不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Scoppio del Carro 2008

2008-03-23 20:35:00 | アート・文化

フィレンツェの復活祭といえば
Scoppio del Carro。
伝統的なお祭りですが、最近はすっかり観光化しております。

しかし、私の大好きな旗振り隊も登場するので
毎年できれば欠かしたくないイベント。

今年は冷たい雨の予報だったので
行く気が失せていたので、出足が遅れました。
それにより、いいポジションは取れず。
しかも雨に濡れたくなかったので
ドゥオーモ広場脇のミゼリコルディアの建物の軒下から見物。
カメラも一応持っていったけど、
結局一度もファインダー覗くこともなく。
人ごみの中でチビの私は
何とか山車の上のほうだけ見ておりました。

例年と同じようにイベントは淡々と進み
ドゥオーモの主催段とワイヤーで結ばれた山車めがけて
白い張り子のハトが飛び出してきて点火。
見事に花火と爆竹が炸裂してにぎやかなフィナーレ。
教会、民衆、フィレンツェ市を象徴する3本の旗も
ちゃんと無事に開いて、今年一年が良い年になることも確認。

昨年全面的に中止されたCalcio Storicoも
ルール&規則の見直しが完了して再開の見込みで
その対戦組み合わせの抽選もイベント中に行われた様子。

旗がきちんと開いた直後から雨足が強くなり
なんだかこの宗教的なイベントを
神様が空から見守っていたのねぇ
という感じをひしひしと受けました。