公開書状 内藤裕之裁判長さま！

明日の「君が代」不起立戒告処分撤回共同訴訟の前に私たちは、第５民事部内藤裕之裁判長への公開書状を大阪地裁前にて配布します。お手伝い願えれば嬉しいです。また、傍聴支援、報告集会への参加もよろしくお願いします。

◆ビラ配布

12月18日12時〜13時
大阪地裁各入り口にて

なお、結審が予想される法廷は809号法廷で14時からです。
また、閉廷後の報告集会は近隣の大阪弁護士会館1205室にて行います。

「日の丸・君が代」強制反対・大阪ネット通信（12/15）

「日の丸・君が代」強制反対・大阪ネット通信（12/15）

代替わり・オリンピック…改憲に抗い、平和・人権・共生の社会を今こそ！
　
　アベは、東日本の原発棄民、経済格差の拡大による閉塞感の蔓延、政財界の腐敗など、
国家への民心の離反を、天皇のカリスマ性による国民の意識統合を強め、天皇退位・新天
皇即位、新元号制定の「世代わり」の幻想で、求心性を保持しようとしています。その演
出の最終舞台が、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの新天皇の世界デビューと
9条改憲です。

小中高から大学にまで及ぶ卒・入学式での「日の丸・君が代」の起立斉唱の強制。そし
て教師の率先垂範による国家への忠誠表明が、生徒に「日本人の自覚」と、その反面で外
国籍生徒の日本への同化や異質なものへの排除の意識を刷り込み、偏狭なナショナリズム
を醸成することになります。教育勅語は日本国憲法に反するとして1948年6月に国会決議
により排除、失効となっています。しかし安倍政権は「教育基本法の枠内で」公共の規範
と愛国心教育の目的で「教材として使用してよい」と是認。全国の学校で、森友学園の幼
児が教育勅語を暗誦・唱和させられたことと同様のことが許されるということになります。

　道徳教育の教科化で、愛国心を身につけているか否かが評価されることになります。2019
年は中学校の道徳教科書の採択の年。2020年から高校の「現代社会」が廃止され、「公共」
が新設され、高校版道徳教育となるのは必至です。さらに朝鮮のミサイルを口実に「国防
意識」と敵愾心が煽られる等、兵士教育の地ならしにもつながるものといえます。自衛隊
は米軍と一体化するのみならず、500㌔以上先の敵基地攻撃能力をもつ長距離巡航ミサイ
ルをも導入し、「専守防衛」を公然と投げ捨てようとしています。こうした「戦争する国」
づくりに抗い、平和・人権・共生の社会をつくるための教育とは何か、が問われています。

　来年の２・11集会では、大阪での森友学園問題が露わにした「戦争する国」づくりへの
教育を許さず、子どもたちにどのような未来を示すのか、そのために必要なことは何か、
等を考えたいと思います。皆さんのご参加・ご協力をよろしくお願い致します。

　２・11「戦争する国」づくりをすすめる教育を許さない！
（13：15～大淀コミュニュティーセンター※谷町・堺筋線「天神橋筋６丁目」）
　　　講演：駒込武さん（京大大学院教授）「教育再生という虚妄～『日本』への引きこも
　　　　　　　　りのための教育を越えて」、報告：木村真豊中市議他、ZAZAアピール等

〔予定〕16(土)大阪ネット総会（14時～エル701）
　　　　18(月) 戒告共同裁判・最終弁論（14時～地裁809）→弁護士会館（1205）
　　　　21(木) 佐藤さん「戒告」裁判（10時～地裁810）
　　　　23(土)D-TaC集会（18時半～エル５F研修２）
　　　　24(日) 反森友デモ第10弾（14時～野田中央公園）
　　１／20(土)奥野・山口支援会合同総会(14時～エル)、
　　　　26(金)再任用高裁（11時半～73）
　　２／４(日) Ｔネット総会（13時半～国労会館）

「君が代」不起立戒告処分撤回訴訟最終弁論傍聴のお願い

みなさまへ

7名の原告と12名の代理人(弁護士)、そして多くの支援者の力により、大阪「君が代」条例の違憲性を訴えた「君が代」不起立戒告処分撤回訴訟は、ついに結審の時を迎えます！

ぜひとも傍聴支援をお願いいたします。

◆12月18日(月) 14時～

◆大阪地裁809合法廷

なお、閉廷後、近隣の大阪弁護士会館1205室にて報告集会を行います。

「君が代」不起立戒告処分取消共同訴訟最終準備書面提出しました！

2015年7月9日、原告団7名で大阪府(大阪府教育委員会)を訴えた「君が代」不起立戒告処分取消共同訴訟は、本日、原告側最終準備書面を大阪地方裁判所第５民事部合議１係に提出しました！

この間、かかわってくださった12名の弁護士さんには本当にお世話になりました。おかげで、私たち原告が主張するところの処分の不当性を明らかにすることができました。全国で唯一大阪だけにある「君が代」強制条例をこのままにしておくわけにはいきません。

処分の不当性を何より条例の違憲性を根拠として主張しました。

全文を皆様にぜひ読んでいただきたいのですがあまりにも膨大ですので、ここでは目次のみを紹介します。

処分取消等請求事件
原告　　梅　原　聡　他６名
被告　　大　阪　府
 
原告ら最終準備書面

目次

第１章　大阪府の特殊性から本件で一連の最高裁判決が妥当しないこと（原告ら共通の主張）

第１　はじめに

第２　国旗国歌条例について

第３　職員基本条例について

第２章　国旗国歌条例及びそれに基づく職務命令並びに職員基本条例下での戒告処分が違憲無効であること（原告ら共通の主張）

第１　思想・良心の自由を直接侵害すること

第２　子どもの学習権，教師の教育の自由を侵害すること

第３　法律に違反する条例であること

第４　結論

第３章　教育長通達が無効であること（原告ら共通の主張）

第１　職務命令の有効３要件

第２　教育長は職務上の上司に当たらないから上記①の要件を欠き，教職員に対する起立斉唱の職務命令は無効であること

第３　校長の「職務命令」も無効であること

第４　まとめ

第４章　本件各職務命令が違憲であること（原告ら共通の主張）

第１　国民主権原理に違反すること

第２　個人としての思想良心の自由を侵害すること

第３　教師としての思想良心の自由侵害

第４　信教の自由を侵害すること

第５　子どもの学習権・教育の自由を侵害すること

第６　自由権規約１８条に違反すること

第５章 　本件各戒告処分が違法であること

第１　総論

第２　原告梅原に対する本件各戒告処分が違法であること

第３　原告奥野に対する本件戒告処分が違法であること

第４　原告山口に対する本件戒告処分が違法であること

第５　原告志水に対する本件戒告処分が違法であること

第６　原告増田に対する本件戒告処分が違法であること

第７　原告松村に対する本件戒告処分が違法であること

第８　原告井前に対する本件戒告処分が違法であること

第６章　結論

なお、結審が予想される次回法廷は、12月18日(月)午後2時から大阪地裁809号法廷で開廷されます。ぜひとも、傍聴支援をよろしくお願いします。

写真は提訴時のものです。

「君が代」裁判傍聴支援のお願い

明日です！

佐藤訓子減給処分撤回訴訟

これが最終弁論になると思われます。

傍聴支援、よろしくお願い申し上げます。

◆12月13日午前10時　

◆大阪地裁809号法廷