折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

岡目八目って事・・・

2019年09月23日 | 人物
   Kさんの初孫ちゃん


20年以上通っている絵の会は先生が亡くなられて15年、同好会となって現在会員は4名です。
おしゃべりが7割位の会ですが年に1度の展覧会前は少しだけ本気なります。
10月がその展覧会、9月中には何とか作品を仕上げないと間に合いません。
昨日の日曜日、おしゃべりは短めにして描きました。
私は先日スケッチに出かけた佐久島の風景を描きたいのですが家で描いて何枚も失敗。
ちっとも面白くない絵なのです。
この会は手漉きの和紙に墨で描くことが中心なので失敗したら直しようがなくて大げさに言えば
一発勝負です。

家でていねいに描いたのにどうにもならない絵を持って行き「なんか面白くないんだよね」
と言うとKさんが私の島でのスケッチを見ながら「スケッチの方がいいよね」
「こっちはいらないとこを描き過ぎてない、水もきれいに描きすぎだし右端の家もいるかなぁ~」

「描き過ぎ」「何が描きたかったの?」とは私がいつも言っていること。
それなのに自分のことは分からなくて、一人で描いているとなぜだか悪い方にはまり込む。
パッと見ただけのKさんの指摘はピッタリ当たっています。

しばらくして振り向くとKさんが筆を置いて「何だか変だ~」と。
そばに行って「空が描きたいのなら橋が大き過ぎない」と私。
他人の絵のことはすぐに意見が言えます。
橋に止まったカモメが描きたいというKさん「空が描きたいのならカモメはいらないんじゃない」
簡単に答えを出す私。

「岡目八目」なんて言葉が浮かびます。第三者は当事者よりも客観的に判断できること。
まぁ。そんなに大層な事ではないのですが、思ったことが言い合える仲間は有難いです。

その後Kさんはとてもオシャレな絵が出来ました。
私も描き直せば何とかなりそうな気がしてきて昨日は収穫大でした。

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