グループZAZA

「君が代」不起立処分大阪府・市人事委員会不服申立ならびに裁判提訴当該15名によるブログです。

「君が代」不起立解雇撤回訴訟第2回弁論報告とお礼

2017-12-06 05:10:37 | 「君が代」裁判
 みなさまへ

 昨日、大変寒い中、多くの方々が、「君が代」不起立解雇撤回訴訟控訴審第2回弁論の傍聴支援に駆けつけていただき、ありがとうございました。
 前回の10月24日第1回弁論で、稲葉高裁裁判長が、早期結審を方針としていることが分かりました。そのため私たちは、慎重・丁寧な審理を要求する方針と同時に、高裁での審理打ち切りに備えた準備書面をも作成して提出することを、この間の活動の中心にしてきました。その結果、今回の弁論に、一審判決を全面的に追認・依拠した府教委側準備書面(1)・(2)に対する全面的な反論を、控訴人側の準備書面(1)としてまとめ、提出することができました。
 弁論開始後、提出書面の陳述・確認が終了し、稲葉高裁裁判長が、既定方針のように弁論の終結を確認しようとすると、突然府教委側から反論書の提出の意向が明らかにされました。法廷外での5分以上にわたる裁判官協議の末、裁判長は府教委側の要請を受け入れる形で、次回弁論開催を認めました。
 こうした府教委側の対応は、新証拠の提出をも含めた私たちの準備書面での主張が、府教委の従来の主張では対応しきれていないことに危機感を募らせた結果だと思われます。 特に、私たちは控訴理由書で、意向確認の違法性を主張し、大阪府商工労働部が、「意向確認の文言が、厚生労働省が認めている『就職差別につながる14項目』に該当する」と認定し、府教委教職員人事課に「改善要請」した事実を指摘していました。これに対して、府教委側は、この「改善要請」は、「担当職員の誤解又は無理解」に基づく「意味のない『アドバイス』」と一蹴してきましたが、今回の私たちの準備書面で、府教委が今年度から意向確認の文言を変更した事実(従来の意向確認の文言「今後、入学式や卒業式等における国歌斉唱時の起立斉唱を含む上司の職務命令には従います。」から、今年度の意向確認の文言「上司の職務命令に従います」に変更した)を、証拠として提出することによって、府教委側に意向確認の文言についての違法性の認識があり、商工労働部の「改善要請」に対応した措置であると立証・主張しました。
 今後、府教委は、再度の全面的な主張を展開してくることが予想されますが、弁護団の先生方の全面的なバックアップの下で、丁寧に繰り返して反論し、高裁側に何が真の争点なのかを理解させ、それを判決に反映させていく努力を続けていくことにしております。
 今後とも、みなさまのご支援をよろしくお願いいたします。

 「君が代」不起立解雇撤回訴訟 控訴審第3回弁論

日 時  2018年1月26日(金)11時30分
場 所  大阪高等裁判所74号法廷(地裁東隣7階)

 2017年12月6日 
「君が代」不起立解雇撤回訴訟原告団
(山田肇・菅平和・野村尚)



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

創作劇『「君が代」の踏み絵を踏まないとクビ!』のご案内

2017-12-04 21:53:18 | 集会案内
第31回・山田さんを支える会が近づいてきました。
12月9日(土)2時から、高槻市民会館305号室で行います。

今回は、創作劇です。
『「君が代」の踏み絵を踏まないとクビ!』
―こんなことを「判決」で是認するのはおかしいやろ!
大阪地裁・内藤裁判長に聞く―という創作劇です。
みなさん、ぜひ、見に来て下さい。
出演は菅平和、野村尚、山田肇と××裁判長、ナレーター

Blog ブラックボードに義 https://blogs.yahoo.co.jp/yamada55132
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安倍政権の愛国兵士づくりのための 道徳教科書を許すな!全国集会のご案内

2017-12-03 10:05:43 | 「君が代」裁判
教科書大阪の会の伊賀さんからのメールを転載します。

「君が代」強制と道徳教科書の問題は相互的に密接に関係しています。多くの方々にご参加をお願いします。


今年の小学校道徳教科書採択の総括集会を行います。是非、多くの地域の皆さんに集まって頂きたいと思っています。よろしくお願いします。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
2018年、育鵬社中学校教科書の採択阻止!
安倍政権の愛国兵士づくりのための
道徳教科書を許すな!全国集会
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■日時:12月10日(日)13:00開場 13:30~16:30
■会場:エルおおさか南館1023号室
■内容(1)パワーポイント報告 
◇2017年小学校道徳教科書採択運動の総括―全国と大阪
   ◇2018年中学校道徳教科書採択
        ―愛国主義的道徳教科書を阻止するために
   (2)全国各地からの発言
■資料代:500円(学生、しょうがい者無料)
■主催:「戦争教科書」はいらない!大阪連絡会
■問い合わせ mailto:iga@mue.biglobe.ne.jp(伊賀)

■集会への呼びかけ

<大阪府下、38採択区で教育出版の採択を阻止!>

 道徳が「特別な教科」となり、今年の夏、初めて検定教科書の採択がおこなわれました。育鵬社(日本教育再生機構)は小学校道徳教科書の発行を断念しましたが、日本会議のイデオローグの一人である貝塚茂樹氏らを教育出版に送りこみ、育鵬社の身代わり教科書を作らせました。そのため教育出版の道徳教科書は安倍首相の写真、「日の丸・君が代」や戦前の『修身』と見まがうばかりの“偉人”伝満載、明治維新
賛美の教科書になっていました。

 私たちはこのような愛国主義的な教科書は排外主義を助長し、自己中心的な愛国心を刷り込む教科書であると批判し、採択反対を訴えました。その結果、大阪府下ではすべての採択区で教育出版を阻止することができました。これは私たちがずっとおこなってきた情報公開・採択手続きの民主化要求の成果でもあり、なかでも2015年に育鵬社教科書を採択した大阪市で、採択のやり方を変えさせ教育出版を採択させなかったのは、この2年間の運動の成果です。

<2018年は正念場―育鵬社中学校道徳教科書を絶対に採択させてはなりません!>

 しかし全国的には名古屋市、松山市、那覇地区などで教育出版が採択されました。来年の中学校道徳教科書は現在8社が検定中で、その中には育鵬社もあると考えられます。育鵬社の教科書は、安倍政権の狙う「戦争をする国」の愛国兵士づくりのための教科書であり、日本会議は採択のために全力を挙げてくると予想されます。
 したがって私たちも今年の運動をしっかりと総括し、来年に向けての方針を確立する必要があります。また道徳教科書は教育出版以外の教科書もいろいろ問題があり、来年4月から授業と評価をしなければならない小学校の現場教員を、どのように支援するのかも大きな課題です。
 幸い、道徳教科書問題はこれまで以上に広がりをもち、保護者らにも関心が高まっています。安倍政権が北朝鮮の核ミサイル問題を口実に衆議院を解散し、一挙に「改憲」に持ち込もうとしている緊迫した状況の中で、「反改憲」運動とともに教科書運動を全国で大きく進めましょう!
 12月10日(日)、多くのみなさんの集会参加をお願いいたします。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「君が代」不起立解雇撤回訴訟 控訴審第2回弁論傍聴支援のお願い

2017-12-02 06:25:21 | 「君が代」裁判
再任用拒否撤回裁判控訴審への傍聴をお願いします!


今年5月地裁での不当判決で始ねた控訴審での闘いが、早くも山場を迎えています。
第1回弁論で、慎重・丁寧な審理を求めた私たちに、高裁側は早期結審・判決の規定方針を私たちに押しつけようとしてきました。今回は、前回提出された府教委準備書面(1・2)に対して、私たちは事実関係をも含めた全面的な反論を行うと同時に、従来の意向確認書の文言(「今後、卒入学式等における国歌斉唱時の起立斉唱の職務命令を含む上司の職務命令には従います」)が、今年度から変更(「上司の職務命令に従います」)された事実を、控訴人準備書面1としてまとめ、提出します。今後とも、学者意見書や証人喚問を要求し、粘り強く慎重・丁寧な審理を高裁側に要求していきます。
みなさまの傍聴支援を、お願いいたします。

「君が代」不起立解雇撤回訴訟 控訴審第2回弁論

日  時  12月5日(火)15時から

場  所  大阪高等裁判所74号法廷(地裁東隣7階)

内  容 控訴人準備書面(1)の陳述(提出)

報告集会  弁論終了後、大阪弁護士会館1110号室(11階)

2017年12月1日   「君が代」不起立解雇撤回訴訟原告団(山田肇・菅平和・野村尚)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日の丸・君が代」強制反対・大阪ネット通信(12/1)

2017-12-01 07:25:54 | 大阪ネット

朝鮮の核・ミサイルを口実に、自衛隊増強と米軍との一体化を進めるアベ政治

 横田基地から来日したトランプは「ミサイルをなぜ撃ち落さないのか」「大量の米国製軍事装備を購入すれば…上空で撃ち落とせる。米国で多くの雇用が生まれ、日本はより安全となる」と発言。米紙ニューヨーク・タイムズも「緊張を高めて武器を売りつける商法」と掲載した。日本政府はこの間、5兆円を超える防衛費のもとで、オスプレイ・F35Bステルス戦闘機・イージスアショア等を購入(予定)。のみならず、日本版海兵隊「水陸機動団」を2020年前半に沖縄辺野古・米軍キャンプシュワブと繋がるキャンプハンセンに駐屯と報じられています(中谷元防衛相「辺野古新基地は将来自衛隊の基地になる」が現実に)。

島嶼(とうしょ)防衛の名で南西諸島の宮古島への自衛隊ミサイル基地建設等が進められ、またF35、オスプレイやその運搬用の強襲揚陸艦、水陸両用戦闘駆動車の配備-陸上自衛隊を米海兵隊同様の殴り込み部隊としていくことや東アジアの第1列島線(九州・沖縄等を経てボルネオ島までの軍事的な設定線)防衛任務を米国から日本に引き渡し、中国・朝鮮封じ込めを自衛隊と韓国軍に担わせることも画策されています。これらの動きは、自衛隊が「専守防衛」を投げ捨て、アジア諸国等への日本(企業)の海外権益保護のための軍事力として強大化するという意味をもつものです。

外国籍生徒へのいじめ・差別を許さず、平和・人権・共生の教育こそが今求められている!

 文科省の事務連絡(9/8)をふまえ、大阪府教育庁は「Jアラートによるミサイル発射情報に対するガイドライン」を府立学校・各市町村教委におろしました(9/15)。屋外では頑丈な建物や地下へ、なければ物陰あるいは地面に伏せて頭部を守る、そして府域に落下時は「情報収集し、安全を確保できるように落ち着いて行動する」等の全く非現実的な指示です。

 米国・朝鮮の相互の挑発合戦(朝鮮近隣での日米韓合同軍事演習もその一つ。軍事訓練強化の中で墜落等の事故も頻発)が行われ、偶発的衝突も含めて核使用の危険性もある中で、日本がすべきことは外交・対話によって戦争回避の努力をすることです。
 しかしこの府教育庁の発したガイドラインは教育現場で単に恐怖心と朝鮮への敵意を煽ることにつながるものでしかありません。韓国・朝鮮籍等の多様な背景をもつ生徒が共に学ぶべき学校で、差別や嫌がらせが起こらないような施策こそ求められるものです。しかし大阪市では全保護者あてに「ガイドライン」と同趣旨の文書が配布され、全国の学校では上からの指示ということで、避難訓練まで行われているところもあります。まさに戦争扇動・準備の体制が上意下達で有無を言わさず進められることになりかねません。

 「日の丸・君が代」強制・処分や育鵬社教科書採択・道徳教科化など、改憲―「戦争する国」づくりのための教育が行われようとしている今こそ、本来の大阪の教育=平和・人権・共生の教育に立ち戻らせることが求められています。

〔予定〕
12/5(火)再任用高裁(15時~74)→
弁護士会館(1110)
9(土)山田さんを支える会(14時~高槻市民会館305)「裁判創作劇」等
10(日)戦争教科書はいらない!大阪連絡会・全国集会(13時半~エル南1023)
13(水)佐藤さん「減給」裁判(10時~809)
※結審予定
16(土)大阪ネット総会(14時~エル701)
〔お問合せは山田:
メール:k09059000783@docomo.ne.jp 
TEL:090-5900-0783〕
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする