ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.6.28 「もぅいいかい?」-「まぁだだよ」

2011-06-28 19:47:29 | 日記
 「かくれんぼ」のフレーズではないけれど、昨夜、やはり「まだなんだなあ・・・」と溜息とともに実感したことがあった。
 タキソテールの副作用で爪がすっかり傷んでしまったことは以前にも書いた。治療終了から既に2年3ケ月が経ち、酷かった足の爪はようやく元通りになった。ほとんど前と変わらない状態だ。伸びてはきたけれど、上に行くにしたがって爪が細くなり、指先の肉に爪の先が食い込んで傷んだ。巻き爪になったら大変だ、と一時弾力性のテーピングで矯正していたこともあるけれど、その後、無事まっすぐ伸びてきてほっとしている。

 が、今回のトラブルは、見た目の復帰は足よりずっと早かった手の爪である。
 10本全部の爪に縦筋が入っていて(これは加齢現象?)、すっかり薄くペナペナになっている。タキソテール投与中に折れて、割れて、落ちたことを思えば、ぱっと見はごく普通の爪なのだが、とにかく弱い。ちょっと力を加えると撓(しな)る。カラーリングとかジェルネイルとか、強化するいい方法はあるようだけれど、なかなかそこまで手入れをする時間が作れずに、結局そのまま過ごしている。(だいたいそんなに綺麗にしてしまったら、いちいちうっとり爪に見入って、家事なんて絶対やりたくなくなりそうで怖い、というのもある。)

 昨夜、夕飯の支度をしていて、塩のビンの内キャップが開かなかったので、ぐっと爪を入れたところ、爪がプラスチックキャップに見事に負けてしまい、半分くらいのところでへにゃり(パチンではない。)と折れた。じわっと血が滲んだ。全部剥がれたわけではないけれど、横の付け根のところが浮いてしまっている。あちゃー、という感じ。とりあえず夕食を作り終えてから消毒して抗生剤を塗ってテーピング。ズキズキと痛む。右の親指が思うように使えないというのは手の力が入らないから実に不便である。

 今朝は大分痛みが落ち着いているのでクリニックに行くほどではないかな・・・と静観しているが、明日の通院日、一応報告だけはしておこうかとは思う。

 それにしても、こうして前の薬の副作用を背負ったまま、新しい薬を上乗せしていく切なさよ・・・である。いまだに涙目が治らない。まつ毛が少なくなってしまったからか、とも思うが、春先よりは軽減しているとはいえ、花粉症でもなかったのに、一日中目の周りがびしょびしょしている。鼻水も鼻毛が少なくなってしまったからかどうか。結局、目の周りも鼻の周りもいつも赤くただれ気味だ。

 こうして何か一つネガティブな出来事があると、それがきっかけとなって、情けなくもまたこうして後ろ向きになってしまう。「もう大丈夫、さすがにもう大丈夫だよね~」と思っていたところ、「まだまだ油断してはだめ、注意していないと危ないよ。」というお知らせだったのだろう。せめてそうして前向きに受け止めて行かなくては・・・。

 土日の多忙が祟って昨日はバテていたところで、このトラブル。こういうことがあると、精神的なものが影響するのかどうか、胸部の痛みも増す感じだ。圧痛と鈍痛がやけに気になり、ブログも更新せずに早々ベッドに入ってしまった。

 今日は朝のうちは曇っていたが、だんだんお天気が良くなり、昼過ぎにはすっかり夏空。3時前には使用予定電力制限を超えました、ということでまた事務室の天井灯がオフにされた。蒸し暑く、窓からの風と扇風機だけで空気がどんよりしていて、皆ぐったり。せめて除湿だけでもどうにかならないものか。
 九州は早くも梅雨明けしたという。節電とともに長く暑い夏になりそうである。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする