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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

「オリンピック教育」批判ビラまき続報

2017-04-20 20:34:23 | 渡部通信
渡部通信を転載します。これを読むと、東京の学校ってひどいって思います。このままいくと、大阪の学校もこんなふうになっていくんでしょうか!?まるでイジメじゃないですか。これでは、学校でいくらイジメ対策をしたって生徒たちは見ていますよ!

以下、渡部通信より〜

昨日(4月19日)「共謀罪」が実質審議入りしました。
安倍首相は、3年後の東京オリンピックにおける「テロ対策」を強調しました。
しかし、ビラにも書きましたが、オリンピック招致に当たって彼は、
「2020年を迎えても(東京は)世界有数の安全な都市」と強調し、
またオリンピックは僅か1か月にも満たないのです。
「オリンピック」は、人民大衆・とりわけ若者をだます口実です。
安倍首相はやはり「デマゴギー政治家」です。

昨日夜、日比谷野外音楽堂で、
<辺野古の海の埋め立て工事強行を許さない!4・19大集会>
が開かれました。
沖縄から集会に駆けつけた山城博治さんは、
「共謀罪」に関して次のようなことを述べました。
 「私に対する逮捕は共謀罪先取りの弾圧だった。
 取り調べの中で『共謀・共犯を明らかにせよ』と繰り返し聞かれた。
 だから私に対する弾圧は抗議する全国民に対する弾圧だ。
 戦争の事態が全国に向かっている。
 腹を決して、アベの暴走を許さない、
 戦前のような暗黒社会に戻さないようにしよう。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「オリンピック教育」批判ビラまき続報です。

本日(4月20日)
<農芸高校>7:40~8:30
 「戦争をさせない杉並1000人委員会」の方と3人でやりました。
 早い時間に登校してくる生徒たちは、
 時間的余裕があるのか、ビラの受け取りは比較的いいです。
 「オリンピックと共謀罪のビラです。共謀罪を知っていますか」
 と言って渡していると、一人の男子生徒が立ち止まって
 「知っている。テロなど準備・・とか言うのでしょう」
 と言ってビラを受け取っていきました。
 
 しばらくすると、卒業式の時にビラまきに対し
 しつこく妨害してきた副校長が出てきました。
 そして、「ここは出入りが激しいから向こうでまいてくれ」と言います。
 私たちは正門の脇の方でまいていましたから、
 そのままビラまきを続けました。

 そのうちある男子生徒が、
 私たちの仲間から受け取ったビラを手に取って、
 これみよがしにぐしゃぐしゃにし、
 副校長の方を向いて「こうしたやった」とばかりに笑い、
 副校長も「それでいいんだ」とばかりに笑っていました。
 
 そこで、私は大声で
 「何をするんだ。そんなことをして恥ずかしくないのか。
 それはいじめと同じだ。」と怒鳴りました。
 その生徒はそのまま校舎に入っていきましたので、
 私は副校長に向かって大声で、
 「副校長、あなたはなぜ生徒を注意しないのか。
 こんなことを許すのか」、と糾しました。
 副校長は黙ったままでした。

 副校長は門前にずっーと立っていたので、
 生徒たちはビラをとりにくかったと思います。
 それでも、副校長が見ているにも関わらず、
 その傍から何人かの生徒はビラを受け取っていきました。
 
 昇降口付近に例のごとく「ゴミ箱」が置いてありましたが、
 その中にビラを入れた生徒はいなかったようです。
 
 ところで、登校途中の小学生の話です。
 多くの小学生は「大丈夫です」と言ってビラを受け取りません。
 そこで、ある生徒に「先生に言われているの?」と聞くと、
 「学校の決まりです」という答えが返ってきました。
 そこで、「おかしな決まりだね」と言うと、
 「おかしくありません」と言って去って行きました。
 
 戦前、親や大人が戦争について「おかしい」と言うと
 子どもたちが、逆に親や大人を批判したという話を聞きますが、
 今また同じようなことが「教育」を通して行われつつあるようです。

 なお、ビラは62枚まけました。
 ニュースなどで「共謀罪」が流れていますので、
 知っている生徒たちも増えているようです。
 一人でも多くの生徒たちにビラを読んでもらい、
 疑問をもってもらいたいと思っています。
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卒業式処分に断固抗議する! 処分者数延べ480名に

2017-04-20 20:14:51 | 「君が代」裁判
被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団の近藤徹さんからのメールを添削します。

「処分撤回を求めて(448)<速報>都教委の卒業式処分強行に断固抗議する!」

◆卒業式処分に断固抗議する! 処分者数延べ480名に

4月13日東京都教育委員会(都教委)は第7回定例会で、3月の卒業式で「君が代」斉唱時に起立しなかった都立高校教員2名の懲戒処分(不起立4回目に対し減給10分の1・1月、同3回目に対し戒告)を決定し、本日4月20日、処分発令を強行しました。

これにより、卒業式・入学式などで「君が代」斉唱時の起立・斉唱、ピアノ伴奏を強制する都教委の10・23通達(2003年)による処分者数は延べ480名となりました。

私たちは、都教委の卒業式の不当処分に満身の怒りを込めて抗議すると共に、卒業式被処分者を対象に予定されている服務事故再発防止研修(5月10日(水))の中止を求めるものです。

◆卒業式処分の内容

都教委卒業式処分発表(都教委HP)
卒業式における職務命令違反に係る懲戒処分について
   ↓
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/pickup/p_gakko/p_hukumu/170420.pdf

◆処分内容、処分者数

今回の都教委発表の処分者数・処分の内訳などは以下の通りです。
<卒業式の処分の内訳> (  )内は近藤による注釈
1.都立工芸高校  減給10分の1・1月(不起立処分4回目)
2.都立葛西南高校 戒告(不起立処分2回目)
  計2校2名
<学校種別> 都立高校
<発令日> 4月20日


◆都教委に抗議の電話・FAXを集中してください。→数は力です。

「都立高校教員2名に対する不当処分に抗議する」などの内容の電話・FAXをお願いします。

【抗議先】東京都教育庁 新宿区西新宿2-8-1
◎教育庁総務部教育情報課  電話 03-5320-6733 FAX 03-5388-1725
◎教育庁人事部職員課    電話 03-5320-6792 FAX 03-5388-1729
◎教育長          FAX 03-5388-1725

被処分者の会は抗議声明を発砲しました。長くなりますが最後までお読みください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
卒業式における「日の丸・君が代」不当処分に抗議する声明

 4月13日、東京都教育委員会(都教委)は第7回定例会を開催し、卒業式で「君が代」斉唱時に起立しなかったことを理由に都立高校教員2名に対する懲戒処分(不起立4回目に対し減給10分の1・1月、同3回目に対し戒告)を決定し、本日4月20日、処分発令を強行した。この処分は、「懲戒権者の裁量権の範囲を超え、違法」として減給以上の処分を取り消した最高裁判決および確定した下級審判決の趣旨をないがしろにする暴挙である。
 今回の処分によって、「10・23通達」(2003年)に基づく処分者数は、延べ480名となった。
この大量処分は、東京の異常な教育行政を象徴するものであり、命令と処分によって教育現場を意のままに操ろうとする不当な処分発令に満身の怒りを込めて抗議し、その撤回を求めるものである。

 処分発令と同時に、都教委は、被処分者に対して、5月10日に始まり3か月に亘る服務事故再発防止研修の受講命令を発した。再発防止研修は、2012年から質量ともに強化され、「思想・良心の自由」と「教育の自由」に基づく信念から不当にも処分された教職員に対して、セクハラや体罰などと同様の「服務事故者」というレッテルを貼り、反省や転向を迫るもので、日本国憲法の精神を踏みにじるものである。
 これは、「繰り返し同一内容の研修を受けさせ、自己の非を認めさせようとするなど、公務員個人の内心の自由に踏み込み、著しい精神的苦痛を与える程度に至るものであれば、そのような研修や研修命令は合理的に許容される範囲を超えるものとして違憲違法の問題を生じる可能性がある」とした東京地裁決定(2004年7月)にも反しており、私たちは、憲法違反の再発防止研修を直ちに中止するよう求めるものである。

 東京「君が代」裁判一次訴訟および二次訴訟の最高裁判決には、「すべての関係者によってその(紛争解決の)ための具体的な方策と努力が真摯かつ速やかに尽くされていく必要がある」(2012年1月16日 一次訴訟 櫻井裁判官)、「謙抑的な対応が教育現場における状況の改善に資するものというべき」(2013年9月6日 二次訴訟 鬼丸裁判官)など、かつてなく多くの補足意見が付された。最高裁判決は、明らかに強制と処分ではなく、話し合いによる解決を求めているのである。
 にもかかわらず、都教委は再三にわたる被処分者の会、原告団の要請を拒んで紛争解決のための話し合いの席に就こうともせず、最高裁判決の趣旨を無視して「職務命令」を出すよう各校長を「指導」し、全ての都立学校の卒業式で例外なく各校長が「職務命令」を出し続けている。それどころか、二次訴訟の最高裁判決(2013年9月)及び第三次訴訟の地裁判決(2015年1月)によって減給処分を取り消された教職員(今回減給処分を発令された教員を含む現職の都立高校教員 計16名)に対し、改めて戒告処分を発令(再処分)するという暴挙を繰り返すなど、司法の裁きにも挑戦するがごとき都教委の姿勢は、都民に対して信用失墜行為を繰り返していると言わざるを得ない。

 東京の学校現場は、10・23通達はもとより、2006年4月の職員会議での挙手採決禁止「通知」、主幹・主任教諭などの新たな職の設置と業績評価システムによって、教職員が口を塞がれ、もはや学校は機能麻痺を起こしていると言っても過言ではない。「もの言わぬ教師」が作り出されるとき、平和と民主主義は危機を迎える。
 都立高校では、今年度から“高校版の道徳”と懸念される新科目「公共」を先取りして「人間と社会」が導入された。生徒たちの心を縛る教育が猛威を振るい、教師たちがその実行部隊にされている。

 私たちは、東京の学校と教育の危機的状況を打ち破り、自由で民主的な教育を甦らせ、生徒が主人公の学校を取り戻すため、全国の仲間と連帯して「日の丸・君が代」強制に反対し、不当処分撤回を求めて闘い抜く決意である。この国を「戦争をする国」にさせず、「教え子を再び戦場に送らない」ために!

2017年4月20日
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会・東京「君が代」裁判原告団
  共同代表  岩木 俊一  星野 直之
  連絡先:事務局長 近藤 徹  携帯:090-5327-8318 e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◆被処分者イジメの再発防止研修を中止せよ! 反省すべきは都教委だ!

都教委は処分発令と同時に、処分された教員に「反省・転向」を強要する「再発防止研修」<5月10日(水)>の受講命令を発令しました。一体何を反省しろと言うのでしょうか。思想・良心の自由を侵害し「良心を鞭打つ」憲法違反の再発防止研修の中止を求めます。

都教委が同研修を強行した場合は、下記の抗議、該当者支援行動を展開します。なお、時程は現段階では予定です。

★再発防止研修抗議・該当者支援行動 
  都教職員研修センター前(JR・地下鉄水道橋。都立工芸高校隣)
  8時20分行動開始 
  8時35分弁護団申し入れ
  8時50分該当者(受講者)入場 
  9時~ 研修
  12時30分(予定)研修終了後の該当者激励行動
  主催:被処分者の会
 *相手の挑発に乗らず、整然と行動するご協力ください。


◆粘り強く闘われている「君が代」訴訟の2つの判決の傍聴支援をお願いします。

★東京「再雇用拒否」第三次訴訟・高裁控訴審判決~逆転勝訴をめざして
 (東京高裁第5民事部。2011年再雇用拒否の損害賠償請求、原告3名)
 4月26日(水)
  12時30分 弁護士会館集合・写真撮影
  12時40分 高裁に向けて入廷行動
  12時45分 傍聴希望者集合(抽選なし・先着順)
  13時15分 開廷・判決
  東京高裁511号(定員42名) 
  報告集会:ハロー貸会議室虎ノ門(裁判所から6分。案内あり)
 *混雑が予想されますので早めにお出で下さい。入廷できなかった人は裁判所前でお待ちください(旗出しあり)。

★東京「君が代」裁判第四次訴訟・東京地裁判決
 9月15日(金)
  12時20分原告・支援者弁護士会館集合 
  12時30分行進(弁護士会館→裁判所)
  12時40分 傍聴希望者集合(傍聴抽選なし・先着順)
  13時10分開廷・判決 
  東京地裁527号法廷
。 (以上は予定です。詳細は追って連絡。)
 *混雑が予想されますので早めにお出で下さい。入廷できなかった人は裁判所前でお待ちください(旗出しあり)。

<東京地裁・高裁への行き方> 地下鉄霞ヶ関A1出口。徒歩1分。


■森友疑惑徹底糾明! 
 現代版治安維持法「共謀罪」法案を廃案にしよう!
************
「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
東京「君が代」裁判原告団
事務局長 近藤 徹
携帯:090-5327-8318
e-mail:qq947sh9@vanilla.ocn.ne.jp
Facebook: https://www.facebook.com/profile.php?id=100015095324236&lst=100015095324236%3A100015095324236%3A1491337823
事務所:〒160-0008 新宿区三栄町6 小椋ビル401号
    →現事務所は5月10日で閉鎖となります。
被処分者の会HP↓(4月6日更新。下の青のアドレスをクリック・アクセス可)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~hishobunshanokai/
都教委要請書・回答、各種資料、判決文、声明文、行動予定等入手可能。
************

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減給処分取消訴訟控訴審結審

2017-04-20 00:17:04 | 「君が代」裁判
2017年4月18日、辻谷「君が代」不起立減給処分取消訴訟控訴審は、控訴人・被控訴人よりそれぞれ
第2準備書面が出され結審しました。判決は8月31日午後2時、高裁82号法廷にて出ます。

2014年1月20日、そもそも減給処分の根拠となった大阪「君が代」条例は憲法違反であると、大阪地方裁判所に訴えて以来、既に3年と数ヶ月が過ぎました。此の間、大阪の司法のあまりにも酷い現実を垣間見ることになってしまいました。

特に昨年7月6日地裁内藤裕之裁判長によって出された判決は、審理中であるはずの人事委員会戒告事案にについて処分を承認するとの裁決が出たと、まさに偏見に基づく事実誤認に、私たちは、裁判所前で告発のビラまきををしましたが、 内藤裕之裁判長からは納得のいく説明も謝罪も一切ありませんでした。

司法がこれほどまでに堕落しているとは。いったい私たちの訴えをどのように審理したのか不信感を払拭することはできません。即日控訴してからまだ1年も経っていません。同じ過ちが繰り返されることはないと思いながら、これまでの「君が代」裁判を振り返れば、たった2回の法廷で十分な審議が尽くされるのか疑わしい面もあります。

被控訴人は、先般の奥野泰孝「君が代」減給処分取消訴訟上告棄却を、4月3日早速証拠として新たに提出しています。まるで、前例に従えと言わんばかりでです。

しかし、この点については、控訴人側代理人の弁護士から裁判官にきっちり念押しがありました。

それは、
控訴人側から今回証拠として提出した早稲田大学憲法学西原被博史教授の鑑定意見書について
これは今までのどの裁判においても主張されていない主張である条例下の「君が代」強制は、直接な思想良心の自由を制約するものであると述べられている被控訴人側はその準備書面において実に38ページ中27ページの紙面を割いて論してい。被控訴人が新たに証拠として提出した奥野減給処分取消訴訟上告棄却の判断は、西原意見書以前の判断である。本裁判においては、そこのところを十分踏まえたうえで判決をお願いしたい。
というものでした。

それに対して、裁判長は控訴人側からの発言として記録しておきます、と応えました。

今後私たちは、西原意見書を多くの方々にご理解を求めていきたいと思います。


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