ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.6.7 本音を言えば・・・

2011-06-07 06:06:53 | 日記
 以前にも書いたことがあるが、良く拝見し、コメントさせて頂いているひよこさんのブログ、「術後6年の本音」にしみじみ共感した。

 以下、一部転載させて頂く。

※  ※  ※(転載開始)

乳がんに罹患して、治療を始めて、まだ6年しか経っていない。
再発があり、転移があり、再々発があり、いろんな事があり過ぎた6年間。
今、こうして生きている。
6年前には存在しないだろうと思った未来を、生きている。

これからは、たぶん今までよりも厳しいであろう未来を、生きていかなくてはならない。
辛いばかりの毎日なら、あまり欲張りたくないけれど・・これも自分の人生。
もっと、もっと、生きていたい。
辛いかどうか、生きてみなければわからない。
案外面白いかもしれない。
とことん付き合う覚悟だから。

(転載終了)※  ※  ※

 さらにラスト一行の「でも、本音を言えば、健康な体に戻りたい!!」 に心底共鳴した。

 そう、私も日頃、病気になって新しい出会いがあった、人に優しくなった、とかなんとか、ありきたりの強がりを言っていても、そして今の現状を潔く受け入れたい、と常に心してはいても、結局のところ、本当の本音のところは「毎週治療に通わなくて済む健康な体に戻りたい!」だ。

 先日、プチ虹のサロンのメンバーと話した時も、「出来ればこんな現実(エンドレスの再発治療)、なかったことにしたいよね。」と言い合った。

 でも、哀しいかな、この現実をなかったことには、出来ない。だからこそ、皆、人前では涙をこらえたり、人知れず涙を流したりしつつも、厳しい現実を受け入れて来ざるを得なかった。そして、再び前を向いて生きるために強くならざるを得なかった。

 けれど、実際には、人間はそんなに強くなり切れるものではない。だからこそ、こうして本音を言える友人の存在にとても救われているのだ。

 健康な旧友たちとの久々の再会で、遠い将来のことが話題になった時に、いちいち落ち込んでいた私がいた。が、だんだんとそれを徒に羨むことなく、そしていじけることもなく、それはそれ、当然のこと・・・と楽しむことが出来るようになった。そして、今では少なくともその場では笑顔でいられる(つもりである。)自分、ちょっぴり強くなった自分を認めてあげたい、と素直に思う。

 そうした自分に気づかせてくれた沢山の人たちに感謝、である。

 さて、今日は定例の都心会議。今回は開始時間がいつもより遅めなので、自宅から往復する。だが、さすがに往復5時間弱の電車乗り継ぎ旅なので、明日の通院治療の負担軽減のため、今夜は職場から帰宅せず、病院の近くのホテルに宿泊予定だ。

 そんなわけで、また我が家の男2人の本日の夕食は、リクエスト通り「カレー!」である。         

コメント
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