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「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

創作劇『“君が代”不起立裁判を裁く』報告

2017-04-09 09:17:50 | 当該から

昨日、4月8日は第28回山田さんを支える会でした。劇を見たMさんは次のように感想をFacebookに投稿されていました。

〜素晴らしい法廷劇でした。裁判長が良心の呵責の末、山田さんの訴えを認め、賠償金2000万円以上の判決を出すという下りに、大笑いしながらもなぜかジーンとしてしまいした。〜

 

山田肇さんより


『“君が代”不起立裁判を裁く』という創作劇を、成功裡に行うことができました。
雨の中、見に来て下さった方々、ありがとうございました。
見て下さった方々の笑いや拍手、また、感想に元気をいただきました。

この創作劇『「君が代」不起立裁判を裁く』は、「君が代」不起立を唯一の理由として
合格していた再任用を取消され、その撤回を求める裁判の山場であった証人尋問、
11/24の本人尋問のやり取りを再現&フィクションもまじえた劇でした。

実際の本人尋問では、永嶋弁護士の質問にはすらすらと答え、また、府教委側や高槻市側弁護士の質問には、もちろん何を質問してくるか分からなかったので、
真剣勝負そのもので、質問してきたことについて、その場で考えたことを「ストレート」に言いました。

しかし、劇となると、難しいものです。脚本にしばられてしまいます。
これの次はこのせりふ(発言)と順序立てて頭に入れ、せりふ(発言)を言っていかないと、弁護士役の人を困らせ、脚本通りに進まなくなります。これが、なかなか難しいところでした。

しかし、ナレーター役のMさん、裁判長役のWさん、原告側弁護士役のYさん、
また、府教委側弁護士役のWさん、高槻市側弁護士役のNさんらのそれぞれの役にふさわしい実に堂に入った演技に助けられ、1時間10分あまりの劇を最後までやりきることができました。

見てもらった方からも、
「たいへん楽しく、今回の劇を見ました。会場からも笑顔で楽しんでいるようでした」
「非常によい創作劇でした。裁判の内容がよく分かりました」
「熱演ありがとうございました。何が論点になっているのか、よく分かりました」
「予測の何倍もの大作でした。全国各地での再演を希望します」
という、ありがたい感想を書いていただきました。

さて、「君が代」不起立を唯一の理由として、合格していた再任用を取り消され、その撤回を求める裁判もいよいよ、5月10日が判決とされています。
それを前にして、この劇で最後にナレーターが言ったことを書いておきます。

5月10日の判決は、憲法を尊重し、裁判官の良心に従った判決が出されるものと信じて疑いません、と言いたいところですが、さて、どうでしょうか?
それは分かりませんが、予想はつきます。
しかし、どんな判決が出されようとも、「君が代」を立って歌えという職務命令を出した方こそが「教育に対する信用を著しく失墜させ」「非行」を犯したこと、
そして、山田さんらの「君が代」不起立は教師としての良心にもとづく行動であったことは、歴史が明らかにするでしょう。

Blog
『ブラックボードに義』
http://blogs.yahoo.co.jp/yamada55132

コメント
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