2012年3月、橋下維新政治のもと、大阪府に教育に関する諸条例が制定されました。全国に先駆けて新自由主義教育改革の断行を宣言したわけです。
府立学校条例もそのひとつです。第1条には「府立学校の効果的かつ効率的な運営を行い、もって府民の信頼に応える学校づくりに資することを目的とする。」とあり、そのために、第2条2項で「入学を志願する者の数が三年連続して定員に満たない高等学校で、その後も改善する見込みがないと認められるものは、再編整備の対象とする。」とあります。
大阪府教育委員会はこの条例に基づき池田北高校と咲洲高校の廃校を決定しました。一面的な「効果」と「効率」を謳い、定員に満たないことを学校の努力不足と、現場の教職員に責任を押し付けるやり方は納得できるものではありません。
「改善する見込みがない」-学校の価値は志願者数のみで決められるのでしょうか。
かつて元文部官僚寺脇研氏は講演の中で、ある教育委員会官吏から「府立高校1高潰せば30数億予算がうく」と聞きあきれ返ったと話されていました。
いま、条例がふたつの高校に毒牙をかけようとしています。
ふたつの高校の保護者を中心に「池田北高校・咲洲高校を守る会」が立ち上がりました。
私たちは、この問題をふたつの高校だけの問題とは考えていません。大阪府がイギリスやアメリカの教育改革の失敗の轍を踏むかどうかの問題です。署名・支援をよろしくお願いします。
ZAZAのメンバー増田俊道さんは、元池田北高校教員です。増田さんからの署名予定の連絡を下記に掲載します。
署名活動の予定
9月29日(月)16:30~ 阪急池田駅前
10月 5日(日)13:45~ 梅田
10月 6日(月) 7:50~ 池田北高校校門前
16:30~ 阪急池田駅前
10月12日(日) 伏尾台住民運動会
10月19日(日)14:00~ 阪急池田駅前
10月26日(日)10:45~梅田
ぜひ、たくさんの方のご協力をお願いします。
府高教のHPでチラシや署名がダウンロードできるので、
みなさんの周囲でも署名をとっていただけるとありがたいです。
チラシ(表面)
http://www.fukokyo.org/data/docs/140924_bill_A.pdf
チラシ(裏面)
http://www.fukokyo.org/data/docs/140924_bill_B.pdf
署名用紙