ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.5.5 こどもの日―義母のお見舞い

2012-05-05 21:55:18 | 日記
 今日はこどもの日。余すところ連休も明日の日曜日までになった。後半の遠出は、治療日の後ということもあって、家族揃っての義母のお見舞いだけだ。

 だらしないことに今朝もなかなか起きられず、朝は殆ど食欲がなかった。遅い朝食を何とか押し込んで、昼前に家を出た。久しぶりに良いお天気。陽射しが強く日傘を差さないとクラクラする。電車の中は早くも冷房が効いていた。病院の最寄駅に到着した時には、夫も息子も早くも空腹状態で、2人は軽食をとってから病院へ。

 義母は、退院許可が出たものの、その後の受入れ施設が決まらなかったことは以前書いたが、ようやく退院日が来週の日曜日に決まった。まずは義妹宅から車で30分はかかるという特養ホームのショート・ステイからスタートして、6月半ばには、その系列で、義妹宅から徒歩で通える特養ホームにショート・ステイで入所の予定。その後、正式に空きが出れば晴れて正規の入所ということになるようだ。昨年の12月5日に倒れて今日でちょうど5か月経過。その間に要介護5になった。

 病院での生活は病人としての入院生活だから、一日中ベッドの上でパジャマのまま過ごす。一方、施設に入れば、朝はきちんと洋服に着替え、夜寝る時にパジャマに着替えて、具合が悪い時以外は車椅子に座って過ごす生活になるという。少しでも日常生活に近い毎日が送れるという意味でも、施設に入れる目途が立って心底安堵した。夫や義妹は複雑な気持ちなのだろうけれど・・・。

 前回、3月に見舞った時よりも、顔が穏やかになって艶やかだと感じた。確かに言葉は少なくなっているが、こちらをじっと見据えて手を握り、ちゃんと分かっているのだと思った。体調が優れなければ、言葉を探して会話をするのも面倒なのだろうな、と頷ける。注射針がなかなか入らないそうで、手の甲が青紫色に内出血しており可哀想だったが、痛みはそれほど感じていないのではないか、ということだった。

 帰りは、病院最寄駅まで送ってもらう途中で、来週移ることになる施設を外から見学させてもらった。明るいオレンジ色の4階建ての建物が2棟、南向きに並んで建っていた。全室個室ということで、まだ新しく周りも静かな環境。良かったと思う。

 帰途、電車で本を読みながら、またウトウトとしてしまった。途中ターミナル駅を通過する頃には夕食時間にかかり、さすがに空腹でたまらなくなった。ターミナル駅の上にあるデパートのレストラン街で、ナウゼリンを飲んで、お腹に入れることが出来た。やはりお腹に入れると、歩きながらフワフワすることがなくなる。食べなくては駄目だな、と思う。

 自宅への帰り道、真ん丸お月様を見ながら帰った。少し朧になっている。明日はまた、雨の予想だそうだ。こんなに雨降りのゴールデンウィーク後半は珍しい。木々はあっという間に新緑というよりも鬱蒼とした感じになってきている。白やピンクのアメリカハナミズキも満開だ。

 今回、吐き気止めナウゼリンのお世話になったのは2回だけ。デカドロン(ステロイド)を飲んでいないので、夜眠れるのが有難い。初めて処方してもらったナゼアが効いているのだろうか。いつもはデカドロンを治療3日後の土曜日(今日)まで飲んでいるが、今回は昨日まで2回飲んだナゼアの他は、今日の夕食前に飲んだナウゼリン以外は、飲まずに過ごすことが出来た。治療後が休日であったのも功を奏したのかどうか。次回からも何とかこのくらいの副作用で済んでくれることを祈りたい。
コメント
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