折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

太白公園・・・中国の想い出

2016年04月14日 | 日記

馬鞍山展望台からの長江

1999年夫が定年後のボランティアとして1年間単身赴任した中国安徽省蕪湖市、私も
度々訪れて想い出が沢山出来ました。
2000年6月、赴任先の学生とバスで1時間半ほどの馬鞍山の太白公園へ行きました。
太白とは李白のことです。ここで李白は月を取ろうとして長江に落ちて亡くなった
との言い伝えと墓がありました。とても整備された公園でした。
日本から詩吟の愛好家が訪れることがあるとも聞きました。
途中で同行の学生が「ここのお坊さんの占いはよく当たるから占ってもらいたい」
と言うので一緒に行くことに、先ず線香の束を買って供え、仏前で3度礼拝しおみくじを
引き待っているとやっと占ってもらえました。
随分高齢に見えるお坊さんは私が日本人だと知ると私のメモ帳に
「您国文化很好」…あなたの国の文化は素晴らしい…と書いて親指を立てる。
私も「謝謝」と言って「中国文化很好」と書いて親指を立てると、何だかいい感じで
手を合わせて「ふぉ ほほほ」と笑ってくれた。こんな時漢字の国は有り難いです。
寺の中から出てきた何人かの坊さんとも握手して「再見 再見」と寺を後にしました。
占いの結果が当たったのかどうかはわかりませんが。


故事来歴の色々よりも近くの展望台から見た長江の雄大さとお坊さんの笑顔が心に残りました。
南京からも近い土地なのに「反日」等ということはみじんも感じられませんでした。

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