8月30日、田中聡史さんへの再発防止研修が行われます。どうか多くの方々が抗議行動に参加されることを願っています。グループZAZAは残念ながら当地に出向いて抗議することは叶いませんが、大阪の地より精一杯の支援と連帯のエールを送ります。
以下に、根津公子さんのメールを掲載します。
「君が代」不起立を続けている板橋特別支援学校の教員・田中聡史さんのたたかいについて、この間何度かお知らせと支援のお願いをさせていただいてきました。
きょうは、30日に都教委が田中さんに対して行なう再発防止研修に抗議する行動への参加を呼びかけます。
8月30日(金)は都教委が板橋特別支援学校に押しかけての「再発防止研修」の4回目です。
河原井・根津らの「君が代」解雇をさせない会では、校門前で次の行動を行います。どの時間帯でも結構ですので、どうぞご参加ください。
◆7:30~8:30
出勤する職員に向けてチラシ配り
◆8:40
中止を求めて校長に申し入れ
◆10:00~11:00
「再発防止研修」抗議
*板橋特別支援学校は三田線の高島平駅東口の北側から徒歩5分です。
都教委は「君が代」不起立で処分をした教員に対し、「再発防止研修」を行い、思想の転向を迫っています。
「君が代」不起立処分の撤回を求めた裁判で、昨年1月の最高裁判決が、「過去の処分歴」のほかに「不起立前後の態度等」が悪ければ「戒告を超えるより重い処分」をしてもいい、と判じたことを使い、都教委は昨年からの「再発防止研修」の質と回数を非常に悪質化させました。これだけの回数「再発防止研修」を設定し、反省の機会を与えてやったのに反省がなく、不起立をやめない。そのような教員には重い処分をするということです。
都教委は最高裁判決から1年後のこの春の田中さんの不起立に対し、最高裁判決が原則禁じた「戒告を超えるより重い処分」である、減給1ヶ月処分を出しました。連続不起立をしているから反省がない、「不起立前後の態度」がよくないというのでしょう。
その田中さんに対し、都教委は4月5日から9月17日まで実に半年にわたり、19回の「再発防止研修」を強行しています。都教育センターに呼び出してが3回、都教委が学校に押しかけてが4回、校長によるものが12回の、計19回です。
30日(金)は、都教委が板橋特別支援学校に押しかけての「再発防止研修」の4回目です。
今後、田中さんが不起立を続ければ、都教委はより重い処分を仕掛けてくるでしょう。私たちは、大阪の条例にあるような、「教員として不適格」だとして分限免職処分(=クビ)を都教委が考えるのではないかととても心配しています。分限免職を阻止するために、行動をしていきます。
皆さま、一緒に声をあげて下さい。
◇30日の行動に参加できない方、遠方の方は、「君が代不起立処分をするな」「再発防止研修をするな」と、あなたの声を都教委や校長に届けてくださいますよう、お願いします。
《抗議・要請先》
東京都教育庁(=東京都教育委員会)〒163-8001
東京都新宿区西新宿2-8-1
総務部教育情報課(都民の声を聞く担当):電話 03-5320-6733
FAX 03-5388-1726
板橋特別支援学校
〒175-0082
東京都 板橋区 高島平9-23-22
電話 03-5398-1221
FAX 03- 5398-1224