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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

「君が代」アイテムにご用心!

2013-04-23 23:14:56 | 当該から

君が代」アイテムにご用心!~市民のネットワークから反撃を~

辻谷博子                             

府教委「君が代」不起立を理由に再任拒否!

 2012年度をもって私は38年間の教員生活に終止符を打ちました。いや、これは正確な言い方ではないかもしれません。私には定年後も教壇に立ち続ける意思があり、再任用を希望していたのですから。にもかかわらず、大阪府教育委員会は、「君が代」不起立、命令に服従しなかった私をまるで見せしめのごとく教育現場から排除する為に再任用を拒否しました。怒り心頭、許せません。

橋下教育改革の狙い

 橋下政治の狙いは、公教育のあらゆる領域を市場に任し、競争原理を強化し、そのことによって格差拡大貧困社会のあり方を肯定していくことにあります。

  それを許せば、この先、今以上に酷い労働現場であっても声さえあげることのできない若い労働者が教育を通して生まれることになります。競争に負けた者は自己責任の呪縛のもとに貧困生活を強いられることにさえなります。最も恐ろしいのは多くの人々が諦めの中でそれを受け入れてしまうことです。その先には憲法改正、9条破棄、軍隊の出現さえ見えてきます。その時、貧困の中で生き喘ぐ若者たちに兵士の道が用意されていることを想像するのはいともたやすいことです。

教育が危ない

教育が今ほど危ない時代はありません。私が、どれほど命令されようが「君が代」不起立を貫くのは、「君が代」に反対するばかりではないのです。「君が代」に立たないというだけで、「戒告」に引き続き「減給」処分。さらには、「警告書」なるもので免職をほのめかす府教委のやり方――これはすべての教職員に絶対服従を強いるための恫喝なのです。

「君が代」アイテムにご用心

これが「君が代」装置の為せる業なのでしょう。為政者にとって「君が代」というアイテムは実に便利な道具のようです。伝統と言う「文化の顔」を演出することによって、それを使えば難なく市民を思考停止の「右へならへ」状態へ導くことができるわけですから。教員の次は子どもに立て、歌えと「指導」されることは間違いありません。だからこそ私は「君が代」強制に身をもって反対して来たのです。

市民的ネットワークから反撃を

反撃は私たち一人ひとりの市民の手に任されています。私は「君が代」不起立減給処分・再任用拒否について大阪府人事委員会へ不服申立を行いました。しかし、法的闘争だけでは橋下政治にストップをかけることはできません。2.11「私たちは黙らない全国集会」は、市民的ネットワークの連帯・連携による橋下維新政治への対抗を宣言しました。学校選択制の導入、入試制度の改悪など、教育複合汚染が蔓延している大阪で、反撃していくにはネットワークが必要です。私自身は、これまでの学校という「内」からの闘いから、今度は「外」からの闘いに軸足を移します。これは私たち自身の自由と権利を守る闘いです。支援と連帯をよろしくお願いします。

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学校に競争主義はいらない~東三河:山崎和男さん~

2013-04-23 20:27:22 | 

フェイスブックを通して、さまざまな方と交流しています。愛知県の小学校教員の山崎和男さんもその一人です。今回は、山崎さんが出しておられるニュースを紹介します。

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今ならまだ抵抗できる~東京:田中聡史さんインタビュー~

2013-04-23 14:56:51 | 

東京の佐々木有美さん(ビデオプレス)から、入学式・卒業式で「君が代」不起立を続ける田中聡史さんのインタビュー動画のお知らせがありました。

田中聡史さんは橋下徹大阪市長と同じ歳だと聞いています。私は彼に何度かお会いしましたが、人として教員として信頼に値する方だと思いました。初めてお会いしたとき、彼は、なぜ橋下市長が今のような教育政策を取るのかいぶかしみ、また心を痛めておられました。田中さんってそんな方です。

東京都教育委員会は彼に対し処分を検討しているとのことです。4月25日に出されるかもしれません。処分をするなの声を届けてください。

レイバーネット日本の記事を掲載します。

 

処分を前にして「君が代不起立」の思いかたる

~田中聡史さんインタビューを動画アップ

 

田中インタビュー(YouTube 13分)

「抵抗すれば命が脅かされる時代もあった。今ならまだ抵抗できる」と田中聡史さんは語った。田中さんは44歳、都立板橋特別支援学校の教員だ。4月9日の入学式で、連続5回目の「君が代」不起立をした。3月の卒業式の不起立では、減給(10分の1)1ヶ月の処分を受けている。都の分限処分指針によれば、繰り返し同じ服務事故(この場合、不起立)を起こすと免職にされる可能性もある。4月25日の東京都教育委員会で、入学式の処分が決定される。処分をまえに、田中さんの不起立の思いを聞いた。「不起立は運動の基点、植物の種のようなもの。これがなくなれば、強制反対の運動は続かない」、田中さんは静かに語り始めた。(佐々木有美)

聞き手=ビデオプレス 収録=2013年4月21日

 都教委は田中さんを処分するな(根津公子)

 

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