折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

家族の写真を飾る

2020年12月16日 | 野菜

「子芋孫芋」




以前は部屋に家族の写真を飾るという習慣はありませんでした。娘の所に初めての孫が生まれた時、ちょうど夫が身体を壊して家にいるようになったので孫のスナップ写真を何枚か額に入れて置いてみました。身近にあればいつも眺められて、孫の写真を見る夫の表情はとてもにこやかで穏やかでした。夫が亡くなってからは孫や夫や家族の写真を額に詰め込んで壁にかけました。娘たちも来るたびに「あらぁ 〇〇ちゃん抱っこしたおじいちゃんうれしそう」「記念日はいつもしゃぶしゃぶだったね」と写真の前でしばらく思い出話。

物入れには分厚くて重い大量のアルバムがありますがずっと見ることもないままです。
それではもったいない気がして古い家族の写真を額に入れてみました。私の両親が一緒に写っているのは私の結婚式の集合写真。そこに写っている半数以上がもう亡くなられています。先日は兄嫁さんが来て「これ・・・私の父だわ」と懐かしそうでした。夫の両親の写真は昭和12年に父親が出征時の軍服姿、隣に並んだ母親のお腹に夫はいたそうです。戦前から娘の結婚式の写真まで一枚の額に入れて、孫ちゃんのルーツがまとまりました。子供たちが育って今は取り壊された昔の家の写真も入れると時々立ち止まって想い出に浸ってしまいます。







毎月夫の命日に来られる住職さんが「私がお顔を知らない方にお会いできました」としばらく眺めて行かれました。映画の中などで外国の家庭で沢山の写真が飾られているのを見ます。チョット真似をしたのですが家族や祖先を思い出す良いきっかけになると思いました。これからはあの大量のアルバムから時々抜き出して入れ替えようと思います。
この頃撮った写真はプリントさえしないまま、そのうち忘れて消えてしまうのかもしれません。たまにはプリントして・・・そうするといつの間にか溜まってしまうのですが・・・。

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