不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Settimana della Cultura 2008

2008-03-11 07:17:04 | アート・文化

毎春恒例となっているイタリアの「文化習慣」。

2007年は5月第一週だったのに、
今年は復活祭明けの一週間が選ばれています。
ということで大抵3月から5月の一週間が選ばれますが、
今年は3月25日から31日。
今年でちょうど10回目となります。

私はフィレンツェに暮らし始めてから
毎年ずっとこの恩恵を受けているのだなぁと思います。
その前は秋の文化習慣というのもあったんだけど
完全に春に移行になりましたね。

期間中はイタリア各地の
国立美術館・博物館・遺跡などがすべて入場無料。
完全予約制で予約がとりにくい
ミラノ・サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会「最後の晩餐」は
既に予約枠は完売となっていますが、
なんと完全無料ということで
その日に予約を入れている人はラッキーです。

同じく完全予約制のローマ「ボルゲーゼ美術館」は
予約料金は課金されますが、入場料は無料。
いつも長蛇の列ができるウフィツィ美術館も
予約料金は課金されますが入場無料。

この文化週間中は
普段は美術館になかなか足を運ばない
イタリア人の入場数も増えるため、
どこもいつになく混み合うことが予想されます。

この時期に特にウフィツィ美術館に行こう
と思っている方は特に事前予約必須。

残念ながらヴァチカン博物館は
イタリア国家の所有物ではないので対象外。

また各施設への入場が無料になるだけでなく
修復の終わった作品の発表や
コンサート、無料ガイドツアー、通常一般非公開部分への入場など
様々なイベントが企画されています。
旅行者にも在住者にもお勧めのイベントです。

私はずっと観たいと思っている展覧会を観に
久しぶりにヴェネツィアまで行こうかなぁと漠然と考え中。
ビリーの具合と仕事の進み具合でどうなることやら。

春の文化習慣の詳細はこちら
特別ページが出来上がる予定ですが、現在まだ未公表。
あと2週間ですけど、いつできるんだろう。