ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2014.9.17 親はリハビリデー、息子はクリニック後、友人と再会

2014-09-17 20:58:23 | 日記
 大事を取って今日まで休みを取っておいて良かった。どうも一昨日から気付けば鼻血が続いている。大分粘膜がやられている様子だ。先月末から新しく始めたランマークにもデノタスチュアブル錠の副作用にも載っていなさそうなのだけれど・・・。
 休暇の特権で朝の連続テレビ小説をベッドの中で見終わり、のろのろと起き出す。

 息子が巣立って半年近く。すっかり夫と2人の生活パターンが出来上がってしまい、リビングに大男の息子がいると、何やら家が小さくなったような気がする。

 朝食後、かかりつけのクリニックへご挨拶かたがた健康診断に出向いた。院長先生に先週熱を出して寝込んだ以外は元気に過ごしていたことをご報告。いまだ少し喉が赤いようである。
 先生にはいろいろ冷やかされ、これからのアドバイスも頂く。お土産をお渡ししたところ、素敵な七宝焼きのピンブローチを頂いてしまって恐縮しきりだ。薬局ではお久しぶりですね、ということで5日分の風邪薬を頂いてきた。

 そして、普段は仕事で直接受け取ることの出来ない、お花のお届。配達してくださる方に初めてお目にかかってご挨拶することが出来た。
 今日はデンファレ6本、淡い黄色のハイブリットスターチス2本、ロベヤシ2本。花言葉はそれぞれ「美人」、「いたずらな心」、「勝利」だという。早速活けてみたら、とても豪華だ。「シンガポールのチャンギ空港みたいだね。」というのが夫の感想。なんともはや・・・。

 さて、息子は高校時代の仲良し5人組で会う約束とかで、クリニックから帰宅するや否や、都心までお土産を抱えて出かけて行った。無理だろうなと誘うのを遠慮していた予備校通いの2人も、昼休みなら大丈夫ということで、予備校近くで5人でランチだそうだ。その後、大学生3人でカラオケに繰り出すとのこと。ああ青春!羨ましい限りである。
 今回は1週間ちょっとの短い帰省だけれど(だからこそ?)、毎日お忙しくもスケジュールがぎっしり詰まっている模様。今晩も一体何時に帰ってくるものやら・・・。

 久しぶりに3人分の夕食の準備を、と思っていたが、また2人の夕食である。
 私は午後から、これまた久しぶりにリンパプラスヨガのレッスンに参加。ウイークデーの午後のクラスに参加することはなかなか出来ないけれど、満員御礼でびっくり。もちろん、いつもの夜や土日のクラスとは違う顔ぶれだ。この5日間、夫や息子に負けじとすっかり飽食を重ね、気付けばなんとなく身体が重く浮腫んだ感じがしていたけれど、たっぷり汗を流してリフレッシュすることが出来た。 

 さて、明日から2日間頑張れば、また週末がやってくる。
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2014.9.16 旅行最終日、大仏様と別れを告げて京都へ、そして帰宅

2014-09-17 13:10:51 | 
 4泊5日の旅行も最終日。家族3人で4泊もの長い旅行をしたのはどれくらいぶりだろう。息子が小学校5年の時、実家の両親と出かけたオーストラリア旅行を最後に、中学受験と私の再発治療のため、海外旅行は5年間の間、お預けになった。その為、息子はその時作ったパスポートをたった1度しか使うことがなかった。3年前、勤続25年休暇を使った台湾旅行は3泊だったし、一昨年のベトナム旅行は実家の両親も一緒だったから、もっと前の話だ。

 最終日は特に予定を入れず、ゆっくり朝食を摂った後はホテル界隈を散策して京都に戻る予定だった。が、息子が「折角だからやっぱり大仏様に行きたい」と言うので、普通に起床することに。おまじないのように足湯を済ませて、ダイニングルームへ向かう。

 昨日が茶がゆ定食だったので、今朝は洋定食をチョイス。選り取り見取りのビュッフェも良いけれど、どうしても立ったり座ったり、と落ち着かない。最初に一つ一つチョイスしながら、コースのように運んで頂けるセットメニューはとても優雅である。ふわふわのパセリオムレツや、メープルシロップをたっぷりかけたフレンチトーストを堪能。ショップでお土産を調達しながら部屋に戻る。

 荷物をまとめてチェックアウト。荷物を預け身軽になってから、タクシーで大仏殿の入り口まで。ここを訪れたのも10年以上ぶり。前回は、参道に入るや否やお煎餅目当ての鹿から追いかけられて半べそをかいた息子。この入り口に到着するまで随分時間がかかったものだ。今日はいきなり入口なので、そのまま参拝に向かう。

 今日も青空のいいお天気。今回の旅は本当にお天気に恵まれた。普段、日中は外に出ないから、こんなに強い陽射しを浴びると体力はかなり消耗する。顔や手足だけでなく眼まで日に焼けてとても疲れる感じだ。それでも最後の観光スポットということで、金堂をバックにしっかり写真撮影に励む。
 大仏殿・金堂に入ると、圧倒的な大きさの廬舎那仏が鎮座ましましている。像の高さが15m弱というのだから、同じく像高が11m強だという鎌倉の大仏様より3割増しの大きさだ。
 ここは堂内も撮影自由という太っ腹さが有難い。柱の通り抜けで盛り上がっている中国人観光客達に交じって、息子も再びトライ。あの時スイッとすり抜けて、ニカ~ッと大笑いしながら出てきた小学2年生が、身を細めつつ「4月当時の体重だったらとても出てこられなかった」とようやく廻り出てきた大学1年生になった。
 訊けば、南大門の両仁王像は来月、初めて長風呂に入ってこれまでの垢や汚れを落とす予定だという。御二人揃って拝めるのは今月までということでラッキー。しっかりポーズを真似して写真を撮ってくる。
 私たち同様暑さに顎を出し、日陰で涼んでいる沢山の鹿たちに別れを告げてホテルに戻り、荷物をピックアップしたら近鉄奈良駅までタクシーで移動。

 特急で京都までは僅か45分である。発車すればほどなくして平城京址公園を突っ切り、車窓右からは大極殿、左には朱雀門を望む。途中、美しい緑の田園風景を過ぎながら、あっという間に見慣れた京都の街に戻ってきた。

 駅ビルで昼食を摂り、「ちゃんと掃除してあるし、大丈夫だけど」という息子の言葉に半信半疑ながら、タクシーで下宿へと目指す。
 そして入ったところ、・・・やっぱり・・・である。すぐさま夫と私は手分けをして腕まくり。掃除と洗濯を頑張る羽目に。一体どこをどうやって掃除しているものやら。一人で暮らしているんだから、自分が良ければそれでよい、と言うのだけれど、とてもこれでは勉強なんぞ出来る環境ではない。
 滞在時間3時間弱、洗濯機を目いっぱい3回回し、干しっ放しだった洗濯物を片付け、あちこち這いつくばって掃除をして、グッタリ。荷物をまとめ、寮長さんにご挨拶をして、再び駅までタクシーで戻る。
 新幹線の時間まで小一時間あったので、最低限のお土産を買い、駅弁も調達。カフェで新幹線50周年記念の甘味セットを頂いてほっと一息。なんと、席を立った息子が夫に京菓子のお土産を買ってきてくれる。夫は感無量な感じ。冗談で「あら、私にはないの?」と言ったら、私にも。部屋の片づけの罪滅ぼしか。いやはや、大変なことである。

 普段より1時間半ほど遅い電車に乗り込み、名古屋を過ぎる頃には辺りは暗くなってきた。食後はお約束のアイスクリームを頂き、定刻に病院最寄駅まで戻ってきた。
 JRを乗り継ぐと、ラッシュの時間はとうに過ぎているのに席を確保するどころではなく、立ちん坊で私鉄乗換駅まで。そして、息子は約半年ぶりに最寄駅にご帰還である。
 
 さすがに疲労困憊していたが、なんとか頑張って洗濯機を回し、汚れものだけ片付ける。なんだかんだして入浴したら、ベッドに入る頃にはあっという間に日付が変わってしまった。
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