折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

初夏の白い花

2020年05月05日 | 名城公園
  ヒトツバタゴの咲く公園




歩けば少し汗ばむほどの季節、新緑をバックに咲く白い花が爽やかです。
大きなハンカチをつまんで下げたようなハンカチの木、10センチ近くもある白い苞葉がフワリフワリと散り急ぎ後にはぶらりと小さな実。
家のすりガラスの窓の向こうに揺れる若葉色とかすな白い影、ぼんやり眺めていたくなる大好きな白いハナミズキ。もちろん広い公園のジョギングコース沿いや街の並木のハナミズキも素敵です。
ハナミズキの白い色が少しくすんで見える頃、公園でも街角でも真っ白く咲きだすのはヒトツバタゴ、別名ナンジャモンジャです。以前は珍しい木だと思っていましたが今では雪が積もったように真っ白な花があっちこっちでナンジャモンジャと咲いてます。




ハンカチの木




  
ハナミズキの開く前丸い窓からのぞくシベが可愛くて




夕方の公園でナンジャモンジャをスケッチしていたら耳慣れない音が聞こえてきました。
耳は悪いし音楽はとんとわからない私、でも珍しい音で振り返ると、向こうの方のベンチで楽器の練習中らしい人影が見えました。背の高いケヤキ林のベンチで一人弦楽器の演奏。ちょっといい風景に出会った気がしました。帰りに前を通ると胴の部分が四角い弦楽器・・・馬頭琴ではないかしら。ずっと前、内モンゴルの観光用パオで酸っぱい馬乳酒をなめながら聞いた馬頭琴の演奏、音と味の想い出がよみがえってきました。この方の練習は翌日も続いていて、遠くから気持だけエールを送りました。






木の下にちょっと見えるのが演奏中の男性です




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