折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

一区切りついて

2021年07月12日 | 


露草


先週の土曜日、夫の七回忌の法要を済ませました。出来るだけ簡単に、夫の甥たちは東京住まいなのでコロナの中で来ていただく事はやめて、近くに住む私の兄や姉と子供達だけ家に集まってもらいお寺のご住職さんにお経をあげていただきました。その後はいつものような会食はせず仕出し屋さんの持ち帰り弁当にしました。ただそれだけのことですが、ずっとブログもお休みするほど気になっていました。うちうちの集まりとはいえ無事に終わってホッとしました。

翌日、普段はそんなに数はいらない湯呑や銘々皿などをまた奥に収めて、兄姉も私も足腰に問題があるので寄せ集めて座敷に並べた椅子の配置も戻しました。この日のためもあって買った二人掛けのソファは和室の窓際に据えてやっとゆっくり休憩です。ソファを置いた位置には夫の介護用のベッドの有った場所、入院の日までこの風景を眺めていたのかと思えばいつもとは違う庭に見えました。以前と同じ2株のニガウリを這わせたネット越しに覗く小さな空「あ、空が見える」初めて空を見たような不思議な気持ちです。小さくとも見える空からどこまでも心が広がって行ける気がします。一方、私の普段の居場所の台所には外を見られる窓がない。これからは時々空を見られるここで時間を過ごそうと思いました。

掃き出し窓の向こうの沓脱石の脇に青い露草の花、大好きで私が植えたのに今初めて出会ったと思えるほど美しい青。黄色のニガウリの花にはシジミチョウ、そしてどこかからジジジーとセミの声!庭で抜け殻を見つけたのは6日だったけれど鳴き声を聞いたのは11日のこの日。初鳴きです!季節の音も風も受け止められるくらいには心を緩めて過ごしたいものだと思います。なかなかそうはいきそうにもありませんが、できるだけ、なるべくと。

12日の朝は梅雨が明けたのかと思う青空が広がって、もうすぐ暑い夏。
夏が来る前にいろいろとあってまたしばらくブログお休み、来週には・・・また。

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