ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.5.17 嬉しい贈り物

2012-05-17 20:29:07 | 日記
 贈り物を頂いて嬉しくない人はそうはいないだろうけれど、こと、嬉しい贈り物といえば(素敵だな、いいな)とは思っても、自分のためになかなか買えない物なのではないか。実用品なら購入するけれど、装飾品のように必需品ではないものだとすると、ますますその度合は増すだろう(このあたり、夫などは、そういう女性心の機微が分かっていないのだけれど・・・。)。

 私にとってはプリザーブドフラワーがそうだった。素敵だけれど高価で贅沢なものだ。

 タキソテールの治療中、休職して家にずっとこもっていた時に、高校時代の友人から贈って頂いたのが最初。
 既に3年以上が経過するが、今もリビングに飾ってある。頂いた当初に比べて、哀しいことに若干色が褪せてきてしまっているが、それでもそれを見る度にあの頃、心身ともに辛かった時、うんと励まされたことを思い出す。

 そして、昨年の誕生日、お互い励まし合って治療を続けているSさんから贈られたもの。
 ガラス製のボンボニエールのような花器の中に、私の誕生石・パールをイメージしたプリザーブドアレンジメント。ピンクやクリーム色の薔薇をメインにアートリーフや紫陽花が、ダイヤモンドカットのガラスの宝石箱に飾られ、パール風クリスタルガラスのストラップがペンダントのように添えられていた。

 もうすぐ1年になるが、以来ダイニングテーブルに置いている。蓋があるので、お花自体はホコリにならない。思い出したようにふと開けば、パステルカラーの洒落たアレンジメントが見られる。
 その時に彼女から頂いたメッセージ「お誕生日おめでとうございます。○○さんに出会えた事を嬉しく思っています。50代の新しい扉が開きましたね。幸せの青い鳥さんたちがたくさんのHAPPYを届けてくれますように・・・。今日のこの日の気持ちを大切に、そして忘れないようにこのお花をお届けします。未来をゆっくり歩いていきましょう!ご家族で楽しいお誕生日をお過ごしください。乾杯!!」も大切にとってある。

 先日、お世話になった従姉の誕生日に、そうだ!あれがいいのでは・・・と思って、贈った。
 すぐに「家族の誕生日はお祝いしてあげるのに、自分のお祝いはなしで、素敵だと思っていたけれど、自分では買えないのでとても嬉しかった。」という御礼が来た。実は私も去年頂いてとても嬉しかったので・・・と種明かし。「この素敵なプレゼントのアイディア、私も頂こうかしら。」とのリアクションに、やっぱりこれにして良かったな、と思った。

 いくつになっても誰かに誕生日を覚えていてもらえるということは、有難いことだ。
 そして自分のことを気にかけてくれている人がいる、自分のために大切な時間を使ってくれる人がいる、ということを実感出来ることは、何とも幸せなことである。

 今日も一日、夏日のような高めの気温だったが、陽射しは昨日ほどではなかった。
 木曜日というと、いつもは投与翌日で気分が悪く長時間の会議もなんとかやり過ごすといった状況だが、今回は休薬週で3週間に一度の躁状態に入りつつあるので、食欲もあり、元気だ。急に気温が高くなって疲れやすいのは事実。季節の変わり目、体調管理をきちんとしていかなくては、と思う。

コメント (2)
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