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橋下市長肝いり 大阪市民間校長 わずか3か月で退職 前代未聞!

2013-06-25 22:44:21 | 教育振興基本計画
橋下氏は、教員・公務員をことごとく攻撃して来ました。そして学校現場への不信を表明するかのように民間からの校長公募を宣言し、大阪市教育委員会もそれに従うかごとく実施しました。それがこのありさまです。
 
記者会見で、この公募校長が語っていることは象徴的です。
 
教育振興基本計画にある英語教育やグローバル人材の育成において「成果」をあげるつもりで赴任したが、実現しそうもない学校だったので辞めさせてもらうと言っているに等しいわけです。
 
教育振興基本計画に基づき、ひとつの価値観で公教育を縛り、その「成果」を求めるならば、これは起こるべくして起こってたことではないでしょうか。
 
最も被害を受けるのは子どもたちですが、高い倍率の中から教育委員会が選び出した、この校長にはその自覚するないようです。
 
大阪市教育委員会と橋下市長は、任命責任のみならず、大阪の公教育をいかに歪め、そして被害を与えているか、わからないのでしょうか。このまま進んでいけば取り返しのつかないことになります。
 
 
 
 

<大阪市>公募校長が着任3カ月で退職

 
 大阪市初の公募校長として民間から4月に着任した市立南港緑小学校(住之江区、152人)の千葉貴樹校長(38)が、「経験やスキルを生かせる学校でなかった」として25日付で退職した。公募校長制は橋下徹市長の肝煎りで導入。市教委は今春、民間から11人を採用し、来春は公募する約70人のうち35人を民間から採用する計画だ。

 千葉校長は同日、記者会見し、「英語教育やグローバル人材の育成をやりたいと伝えたが、赴任したのは違う課題のある学校だった」と話し、配置や給与などへの不満を退職理由に挙げた。さらに、具体的にどういう方向に教育を進めていきたくて、公募校長に何をやってほしいのかというビジョンが全く見えない」と市教委を批判した着任3カ月で退職したことで招いた混乱への認識を問われると、「謝罪するつもりはない。何も不祥事は起こしていないし、地域とももめていない」と述べた。

 千葉校長は、外資系証券会社勤務などを経て、公募校長に採用された。退職願は5月28日付で提出していたという。市教委は、今月26日付で同校に新校長を着任させる。【林由紀子】
 
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