ロータリーがインディーに吼える時 (高齋 正)


(徳間文庫 1982年7月初版)

MAZDAがロータリーエンジンを実用化して数年後、RX-7発売に先駆けて行われたプロジェクト、それはロータリーエンジンでのインディ参戦だった。

エンジンを、そして車を『人の手』で作っていた時代、人の手で作られた車を『人がドライブ』していた時代の熱き男達の物語。

燃える!!

エンジニアパート、ドライバーパート、ビジネスパートと、どれをとっても熱い。
時代設定が70年代中頃なので、エンジニアリングもレースも今とは全く異なっているが、逆に人間味が濃厚で新鮮だった。
フィクションではあるが、リアリティ度が高く、楽しめる(車好きには)。


この本は、この前実家に行った時、物置部屋を漁っていて発見した。
購入したのは20年以上前なので、現在は事実上入手不可能。
同作者のものがあと2冊あったので持ってきてある。

次は日産だ。
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