。
今まで食べて来た麻婆豆腐は、辛さが先に来るか、挽肉の旨みが来たが、
この店の場合は、アレンジされているであろう山椒中心の香辛料の味と香り。
またそれが、何ともスペシャルな感じで、大人の麻婆を感じさせる。
中国山椒の極意、片鱗を見た気がします。
今まで、麻婆豆腐は辛味だと思っていました。
違うのです。
辛味を感じる前に、痺れと香りを感じて欲しい。
麻婆豆腐は痺れと香り。
これは間違いない!
では、私が食べて来た今までの麻婆はなんなのか?となる。
誤解を恐れずに言えば、中国から日本に来たら、随分丸くなったね。
それが答えか?
勿論、今までのも美味いには美味い。
カレーに例えれば、家庭と専門店か?
ライスを口に運ぶ。
真っ白に輝くまさしく、銀シャリ。
ツヤツヤの米は美味そうだ。
そして、確かに米も美味い。
スープは、特にお替りする必然性を感じない。
漬物は搾菜か。
やがて麺が来る。
スープを啜ると、割とイケる。
麺は加水率が低く、割とアルデンテな感じ。
この麺であれば、ラヲタも文句は言わないであろう。
それにしても、汗が出る。
辛くは無い。
山椒の刺激に、身体が辛さと思い、発汗を促す。
これ、中辛だぜ!
だが、頭のてっぺんから汗が出てくる。
私のテーブルの周辺は、カップル?夫婦か?愛人同伴か?w
その様な方々に囲まれながら、私は汗を拭い続ける。
勿論、持参のハンドタオルで汗を拭く。
は~毎度の事ながら、刺激系に付き纏うこの発汗、なんとかならんか?
それとも、更年期のお年頃だから、その影響もあるか?w
それでも、ライスはお替りをし、すべて完食。
担々麺は、スープもほぼ飲み干す。
少なくとも、麻婆豆腐に関しては、美味しいと思います。
担々麺も満足出来た。
今後、陳健一の看板を見つけたら、刺激を求め入る事でしょう。w
そして帰路、小田原で舌を冷やしました。w