折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

シナリオを読んで映画をみて

2017年09月10日 | 
今花盛りセージの仲間?


「あいち国際女性映画祭2017」で9日に上映された「七人の侍」とても楽しみに見に行きました。
ブロ友さんにお聞きしたシナリオを何度も読み返して行ったので、台詞の聞き取れない所もほぼわかり、
きっと気づかなかっただろう場面も納得。
ストーリーが分かってしまったらつまらないのでは・・・いいえ、ますます面白くて場面ごとに
心の中で頷いて、なるほどなるほど・・・ワクワクでした。
以前よりももっと違った感激に浸ることが出来ました。

映画終了後に仲代達矢さんと野上照代さんのトークも。
七人の侍に仲代さんが出ておられたなんて今迄知らなくて、ネットで見てから出かけたので
通行人としてチラリと2・3秒の姿もわかりました。
仲代さんは映画初出演の19才、歩き方が悪いと2・3秒のために6時間も黒澤監督に絞られて、
それ以後は歩き方も発声も勉強を重ねてこられたそうです。

野上照代さん、1950年に「羅生門」で黒澤明監督と出会いその後のほぼ全作品にスクリプターとして
かかわられた人です。
スクリプター・・・映画撮影の現場で撮影シーンの様子や内容を管理記録する係、それ以上に
映画を作る過程で不可欠な人・・・のようです。 
いったい御いくつかと思ったら1927年生まれの90歳、記憶も言葉もしっかりされていました。

ますます好きになった「七人の侍」、完成当時の映画評は芳しくなく1954年キネマ旬報では第3位、
「1位は二十四の瞳なんですよ・・・」仲代さんは不満そうな口ぶりでした。
ベネツィア国際映画祭で銀獅子賞受賞、
野上さんによると「金獅子賞でなかったのは長すぎたの、120分で納めないとためなのだけどあの長さが必要だった」と。
長いけれどあっという間の207分、また、何度も観たいと思う映画でした。

  なかなか色づかないノブドウ

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