不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

La Tromba

2004-11-12 01:20:51 | 日記・エッセイ・コラム
先日の新動物占いに続いて
アンモナイト-Ammonite-さんのところから
トラックバックつながりで楽器占い

私はトランペットでしたね。
以下詳細。
トランペットは管楽器の中においても最も派手な存在 。
例えそこに一人だけしかいなくても
常にパワフルでスピーディに
前進していくイメージがあります。
「トランペットさん」といえば正義感が強く生真面目な人、
竹を割ったようなさっぱりとした気質で
さわやかな印象を与えます。
実際によく働く人が多く、
負けん気は相当に強い人だといえるでしょう。
悪く言えば短気でせっかちなところのある人、
加えてどうしても単独行動が多くなりがちです。
前向きで積極性を感じさせる人が多いのですが、
常に物事は白黒はっきりさせておかないと気が済まない、
そういった気性の激しい部分も
同時に持ち合わせている人なのです。
また、損得は抜きにして
「自分がやらなくちゃ」
という
自己犠牲的な精神を持つ人でもあります。
いざやるときは思いっきりやるし、
やらないときは全くやらない、というように
その言動が両極端に分かれる人が多いようです。

いやぁ。これもよく当たっています。
笑っちゃうほど当たっています。

トラックバックをぐるぐる。
ココロに小さなしあわせを
フィレンツェ発★異色な伊食★Delizia



Riscaldamento

2004-11-12 00:33:01 | 日記・エッセイ・コラム
フィレンツェも突然寒くなった。
10月は半袖で街を歩いている人もいたほど、
今年の秋は暖かい秋だった。
11月に入っても気温的には大差がなかった。

しかし、今週になってから、急激に寒くなった。

最近の新興住宅地の集合住宅
(といっても1800年代終わりごろに
建てられたものも含め)などでは
セントラル・ヒーティングが主流のイタリア。
留守にしていようがなんだろうが、
とにかく決まった時間に
暖房のスイッチが入って建物全体が暖まる。
各家ごとで暖房の設定ができるところは
だんだん減ってきているらしい。

我が家はそれこそ、
ベースは1500年代かそこらのもの
という説もあるくらい由緒正しい建物(?)で
セントラルヒーティングなんて取り付ける余地はない。
なので、家ごとにそれぞれ暖房設備がついている。
稼動させる時期も時間も自分で勝手に決められる。
自分が寒ければ9月にだってスイッチを入れてもいい。

我が家のそれはガス式。
点火してガス熱で水を温めて
それを家中のパネルヒーターの中を循環させる。

火曜日。
寒かったので暖房のスイッチを入れてみた。
スカッ。
うんともすんともいわない。

「あ、まただ。」
毎年のことなのだ。
寒くなってつけようと思うと動作しない。
もう慣れっこだ。
早速担当ガス会社に電話をしてみる。
状況を説明してコントロールに誰かを送ってくれと頼む。
担当お姉さん 「今日とか明日は無理よぉ。」
私 「わかってますよ。
   急に寒くなったから、そちらの仕事も手一杯でしょうし。
   できるだけ早く来てもらえれば。」
担当お姉さん 「じゃ、木曜日の午前中に。」

結構早い対応である。
まぁこのガス式の暖房が使えなくても
電気式の暖房が二機あるので凍え死ぬことはない。
(ただ電気代が高いので使いたくないのは事実)

木曜日。
前日(というかその日の朝)4時まで
部屋の模様替えなどをしていたので
(詳しくはこちら
朝、起きられない。
目覚ましは鳴っても、
寒いので布団の中でビリーとモゾモゾ。
そんなことしているうちに9時30分。
ガスやさんが来るのは10時から12時という話だったので
そろそろ起きるかと、ようやく起き上がって
顔を洗ったらピンコーンと呼び鈴が鳴った。
9時45分だ。早い。
まぁ、早いに越したことはない。

ガスやさんがチェックして、
いつもと同じ問題であることが判明。
予期していたことではある。
「ポンプ詰まり」。

一年のうちの本当に寒い時期にしか使わないで
残りは放ってある、うちの暖房機。
ほかの家のように同じガス式暖房でも
給湯器とセットになっていれば
年中使うので、こんな問題は起きないのだけれど
うちは給湯器は電気式なので
夏にはこのガス式暖房機の存在すら忘れてしまうのだ。
そういうわけで長いこと使わない時期があると
どうしても内部のポンプが詰まりを起こしてしまうらしい。

「夏場でも一月に一回は点火して稼動させるようにすれば
来年からはこうした問題はなくなります。」
ガス屋のお兄ちゃんが丁寧に説明してくれた。
(去年同じコントロールを頼んだときは
3ヶ月に一回稼動で十分って言ったけど…)
私はこの夏そんなことはすっかり忘れて
一度も点火しなかったのだ。
というかイタリアの真夏のくそ暑いときに
暖房機のスイッチを入れるなんて酔狂なことは普通しない。

まぁ、これで無事に
家中を暖める暖房機が稼動するようになった。
(電気式では一部屋だけしか暖まらない)
あたたかい。

ガス屋のお兄ちゃん 「去年も同じコトで呼ばれたよね」
私 「そのとおり。私学習していないから…。」
ガス屋のお兄ちゃん 「ははは。そうは言ってないさ。
   ところで支払いのことだけどさ、今払える?」
私 「もちろん、今払うつもり。」
ガス屋のお兄ちゃん 「じゃぁ、今回は出張費だけでいいよ。」
私 「え、そうなの?」
ガス屋のお兄ちゃん 「だって、原因は単純だし、
   原因自体はわかっていたわけでしょ、君も。」
私 「まぁ、そうだけど。」
ガス屋のお兄ちゃん 「でも、もう来年は呼ばないでね(笑)」

ということで、出張費23,00ユーロだけで
修理代は無料ということになりました。

来年の夏は「暖房機一月に一回稼動」を
覚えているだろうか???