グループZAZA

「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

アメリカでも議論に 国歌斉唱不起立

2016-10-01 22:10:34 | 当該から
みなさんは、アメリカで起こったコリン・キャパニックアメフト選手の国歌不起立についてどのように思われたでしょうか?英国人ジャーナリストアレックス・マーシャルさんは、かつて私たちグループZAZAのメンバーからも取材された方ですが、今回の事件から日本の根津公子さんにインタビューされ、キャパニック選手は日本人でなくてよかったと皮肉を込めてアメリカの雑誌に寄稿されました。下記は教育合同ニュースに寄稿したものです。お読みいただければ嬉しいです。

http://www.ewaosaka.org/page_news/kyoikugodo_news_593.pdf

アメリカでも議論に 国歌斉唱不起立

【辺野古判決にに批判殺到】
沖縄の辺野古埋め立てを巡り、国が県を訴えた福岡高裁判決(9/16国側勝訴)に痛烈な批判が吹き起こっています。固定観念に基づいた判断だ、最初から答えは用意されていた、三権分立が機能していない等々です。批判はもっともで日本の司法の問題性が見事に露呈したといえます。

【三権分立を捨てた司法】
 実は同じことが大阪「君が代」裁判でも起こっています。大阪地裁「君が代」不起立減給処分取消訴訟内藤判決(7/6)に、信じられないような誤りがありました。当該の人事委員会戒告処分不服申立審査は、現在審理中です。にもかかわらず、判決文には「人事委員会は戒告処分を承認するとの裁決を行った」と。その時は唖然とするばかりでしたが、これは辺野古裁判と同じ構造だと思いました。つまり、国家の威厳や権力は、県や個人の権利を踏みにじってでも優先するという点で2人の裁判長の判断は共通しています。

【アメフト選手 国歌斉唱を拒否】  
最近、アメリカンフットボールの試合で、「黒人や有色人種を抑圧するような国の国旗に敬意は払えないので起立はしない」として国歌斉唱を拒否したコリン・キャパニック選手のことが大きな話題になりました。オバマ大統領はこれを表現の自由の問題だと明確に彼を擁護しました。
 世界の国歌を取材し、『共和制か死か』を著した英国人ジャーナリスト/アレックス・マーシャル氏は、米国の雑誌に、こうした抵抗運動がどのように受け取られるかによって、その国の国家主義の現状が露呈されるといくつかの国の抵抗運動を披露しています。
とりわけ根津公子さんの長年にわたる「君が代」不起立の抵抗を詳細に紹介し、日本の国民の大半がこのような粗暴な「君が代」強制を受け入れている事実はおそらくこの国が国家主義に大きくシフトしていることを示しているだろうと諧謔(かいぎゃく)を弄して「キャパニックは日本人でなくてよかった」と、その論考を結んでいます。
 個人の自由がこれほどまでに脅かされ、国家主義が闊歩していることに当の日本人が一番鈍感なのかもしれません。

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揚げるな「日の丸」!降ろせ「日の丸」!平和を掲げろ!

2016-10-01 19:09:44 | 大阪ネット
「日の丸・君が代」強制反対・大阪ネットの事務局・山田光一です。

 高槻市立小中学校への「日の丸」常時掲揚を許さない会では、10月の反「日の丸」アクションとして(10/1は土曜日なので)10/3(月)朝7:45から高槻市役所前でビラ(下記内容)まきを行います。その後、高槻市教委への要望書提出行動をします。朝早い行動ですが、都合がつきましたら、ご参加・ご協力をよろしくお願いします。


市役所職員の皆様に

揚げるな「日の丸」!降ろせ「日の丸」!平和を掲げろ!

                      高槻市立小中学校に「日の丸」の常時掲揚を許さない会
                             【連絡先】:高槻市牧田町6-23-103
                                   和田たかお ℡694-1139

 日本国憲法は前文で「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。」とたからかに謳っています。
 しかし、安倍政権は昨年9月19日、多くの反対の声を無視して戦争法を成立させ、戦争のできる国にしてしまったのです。知識人の違憲との指摘を無視し、国家としての戦争推進体制作りを強引に推し進め、「再び戦争の惨禍」へと邁進しようとしています。
 学校現場では、侵略のシンボルだった「日の丸・君が代」を強制し、誤った愛国心教育を強引に推し進めるため、職務命令を乱発し、処分で恫喝して教職員に卒業式・入学式での「日の丸」の掲揚と「君が代」の起立斉唱を強要しています。
 大阪では起立斉唱を3回拒否すれば解雇するとの条例まで作って、「教え子を再び戦場へ送るな」の理念を学校現場から消し、戦前同様、戦争に協力する教育実践を強要してきています。
 そうした中、昨年9月28日の高槻市議会で、「ぜひ学校に国旗の常時掲揚をしていただき、国家に誇りを持ち、国旗について正しく理解ができるよう指導していただきたい」と教育委員会に要望する発言があり、髙槻市教委は、この要望に同調するかのように、6月1日に市民に何ら説明もなく、市議会に諮ること無く、「日の丸」の常時掲揚に踏み切りました。
直ちに、私たちは、教育委員会に「日の丸」常時掲揚の根拠を質問しましたが、「公開の場での教育委員会の審議・報告はしていない。」「施設管理上の観点から常時掲揚を実施することとしたもので、教育内容について変更を生じるものではない。」と回答し、一切の説明責任を放棄しています。

私たち常時掲揚を許さない会は、6月28日に「子どもたちは、何の説明もなく唐突に掲揚された、「日の丸」の元での教育を強いられ、人権教育を根底から覆す、『国家による学校統制=戦前の国民教育』をする学校に毎日かよわなければなりません。子どもへ重大な影響を与える今回の「日の丸」常時掲揚に強く抗議します。」との見解を表明し、「緊急に説明を求める申し入れ書」を提出しました。
私たち常時掲揚を許さない会は、市教委との話し合いを実現させ、「日の丸」の常時掲揚撤回の動きをつくり、高槻に人権を大切にする平和教育に立ちかえるように強く働きかけていきます。ご支援のほど、宜しくお願いします。            2016、10,3
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