ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2013.2.11 ギョッとさせてしまった? ヨガスタジオで素頭デビュー

2013-02-11 18:26:30 | かつら
 一昨日、昨日といつも通りに早起きをして出かけたせいか、さすがに昨夜は早々と眠くなり、アロマテラピー講習会で作ってきたバスシュガー&ソルトでじんわり体の芯まで温まって、お子ちゃま並みの時間にダウンしてベッドに入った。
 今日は目覚ましをかけなくて済むハッピーマンデー。10時間近くたっぷり眠り、ベッドの中で朝の連続テレビ小説を見て、のそのそと起き出した。久しぶりに夫が得意のオニオングラタンスープを作ってくれていた。

 朝一番で夫と2人で買い物に行き、帰宅後掃除。息子はスポーツクラブに出かけた。
 今日は初めて「ワークショップ・ほぐしヨガ」を予約してみた。休会していた間に別の店舗から異動してこられたKインストラクターのレッスンだ。昨日の骨盤調整ヨガもこのKさんのクラスだったが、人気インストラクターだけあってとてもいい感じの進め方。Kさんオリジナルのレッスンと聞いたので、楽しみに出かけた。

 ロッカールームで着替えを始めてすぐにアッチャー、と思う。なんと室内帽を忘れてきていた。さて、どうする。3年半前、タキソテールの副作用でもっと見事にツルツル頭だった頃にも、一度忘れて、慌てて同じ階の洋品店に駆け込んで、タオル地の帽子を買ったことがある。だが、今はそのお店は閉店している。しばし考えて、ま、いいか、と素頭で受けることにする。

 そんなわけで、いきなり高校球児頭でスタジオデビュー。ショートヘアのかつらを被ってフロントで受付をしていた姿を見た人たちをギョッとさせてしまったかもしれないな、とちょっぴり申し訳ない気持ちにはなったけれど、まあ、本人が思っているほど、誰も私の髪の毛など気にしていないのかもしれない。そう、太い脚でミニスカートを履いてしまうのと同じ感覚で、もう晒してしまえば怖くない、状態。

 さて、ほぐしヨガは、表層の筋肉でなく深層部の筋肉-いわゆるインナーマッスル-に働きかけてほぐしていくレッスン。筋肉の深層部が凝り固まっていれば、いくら表面が伸びてレッスンの時は気持ちいいな、と思ってもすぐに元に戻ってまたコリを感じてしまう。これは感情面と同じで、表面では笑っていても心の中に凝り固まった負の感情があれば、心から笑えないのと同じ、という説明になるほど、と思う。
 土踏まずのストレッチから始め、首筋から肩、鎖骨、鼠径リンパから大腿部、すね、ふくらはぎ、かかと・・・とパーツごとに指示通り全身の筋肉を揉みほぐしていくうちに、信じられないほど汗が噴き出してくる。実際にこの筋肉です、と教えてもらうと皆、顔をしかめて「イタタタタ」という感じ。とても満足いくレッスンだった。スケジュールが合えば次回も、と思う。

 レッスン後、夫と待ち合わせてお茶をしながら帰宅する。帽子を忘れて素頭だった、と言ったら吹き出されてしまった。
 こんなに元気で、最近は頭痛もあまりないし、薬も飲んでいない。「私、本当に病気だったのかしら、もしかして治っちゃったんじゃないの?」とおどけて言ってみたら、夫に何とも困ったような複雑な顔をされてしまった。「そう言いたいよな・・・。」と。
 (あ、こんなこと言ってはいけなかったのだな)とちょっと反省。そう、自分がそんなことはあり得ないのだ、と一番良く分かっていることを口に出すのは、何にせよ切ないことである。

 けれど、それほど体調が良いのだから、貪欲に“今”を愉しまなければ損だ、と思う。有難い3連休であった。

 明日からまた新しい1週間がスタートする。今週はまた都心会議で出張があり、その翌日は通院日。今回からゾメタの点滴も再開する。久々の投与になるから、副作用の発熱が出ないと良いのだけれど。
コメント (4)
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