不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Passeggiata sulla Terraza del Duomo 2011

2011-09-08 20:16:14 | アート・文化

また行ったのかと思っている方も多いことでしょう。
また行きました。
毎年行っているのに飽きないどころか、
行かないと気持ち悪い。
ちゃんとテラスに上っておかないと、
9月8日の気がしない(笑)。

友人には
「ランチタイムを返上してまで行きたいのか」
と驚かれましたが、行きたいんです。
なので、ランチタイムにさくっと行ってきましたよ、
毎年恒例のドゥオーモ・テラス散歩。

今年は友人もご一緒に。
テラスから眺めるフィレンツェはやっぱりきれい。

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以前の記事でも紹介したけれど
テラスに上ると中央身廊に沿って
大きなテラコッタの壷が北側に10個、南側に10個。
身廊部分の屋根には雨樋がないので
屋根伝いに雨が流れ落ちてくる先に
大きな壷を置いて雨水を受けるという原始的なシステム。

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洗礼堂の周りの人がアリのように見える俯瞰。Dscf1244
高所恐怖症の方にはちょっときついかもしれないテラス散歩。

特にバラ窓に近づく数メートルは
正面ファサードに張り出している細い通路を渡るので
なかなかのスリル。

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でもこのバラ窓を見るために毎年昇りたいのです。

いったん聖堂内へ。
圧巻の床モザイク。
これも上から見ないとよくわからないからね。

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で、毎年同じ構図で撮ってしまう床モザイク俯瞰図。

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再び正面ファサードの外へ。
反対側からもバラ窓。
どれだけ好きなんだ(笑)。

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そして、いつもなら何気なく見て終わりのジョットの鐘楼。
今回は一緒に昇った友人があるものを発見。

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何の変哲もない、ジョットの鐘楼です。

でもこんな命が。

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イチジクかな。
なんだかとても嬉しくなっちゃった。
こんな大理石だらけのところで育つ命。
見つけてくれた友人にも感謝。
来年まで取り除かれずに成長しているといいな。
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そりゃぁもう、来年もちゃんと昇りますから。