u t a u k u j i r a
詠う鯨 - Whale that sings -
菖蒲
2007-05-24 / 徒然
第56回水郷潮来あやめ祭りが,6月1日から24日まで,潮来市の前川あやめ園で開催される。
http://www.city.itako.ibaraki.jp/kankou_guide/fes_ayame.htm
あやめを漢字で書くと,『菖蒲』。
じゃあ,「菖蒲(しょうぶ)」って??
と言う訳で,まとめ
(参考 季節の花300 http://www.hana300.com/
ネット植物辞典 http://platonnet.mine.nu/plant/)
● あやめ
・学名 Iris sanguinea
・分類 あやめ科あやめ属
・花茎の高さ 30cm-60cm
・葉 剣状で長さ30cm-50cm,幅5-10mm
・開花時期 5月1日-5月20日頃
・花 花茎の先端に紫色の花を2,3個つける。径8cmほどで、三枚ずつの外花被片と内花被片がある。外花被片は先が広がって垂れ、内花被片は倒披針形で直立する。
・名の由来 剣形の葉がきちんと並んで生える葉の様子から文目(筋道、模様の意)の名がついた、と言われる。
「綾目」とも書く。花弁の基の黄色部分の縞(しま)模様を綾目の字で表現した。
・生息 乾いた土に生える。湿地には向かない。
● 菖蒲(しょうぶ)
・学名 Acorus calamus var. angustatus
・分類 さといも科しょうぶ属
・葉 剣状でかすかに芳香あり
・花 初夏に、うす茶色の花を咲かせる。花が咲く場所は変わっていて、葉っぱの途中に花穂をつける。ちょっと見た目には空中に浮いているように見える。
・生息 沼、川などの水辺に群生する
全然別物だ。サトイモの仲間だし。菖蒲(しょうぶ)の学名,Acorusには,美しくない花という意味もあるらしい。
花はがまの穂に似ている。
「しょうぶ」と言えば,通常は『花菖蒲』を指すことが多い。こちらは菖蒲(あやめ)に似ている。
● 花菖蒲(はなしょうぶ)
・学名 Iris ensata
・分類 あやめ科あやめ属
・花茎の高さ 40cm-80cm
・葉 剣状で長さ30cm-60cm
・開花時期 6月1日-6月25日頃
・花 径約10cmで赤紫色、外花被片が楕円形で下垂し、中央部から基部にかけては黄色である。内花被片は、細長い楕円形で直立し、長さ4cmほどで、赤紫色、花柱は先が3つに分かれ、その先がさらに2つに分かれる。雄しべは3個で、3つに分かれた花柱の下側にあり、外からは見えない
・名の由来 葉が菖蒲に似ていて美しい花が咲くことから。
・生息 湿地に生える。
・野生の「野花菖蒲(のはなしょうぶ)」を原種として改良された、国産の園芸植物。
品種改良は江戸時代に盛んになり、色は、紫の濃淡から白、桃色や黄色のものまでがあり、白地に紫の条やぼかしの入るものなど模様も多彩である。
潮来あやめ祭りもそうだが,「あやめ祭り」が開催されている場所で咲いているのは,花菖蒲が多いらしい。
ここのホントの祭りの名称は,「(56回も間違っちゃっているけど)あやめと言いつつ本当は花菖蒲祭り」(開催地は前川本当は花菖蒲園)だな。
菖蒲(あやめ)話のついでに,杜若なども。
●杜若(かきつばた)
・学名 Iris laevigata
・分類 あやめ科あやめ属
・花茎の高さ 50cm-70cm
・葉 広い剣形で、先がとがっている
・開花時期 5月5日-5月30日頃
・花 茎の先端に径12cmほどの紫色の花を3個ほどつける。外花被片は三枚で長楕円形、花被片の中央に白いすじが入る。内花被片は3枚で直立する
・名の由来 昔、花の汁で布を染めたので「書き付け花」となり、だんだん「かきつばた」に変化していったらしい。「燕子花」とも書く。また、万葉集の時代には「垣津幡」「加古都幡多」などと書いた
・生息 水中に生える。
あやめも花菖蒲も杜若もパッと見は似ているけれど,全然違うな。
それぞれを見分けられるようにしておこう。
花の特徴
・あやめ 花弁の中央に網目模様
・花菖蒲 花弁の中央に黄色い筋
・杜若 花弁の中央に白い筋
http://www.city.itako.ibaraki.jp/kankou_guide/fes_ayame.htm
あやめを漢字で書くと,『菖蒲』。
じゃあ,「菖蒲(しょうぶ)」って??
と言う訳で,まとめ
(参考 季節の花300 http://www.hana300.com/
ネット植物辞典 http://platonnet.mine.nu/plant/)
● あやめ
・学名 Iris sanguinea
・分類 あやめ科あやめ属
・花茎の高さ 30cm-60cm
・葉 剣状で長さ30cm-50cm,幅5-10mm
・開花時期 5月1日-5月20日頃
・花 花茎の先端に紫色の花を2,3個つける。径8cmほどで、三枚ずつの外花被片と内花被片がある。外花被片は先が広がって垂れ、内花被片は倒披針形で直立する。
・名の由来 剣形の葉がきちんと並んで生える葉の様子から文目(筋道、模様の意)の名がついた、と言われる。
「綾目」とも書く。花弁の基の黄色部分の縞(しま)模様を綾目の字で表現した。
・生息 乾いた土に生える。湿地には向かない。
● 菖蒲(しょうぶ)
・学名 Acorus calamus var. angustatus
・分類 さといも科しょうぶ属
・葉 剣状でかすかに芳香あり
・花 初夏に、うす茶色の花を咲かせる。花が咲く場所は変わっていて、葉っぱの途中に花穂をつける。ちょっと見た目には空中に浮いているように見える。
・生息 沼、川などの水辺に群生する
全然別物だ。サトイモの仲間だし。菖蒲(しょうぶ)の学名,Acorusには,美しくない花という意味もあるらしい。
花はがまの穂に似ている。
「しょうぶ」と言えば,通常は『花菖蒲』を指すことが多い。こちらは菖蒲(あやめ)に似ている。
● 花菖蒲(はなしょうぶ)
・学名 Iris ensata
・分類 あやめ科あやめ属
・花茎の高さ 40cm-80cm
・葉 剣状で長さ30cm-60cm
・開花時期 6月1日-6月25日頃
・花 径約10cmで赤紫色、外花被片が楕円形で下垂し、中央部から基部にかけては黄色である。内花被片は、細長い楕円形で直立し、長さ4cmほどで、赤紫色、花柱は先が3つに分かれ、その先がさらに2つに分かれる。雄しべは3個で、3つに分かれた花柱の下側にあり、外からは見えない
・名の由来 葉が菖蒲に似ていて美しい花が咲くことから。
・生息 湿地に生える。
・野生の「野花菖蒲(のはなしょうぶ)」を原種として改良された、国産の園芸植物。
品種改良は江戸時代に盛んになり、色は、紫の濃淡から白、桃色や黄色のものまでがあり、白地に紫の条やぼかしの入るものなど模様も多彩である。
潮来あやめ祭りもそうだが,「あやめ祭り」が開催されている場所で咲いているのは,花菖蒲が多いらしい。
ここのホントの祭りの名称は,「(56回も間違っちゃっているけど)あやめと言いつつ本当は花菖蒲祭り」(開催地は前川本当は花菖蒲園)だな。
菖蒲(あやめ)話のついでに,杜若なども。
●杜若(かきつばた)
・学名 Iris laevigata
・分類 あやめ科あやめ属
・花茎の高さ 50cm-70cm
・葉 広い剣形で、先がとがっている
・開花時期 5月5日-5月30日頃
・花 茎の先端に径12cmほどの紫色の花を3個ほどつける。外花被片は三枚で長楕円形、花被片の中央に白いすじが入る。内花被片は3枚で直立する
・名の由来 昔、花の汁で布を染めたので「書き付け花」となり、だんだん「かきつばた」に変化していったらしい。「燕子花」とも書く。また、万葉集の時代には「垣津幡」「加古都幡多」などと書いた
・生息 水中に生える。
あやめも花菖蒲も杜若もパッと見は似ているけれど,全然違うな。
それぞれを見分けられるようにしておこう。
花の特徴
・あやめ 花弁の中央に網目模様
・花菖蒲 花弁の中央に黄色い筋
・杜若 花弁の中央に白い筋
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