不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Terremoto a Firenze

2008-03-01 10:27:23 | 日記・エッセイ・コラム

イタリアも日本に負けないくらいの火山国ですが
日本ほど地震は多くないのが実情。
記憶に新しいのはジョットのフレスコ画にダメージを与えた
アッシジを襲った地震ですが
フィレンツェ辺りはほとんど揺れることがありません。

地盤が堅固だからと聞いたことがありますが
フィレンツェ郊外のムジェッロ辺りでは揺れることも多いのです。
それでも1200年代からの石造りの建築物が
数多く残っていることからも
フィレンツェに地震の被害が少ないことは明らかです。

しかし、今朝方二度ほど揺れました。
最初はベッドの上で二匹が遊んでいて揺れているのか
と寝ぼけていましたが
二匹とも動物的勘さえ働かせずに
私の両脇ですやすや寝ていることを確認して
やはり地震であることを確信。

静岡県民でいつ伊豆沖地震や
東海沖地震が来てもおかしくない状況で育ち
身体が地震の揺れを覚えているせいもあり
こういうことには敏感になりがち。

一緒に暮らしていたルームメイトが気づかない揺れにも
敏感に反応して驚かれたことがありますが
今回の揺れは体感で震度2-3はあったはず。

伊豆の実家と違ってフィレンツェのこの家は
耐震対策なんて何もしていないどころか
ぼろぼろの1500年代の基盤の上に建て増しされている
典型的なフィレンツェの古い家です。
大きな揺れにならないといいけどねぇ。

*結局13回ほど揺れたようで、
ニュースでも取り上げられていました。
しかし、メディアによって13回というところと15回というところがあり、
なんかいい加減なイタリアを改めて実感。