橋下市長、松井知事が擁護すればするほど中原教育長の泥船は沈んでいく。
教育合同HPから二回に分けて転載させていただきます。
http://www.ewaosaka.org/index.htmlより
第三者機関設置へ 大阪府養育委員会教育長中原のパワハラ問題②
「がまんにがまんを重ねてきた。もういやだ」
教育委員会の機能不全に危機感
そのやりとりの中で最も饒舌だったのが陰山委員長です。陰山委員長は自らが教委会議を仕切る立場であるため、このままでは次回教委会議自体が成立しない、という危機感をあらわにしていました。その中で出てきたのが冒頭の発言ですが、ほかにもこのようなことを言っていました。
「前回の議事録が世に出るのはつらい。あれほど重く苦しい時間はなかった」「認定こども園の審議について私も全然納得がいっていない」「違法状態で決定した条例案であることを知事部局はわかっているのか」「今日ネットで、この問題が教育委員会に諮られず委員長専決で行なわれたと教委事務局が回答しているのが流れているのを見て、エェー!と思った」「中原・立川の件は異常事態であり、公平性よりも緊急性だ」「なぜ、あれほど裏で代決承認を急いで、表の会議では自由討論としたのか理解できない」「実教出版の教科書問題の時に公明党議員より委員長と教育長はもっと協力してやってほしいと言われ、以来ずっと我慢してきた」「この間、事務局から送られてくるペーパーも疑っている」「次回、認定こども園の代決承認を自分がするのか。いやだ」――そして極めつけが「中原教育長との信頼関係は、ない。くずれている」
全社のTVカメラが入った公開の場で委員長がここまで言うのはそれなりの覚悟あってのことでしょう。
途中非公開に
結局、3名の委員の賛成挙手により、前記①~③について、第三者による調査をおこなう、人数は2~3名、基本的にハラスメント問題に識見の高い弁護士や教育に詳しい人物、ただし府教委には関与していないこと、11月21日(次回教育委員会会議)を目途として、とくに①を優先的に調査する、などを決議し、ここからは具体的な名前を挙げての人選になるので非公開とする、ということで、傍聴・報道は退出しました。しかし漏れ聞くところによると、その後も2時間ほど会議は続いたそうです。
組合にとっては、ここまで橋下維新の教育破壊に協力してきた教育委員全員の責任を問いたいところですが、それでもとくに、陰山委員長・小河委員の言葉は、その中で複雑な思いを抱え持っていた苦渋が滲み出るものでした。
また、立川委員に対して松井知事が「組織人としてまちがっている」と非難・中傷した問題も、立川委員が決定以前に発言できる機会すらなかったことが明らかになった今、これもパワハラ事件として批判・抗議しなければいけません。
ここは、中原教育長辞任から松井・橋下の責任を追及し、橋下維新打倒に向けて全力で闘いましょう。