折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

蘇州からの電話

2017年01月04日 | 中国の想い出
 レンガ工場

毎年、元旦に夫の教え子Y君から新年の電話がかかってきます。
もう16,7年前中国安徽省の学校で夫が日本語を教えた頃の生徒です。
夫が亡くなったと知らせた後も「奥さん元気ですか」と今年も電話をくれました。
今は蘇州で就職、結婚して日本に出張で来ることもあり我が家で
泊まっていったことも。

電話の後、久しぶりに当時を思い出していました。
安徽省蕪湖市の町はずれにある学校周りはまだあまり開発されず
幹線道路のほかは長江が運んできた細かい土埃の立つ道でした。
水田やアヒルの泳ぐ小さな池、レンガ工場と小さな集落と学校があるばかり。
そんな道の脇でスケッチしたのが今日の2枚です。

はじめて行った中国、絵を描いていると子供たちに取り囲まれ
話しかけられても何もわからない。とても残念!
1ヶ月して私だけ日本に帰りるとカルチャーセンターの中国語教室に
入りました。3ヶ月で話せるわけはないのですが、半年後に蕪湖市へ
行った時には単語だけ並べて子供たちと少しは通じて楽しかった!

言葉は大切だと実感したのに、私の中国語はそれ以上にはならず仕舞い。
そんな懐かしい事を思い出させてくれたお正月の電話でした。

絵の風景は今ではすっかり変わってしまったようです。 

 合肥への道 </font

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