折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

ホッと一息の涼風

2019年09月14日 | 
    センニチコウ


名古屋は昨日13日の最高気温が26・2度という涼しさ。
日が落ちて散歩に出ると気持ちの良い風。
空には薄い雲をまとった月がいかにも中秋の名月という風情に見えました。
14日朝には新聞を取りに外に出ると首や手足に風の冷たさを感じるほど、秋が近づいてきたようです。


家の花壇は夏の前に植えたままのトレニアが紫、白、ピンクと茂りこぼれ種から育ったカクトラノオ、
センニチコウ、ケイトウ、サルビア、メランポニュウムが押し合いながら咲いてます。
2階のベランダから垂らしたネットに絡んだニガウリはそろそろ終盤。ちょうどよい食べきりサイズで
まだ5・6個は食べられそう。
一鉢だけのバラは9月に入って剪定するとみるみる紅い芽が伸びてきました。
これなら秋の花が見られるかもと楽しみです。

暑い暑いと言っている間に季節は過ぎて鉢の野ブドウはまばらでも実を付け、今年生まれのメダカも
育ちました。
エアコンを止めて窓を開ける解放感、やっと夏の終わりが見えてきてホッと一息です。


    
小さなポットのキキョウ

あいさつは暑いですね~

2019年09月11日 | 風景



9月に入っての暑さにうんざりしています。
そんな中台風の被害にあわれて猛暑の中断水、停電の地域の方どんなに大変なことか、一刻も早い
復旧をお祈りいたします。

8月の終わりころから朝起きると瞼が腫れていてしばらくすると収まる日が続いていました。
心配になって眼科で検査しても異常なし。先日佐久島に出かけた後膝のマッサージに行くと治療院の
先生が「足がむくんでいますね」といわれます。自分では気づかないほどのむくみです。
むくむ・・・心臓、腎臓・・・心配になってかかりつけの内科へ行きました。掛かりつけと言っても
3月に花粉症の薬をいただいて以来です。「検査してみましょう」と尿と血液検査です。
昨日結果が出て聞きに行くと「どこも悪くないですね。少し中性脂肪が多いですがこれ位ならいいでしょう」と。これでちょっと安心。今朝も瞼は重いですが気のせいか少しは良くなったかな。

膝の不調があるだけでとりあえず薬を飲まなくても過ごせることに感謝して過ごせそうです。
今日から用が続くのでまた少しブログお休みします。

映画「ねことじいちゃん」の島へ(3)

2019年09月09日 | スケッチ旅



久し振りに遠出して電車に乗ると風景も新鮮に感じます。
すでに稔った田、少し色づいた田んぼ、良く茂った畑は大豆かしらなどとワクワクして眺めました。
往きはちょうど通勤通学の時間帯だったので乗り合わせた人をちらちら見てました。
立ったままでも揺られてもスマホに見入っている人、眠っている人、今日一日働かなければならない
のに立ったままの通勤は大変だろうななどと思います。遊びに行く私は座れたけれど白髪のババちゃん
に前に立たれたら座っている人も困るだろうなとも思います。

残念だったのは一列のベンチシートの車両です。込み合ってきたら何も見えないまま。
帰りの列車もベンチシートで50分余り外が見えなくてその上寒かった。乗った時は気持ち良かった
のですが、それでもあれ程冷房を効かせる必要があるのかしらと思うのです。
座った場所に寄るのでしょうか。私はタオルを取り出して膝に掛けました。



    
帰りの船を待つ間に最後の一枚

島に着いて岸壁からのぞくと水がとても澄んでいるのに感激です。
こんなにきれいな海を見ても泳ぎたいと思わないし、靴を脱いでバシャバシャ歩きたいとも思わない。
これが歳をとったということかしら、いつからこうなったのかと自分でも不思議です。
岸壁沿いの底の方には多分ハゼが何匹もツー ツーと泳いでいて、水面近くを体をくねらせて群れて
いるのはサヨリの子供かも。
桟橋で釣りをしているオジサンに「何が釣れますか?」と聞いたら返事は「ぜんぜん」と。
その昔、天気が良くて魚が見えているのにぜんぜん釣れない時もあったなとスケッチしながら夫と
竿を並べて過ごした頃を懐かしく思い出しました。
港の中の水面は緑がかった青色にキラキラ光って小さく揺れて眺めていると思い出も浮かんできて
時間を忘れてしまいそうでした。






スケッチに疲れると島で出会ったオバサンから聞いていた「もんぺまるけ」に寄りました。
ここでは佐久島産の天草を利用したものが美味しいとかでトコロテンをいただきました。角がしっかり
した食べ応えのあるトコロテンに西尾名産の抹茶入りの蜜を掛けたもの。美味しかった。
ここも古民家を改装したカフェです。出窓に真っ黒な猫が寝ているのもいい感じでしたし、ここには
二人連れの若い娘さんの先客もありました。他にはお客さんを見かけません。
船が着くと皆さんレンタル自転車で東港に向かってしまうようでした。

江戸時代には海運業で栄えた名残なのか凝った棟瓦をのせた家が沢山ありました。
瓦積みの塀の有る家にも昔は蔵が3つもあったとか。
島には古墳がいくつもあり縄文土器も出土していることから大昔から豊かな暮らしがあったようです。
今では信号機が一つもない静かな島になりました。
私にとっては賑やか過ぎない静かな島が嬉しいです。
そしてまたいつか島の東へ行ってみたいと思っています。

家に帰ってからハガキに

「ねことじいちゃん」の島へはこれで終わります。




映画「ねことじいちゃん」の島へ(2)

2019年09月08日 | スケッチ旅

「カフェ百一(ひやくいち)の窓から」



佐久島西の集落から下って西港の前にある「カフエ 百一」へ。
ここは映画の中で柴咲コウさん演じる美智子がオープンさせた「カフェ トリューシャル」を
撮影した場所。私は特に聖地巡りを目的にしたわけではないのですがこのカフェからの眺めが
素敵だったのでここだけは行って見たかったのです。

港に着いた時はまだ10時の開店前、、しばらく歩いてからもう一度道路から20段の急な石段を
おそるおそる登っていくと映画そのままの入り口に「OPEN」の看板。
入ってみると先ほどカフェ前の地蔵堂の工事をされていた方が上がり框に腰掛けて一人コーヒーを
飲んでいるだけでした。お昼も近いのでサンドイッチと海の見えるカウンター席をお願いしました。「お座敷の方はクラーが入ってますが、カウンター席は扇風機だけですが・・・」と。
私には外の見えないお座敷より開け放して海の風が入るカウンター席がずっといい。風が涼しい。
映画のとおりというかここで撮影されたのだから当たり前なのですが、港を見下ろす最高の場所です。
他にお客さんは誰もいないのでスケッチブックを広げて、ともかくここに来た印にスケッチしました。


  カフェのカウンター席



ひとり占めの風景と空間にもう少し長居したくてデザートも注文しての~んびり。
船が着けば店の前はレンタル自転車で通り過ぎて行く若い人をたくさん見かけます。
それなのにお店には帰るまでお客さんは誰もなかった。

お店の方が「向こうに見えるのが日間賀島、すぐ右手が知多半島、左の岬の向こうに篠島が隠れて
います」と。映画が封切られた後はしばらく混雑するだろうと来るのを遅らせていたと話すと
「映画の影響はあまりなかったですね。みなさん映画見てよかったねで終わってしまわれたようです」
言われてみれば映画の観客はシニアが圧倒的でした。普通のシニアさんは時間を調べてわざわざやって
こないのかも。私も島に着くまで乗り換えは5回、面倒です!観光客にババちゃんを見かけないのも
分かります。
ただシニアさんカップルにはたま~に出会いました。お話した方は「映画?見てないです」って。

  
「西港の集落」




前の絵で疲れてしまい気分を変えてペンでザックリ描きました。
この方が気分良くて私らしい気がします。


窓から見えた港のまわりを何ヶ所かスケッチして、その度に自分にがっかりしながら時間いっぱい
まで歩いたり描いたりしてきました。
帰りの船は14:57発 これを逃すと連絡するバスがありません。遅れないように港近くを歩きました。




船は海の風が気持ちよさそうなので2階のデッキに上がり若い娘さんに交じって海と空と島の風景を
しっかり楽しんできました。長い髪をなびかせて両肩も開いたドレスで素敵な若い人たち、日焼けは
怖くないのかしらといらぬ心配もしてました。

   

一色港さかな広場からバスに乗り、西尾からは名鉄電車で名古屋まで乗り換えなしの佐屋行き急行、
家に着いたのは6時過ぎ。
ほぼ12時間の日帰り旅。とても楽しい一日になりました。

あともう1日「その後」が続きます。

映画「ねことじいちゃん」の島へ(1)

2019年09月07日 | スケッチ旅
   「おひるねハウス」



暑さを避けて用がない時は家に籠って過ごしたこの夏。
空気に秋の気配を感じ始めたこの頃はどこかへ行きたいとしきりに思うようになりました。
晴れている時に出かけないとまた台風が来そうです。今しかない!と昨日6日に出かけました。

以前からゆっくり海を見たいと思っていたので映画「ねことじいちゃん」のロケ地になった佐久島に
行くことにしました。
監督は岩合光昭さん、主演は立川志の輔さんと猫たちの映画の背景が素晴らしかったのです。
場所は愛知県西尾市一色町佐久島、周囲11キロ、島の東港から西港まで歩いても2キロ、三河湾に
浮かぶ小島です

家を出たのが朝6時半、まずは市バスと地下鉄で名古屋駅へ。
名鉄名古屋本線7:22発の特急豊橋行き、知立で準急吉良吉田行きに乗り換えて西尾へ8:15着
ここから島に渡る港までバスで30分。港から船で島の西港まで20分。島の西港に着いたのが9時46分。
この連絡のバスと船便が少ないのが難点でした。
連絡のバスを待って並ぶのは若い女性ばかりで出発間際に男性が数人と若いカップルが乗って来ました
がババサンは私一人。そんなことは別にいいのですけど・・・

船で港を出ると知多半島が近い。いくつもの島が浮かんでいて愛知県にもこんなに島があったのかと
驚きました。

   
西港の桟橋 この船は漁船です

港の休憩所で佐久島マップをいただいて・・・行くところは決めてあるのですが念のためにゲット。
スケッチしながら港と黒壁集落の路地を歩いて映画の舞台にもなったカフェでお茶の予定です。
船から降りたのは西港、のんびりするのも目的なのですし東港まで2キロを歩く元気はありません。
佐久島は「アートの島」屋外にいくつものアート作品が展示されています。その中で人気のある
「おひるねハウス」を目指しました。


  「おひるねハウス」への道



   

真新しい標識を目当てに迷路のような黒壁集落を抜けて丘を越えて行くと海岸に写真などで見たことが
ある四角くて黒い箱がありました。黒い色は西集落の黒壁がモチーフ。
ここで箱の中に寝そべって波音を聞きながら潮風にうとうとおひるねする「おひるねハウス」。
でもそれは無理!インスタ映えする場所だとかで写真を撮りたい人が順番待ちなのです。
ここもアジア系の外国人が多いのにも驚きました。東港に行けば白い「イーストハウス」があるので
そことセットでSNSで広まったのかも。

  
箱を正面から見ると向こう側が見える


    
ここから港に戻る途中で瓦を積んで塀にしてある家の前でスケッチ。
ちょうど日陰に猫もいて映画のシーンのようでした。
その直前に出会ったオバサンが瓦を積んで作った塀なのだそうです。
「江戸時代の物もあるからね」壊されて行く古い家の瓦がもったいないと集めては積まれたのだとか。

  瓦積みの塀のある家


オバサンの足元には猫たちがいて「この辺は年寄りばかりで施設に入ったりされると猫だけが残されて
結局エサだけはやってると今は13匹くらい来るしね」「観光客の人が死にそうんな猫がいると言われる
のでまた拾ってきて2週間世話してね」その子はほんとにまだ痩せた子猫でした。
オバサンは「ここは春がいいよ。アサリが美味いよ。ほとんど市場には出ないから島に食べにお出で」
ですって。地図を示して「東港のこことここはいけすを持ってるから魚も美味いんだよ」ですって。
春とは言わずに行ってみたくなります。

ネットで見ていると素敵な民家とか路地の絵があって私も真似して狭い路地の隅に張り付いて
スケッチしてみたもののどうにも面白くない絵になりました。まだまだ修行が足りません。

    左は古民家「大葉邸」


このつづきはまた明日。

9月になって・・・

2019年09月01日 | 孫ちゃん
   「Kちゃん」海の写真を送ってくれたので



    
8月初めころからブログをお休みしてぼんやり過ごしていたらもう9月。
心づもりは色々あったのに実際にできたのは「のんびり過ごす」ことだけでした。
早起きして散歩とスケッチするつもりも続かずに早起きしたりしなかったり、あれこれ手を
付けては何も終わらず、あっという間に9月になってしまいました。
何処にも遠出しないで用がなければ閉じこもっていたような8月でした。

猛暑の日々から夜にはエアコンのいらない季節に移って9月。私はまだエンジンが
かからずぼんやり中。ただぼんやりしているだけで睡眠と食欲は衰えず夏バテもなしでした。
で、ブログの夏休みはもう少し続くことになりそうです。


  「審査中」

オーディションごっことやらで私は出場の縫いぐるみをいくつも踊らせてKちゃんは審査員。
点数やコメントなどを書き込んでいます(このコメントが結構面白かった)
家に来るたびにごっこ遊びがどんどん変わります。
   

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