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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

日の丸・君が代」強制反対・大阪ネット通信(4/5)

2017-04-06 13:49:09 | 大阪ネット

29~31日府教委交渉でも、梅原さん再任用再審査せず!今後も闘い継続を!

①3月29~30日に、府教委前での情宣(500枚づつ、この間で総計約5千枚配布)。職員がビラを手に、時にはそれを見ながら話している姿も〔この間、多くの職員からの挨拶もありやはり注視されていると推測〕。梅原さん再任用不合格取り消し署名も第3次提出939筆で、総合計2327筆に(その後に遅れての到着分も500筆以上あり後日に追加提出を)。

また30日の記者会見には毎日・読売・共同通信が出席、約1時間にわたって質疑がかわされました(なお同じ日にもう一人の「不起立」での不合格者の方も記者会見)。当日の毎日夕刊とさらに翌日朝刊に、商工労働部の改善要請も含めて掲載(他に大阪日々紙)。〔添付の4・3ビラの裏表の記事ご参照を〕


②29日(+30日)の府教委回答・交渉では、28日提出の梅原さんの「2名の審査のやり直し」、それが不可なら審査会の見解を示せとの要求書への回答を迫りました。〔添付の3・30ビラをご参照を〕当初、再任用審査会の再審査はしないとの回答でしたが、要求書は再任用審査会会長もじっくりと見ていたとの言及はあるものの、その責任主体が曖昧であった点については、最終的には、事務局案に基づき、「栗山参事も関与」しての「審査会としての決定」と言明。激しく追及しましたが、再審査はしないと居直り続けました。

さらに31日にも説明を要求し続けました。「個人情報の目的外使用」との指摘に対しては、「意向確認」は「過去の勤務実績の把握」の一環として行ったので、条例違反ではない。また審査会の再審査をしない理由は、過去になされたことはないので(特にない)との回答のみ。13時半~17時近くまでやり取りは続いたが、あとは「言えない」「答えない」と沈黙の連続でした。


③今後も、梅原さんのことのみならず、以降の「不起立」・再任用の問題や森友学園にみられる「戦争する国」へむけた教育への闘いを継続していきますので、今後ともよろしくお願い致します。またML問題での不備をお詫びするとともに、近く運営委員会での決定を踏まえて、大阪ネットの見解とML改廃等について何らかの方法でお知らせ致しますので、今、しばらくお待ちください。
〔お問合せは山田:メール:k09059000783@docomo.ne.jp〕

〔予定〕
4/8(土)山田さんを支える会(14時~高槻市民会館206)「君が代」不起立裁判を裁く
          瑞穂の國記念小學院問題・市民集会(18時半~住まい情報センター)
13(木)ピース大阪リニューアル裁判(府)・第1回控訴審(15時~高裁73)
         ホットライン〔入学式〕(19時~エル)
14(金) ピース大阪リニューアル裁判(市)・第1回控訴審(15時~高裁82)
18(火)辻谷さん裁判・高裁第2回弁論(14時半~高裁82)
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まるで共謀罪法案を先取りするかのような最高裁判断だ!

2017-04-06 12:11:54 | 「君が代」裁判
ZAZAの一員である「君が代」減給取消訴訟当該奥野泰孝からのメッセージです。多くの方に最高裁の不当性を訴えます。



4日の夕刊に私の最高裁上告の却下が報じられた。

30日付の通知であったが、記者会見等で私の見解を述べる前に各社が小さい記事を載せた。

小さい記事だが大きな問題をはらんでいる。

上告人の意見が反映されてないこと。

「積極的に秩序を乱そうとした」と言う判決理由が通れば、秩序を乱そうとしているとみなしただけで処分を出せることになる(共謀罪法案につながる)。もちろん私は秩序を乱そうとしたわけではない。

法廷での管理職の証言はは「奥野が立たないので不安に思った生徒がいると思う。」というものであり、何も実証されていない。妄想とも言える。それを地裁、高裁と認めてきて、最高裁で確定されてしまったのだ。

「受付業務を命じられていたのに式場に入った」という見立てもおかしい。受付業務が終われば式場に入ることは昔も今も学校現場で行われている。「式場に入るな」という職務命令は文書でも口頭でもなかった。このことは法廷で確認されている。

それでも処分者側は黙示の職務命令があったと言い、裁判所は「口頭で言われてなくても奥野は分かっていたはず。分かっているのに入ったのは悪質。」と言う。

今回の却下理由をきちんと述べないままの最高裁による却下は、「逃げ」であり、日和ったか、忖度があったと言う証拠だと思う。そう言うことを広く発信したい。そうでなければ、君が代強制反対が真摯な思いからでなく、「秩序を乱そうとしている」と言う裁判所の判断が社会的にも浸透してしまう。

(毎日新聞4日夕刊 の記事)
大阪府立支援学校の卒業式で、君が代斉唱時に起立して歌わなかったとして減給処分を受けた教諭、奥野泰孝さん(59)が府に処分取り消しを求めた訴訟で、原告敗訴の2審判決が確定した。最高裁第1小法廷(池上政幸裁判長)が3月30日付で、奥野さんの上告を退ける決定をした。奥野さんは、卒業式での君が代の起立斉唱を定めた府条例について、思想や良心の自由を侵害しており憲法違反だと主張。1審大阪地裁判決は「式典を円滑に進行させるためで違憲ではない」とした上で、奥野さんが積極的に秩序を乱そうとしており、処分は重すぎないと判断した。2審大阪高裁も支持した。確定判決によると、奥野さんは2013年3月の卒業式で、学校に式場外での受け付け業務を命じられていたが場内に入り、君が代を起立斉唱しなかった。府教委は、減給1カ月の懲戒処分とした。
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