ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.9.12 遅ればせの夏休み1日目、高層ホテルへGo!

2014-09-12 22:03:02 | 
 ようやく今日から、遅ればせながら家族3人揃っての夏休みだ。幸いにも、久しぶりに良いお天気に恵まれた。洗濯を済ませ、ちょうどいつも病院に出かけるのと同じ時間の電車を乗り継いで、3月の下宿下見以来7回目の京都を目指す。
 朝食を終えて家を出たばかりだというのに、なんとなくお腹が空いたから、と座席に着くや否やサンドイッチを頬張る夫は、“今日も元気だ、ご飯が美味い”で何よりである。

 すっかり見慣れた車窓の景色を横目に、文庫本を読みながら2時間を過ごす。先月迎えに来てくれた時と同じ新幹線改札口で息子と合流する。すっかり体調も戻った様子。顔を見てほっとした。
 3週間前に降り立った時の蒸し暑さはどこへやら、涼やかで爽やかな秋風が頬を撫でて、とても心地よい。夫は6月末以来2ヶ月半ぶりの息子との再会。なんとなく高揚している感じが見て取れて微笑ましい。

 今日は、半年ほど前にオープンした大阪の高層ホテルに宿泊する。まずは息子御用達のチケットショップで、大阪までのJRの安売り切符をゲット。確かに3人でお茶が出来るくらいのディスカウント率にびっくり。貧乏学生の身、普段からいろいろ苦労してお出かけしているようである。

 新快速と環状線を乗り継いで、ホテル最寄駅へ向かう。途中、来春オープンする息子の大学の新キャンパスも見ることが出来た。駅に到着し、見上げれば駅直結の地上300mのビル。真下からはてっぺんが見えないほどだ。
 チェックイン迄2時間近くあり、荷物を預けて身軽になってから、レストラン街へランチへと繰り出す。息子と私のリクエストで、アジアンダイニングでそれぞれ麺のランチセットを頂く。ゆっくり食事を済ませた後は、私鉄駅の窓口で、明日使う予定の1日周遊券をゲット。これは、2年前の9月、私がECの副作用で入院中、大阪を訪れた2人があれこれ使い回し、とても便利だったというお値打ちチケット。私はリベンジで購入!である。そうこうしているうちにチェックインの時間となり、ホテルへ戻る。

 案内された部屋は41階の南向きのお部屋。さすがにまだ開業から半年しか経っていないので、どこもかしこも新しく機能的で実に快適だ。全面のガラス窓からは遠く関西国際空港や住吉大社等、大阪湾迄見渡せる。お天気が良くてラッキーだ。宿泊者特典で早朝と夜の時間に使える展望台入場チケットも頂き、ご機嫌である。

 荷物をほどいて一服してからお出かけしようとお茶を淹れたのだが、気づけば息子はお昼寝中。その間、夫は息子の皺くちゃシャツのアイロンかけ。一方、私は片付けものをしながら新しくおろしたばかりのネックレスのチェーンを切ってしまい、テンションが下がること下がること・・・。

 今日は特に予定はないとはいえ、一体いつになったら起きるものやら、相変わらず“寝る子は育つ”の息子である。
 通常の勤務時間が終わる頃、無理やり起こされた息子。もう遠出は出来ないということで、ミナミの繁華街へ繰り出してみる。6月に、2人が乗りに来た赤いラピート号は、今日はもう見られなかったけれど、現在は期間限定・ピーチカラーなのだという。いやはや、ラピートも色々な色に変えられて大忙しである。
 
 そして、やはり大阪といえば食い倒れの街、道頓堀でしょう、ということで川べりを散策。工事中のグリコの看板をバックに皆が皆、記念写真撮影中である。それにしてもどこを見ても看板が派手なことこの上ない。普段地味な古都の街を見ている息子もやっぱり、違うよね~、とキョロキョロ。
 お寿司も餃子もタコもカニも、なんでも巨大なオブジェになって飛び出していて右も左も賑やか。くいだおれ太郎とのツーショットも終えて、結局、カニに惹かれた夫の一声で、夕食はかに会席を満喫することに。

 すっかり満腹で地下鉄に乗ってホテル最寄駅まで戻り、そのまま地上300mの展望台へ登ってきた。16階から60階の天上回廊までは僅か45秒。耳が痛くなっている暇もないほどあっという間に到着である。お天気が良く、東西南北、どこをとっても宝石箱のような夜景が見事だ。
 3人で地上300メートルの空に生息するというキャラクターの「空もよう」の熊さんと記念撮影を済ませ、満足して部屋に戻ってきた。
 もちろん部屋からも素晴らしい夜景が目の前に広がっている。

 明日は早起きして1日観光の予定である。
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