ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2019.7.24 職場健康診断受診

2019-07-24 21:11:24 | 日記

 今年も7月の最終週、職場の健康診断ウィークである。
 先月19日の6クール目からハラヴェンを中止し、2週間前にパージェタ、ハーセプチン2剤のみで7クール目を終えたところだ。相変わらず手足の痺れや痛みは続いており、お腹の調子もイマイチだ。

 昨年は本当に酷暑だったので、この段階でかなりへばっていたが、今年は雨ばかりでいまだ梅雨も明けず。蒸し暑いとはいっても涼しく、夜冷房を入れなければ眠れないということもなく助かっている。
 ここ数年、毎年のことながらただでさえ治療の影響でお腹が緩いのに、バリウムを飲んで下剤をかけるというのはあんまりだなあと思う。とはいえ、折角の機会と割り切って、昨晩の夕食以降断食で家を出ることにした。隣で夫がクッキーやらなにやら美味しそうにつまんでいるのが恨めしい。

 今朝も朝食を摂れないので、夫を送り出して身支度をしてしまってからはすることもなく、8時半の受付開始時間より30分早く出勤して順番取り。今年は昨年にも増して出足が早かったようで10番目。待合椅子の1列目は確保出来ず2列目になった。これまでと同じ検診業者だ。かつては問診票等を前裁きする方がいて、早めに受付が始まることもあったが、今朝は姿がなく、時間通りに受付が始まり、レントゲン関係は最後というのは昨年と同じだった。

 受付で大腸がん検診、尿検査の検体を提出した後は、会場へ移動。
 計測からスタートで、身長・体重ともほぼいつも通りだが、165.3cm(去年より0.2cm縮んでいた。誤差範囲だろうけれど、身長を問われて166cmだと言えなくなっているかもしれない。)、体重は風袋込みで45.7kg(昨年より1.3kg減、下痢が続いているせいか、昨夜からの絶食のせいか。)。腹囲は69cm(1.3cmの減。これも体重減のせいなのか絶食のせいか。)。まあどうあれ納得するしかないわけである。

 血圧は1回目は120-73、2回目は115-65で問題なし。続いて採血は3本。今年も右腕を出すと、「利き腕ではないですか。」と訊かれたので、「左はちょっと・・・」と言う。針が太く感じて、刺すときも抜くときも結構痛んだ。いつも同じところを刺すし、血管が硬くなっているせいかもしれない。きつく止血ベルトが巻かれた。

 視力測定。眼鏡は、30年以上前に作った近視と乱視矯正のものしか持っていない。免許更新と健康診断用限定であるが、今年もひとまず持参した。遠見は昨年「普段使っていないなら裸眼で」と言われて測定したところ、結構悪くなっていた。今回試しにこの眼鏡がまだ使えるのかどうか測って頂いたら両眼とも1.5。しっかり見えていた。測った方もびっくりこちらもびっくり。
 一方50cmの近見は裸眼で右が1.5、左が0.9で昨年に比べて右は1.2から若干回復し、左は同じだった。老眼鏡はまだ作らなくていいのかしら。

 次は心電図。特にコメントなく無事終了。
 隣に進んで内科診察では、問診票をご覧になって聴診器を当てた後、私の顔を見て「甲状腺が腫れていると言われていませんか。」と一言。「つばをごくんと飲んでみてください。」と仰り、それをご覧になって、「甲状腺腫大」と書き込まれた。問診票で「手足のしびれや浮腫み、疲れやすさ、動悸息切れ」に○をつけていたが、「これは化学療法の副作用だと思うのですが。」と言うと、「担当の先生はそう仰っていますか。症状が副作用と間違い易いですが、簡単に血液検査できますから一度調べてみた方がいいですね。」とのことだった。

 亡くなった父がかつて甲状腺を患っており、まだ独身だった頃、私の首元を見て同じように心配をもらすことがあったが、これまでなんともなくスルーしてきた。ということで今年は「所見なし」に○がつかなかった。来月1回目の通院で相談してみよう。

 最後の聴力では左右2種類の音の聴こえとも問題なし。
 ここで、会場を後にし、車寄せに停車中のレントゲン車に向かう。
 胸部レントゲンは今年も既往の事情を話してキャンセル。そのまま隣の胃部レントゲン車へ。着替えをしなくて済むように、今日もブラトップと全くシンプルなカットソーだ。5人ほど前にいらした女性は既に終わっており、女性は私だけで待ち時間なし。

 最後に残るのがいつも最大の関門である胃のレントゲン。最初の頃に比べて少しは慣れてきたのか、発泡剤がそれなりに上手く飲めて、何回かゲップが出そうになりながらもバリウムを飲み終えることが出来た。
 お腹にバリウムと発泡剤が入って胃がどんどん膨張してくるのを実感しながら、やれ右に3度周って、仰向け、左右途中で止まって、右腰を上げて、次は左の腰を上げて、うつぶせで息を止めて・・・と、ご指示は絶え間なく続く。今回はかつらがずれ落ちないかを気にしつつ、ゲップを堪えるだけですっかり憔悴。

 逆さにされつつ、手すりを握って息を止める間が長く感じること。まだ終わらないかしら・・・と思い始めた段階でようやく終わった。口の周りに白いひげになってついたバリウムをティッシュでぬぐい、下剤を頂く。

 待合椅子に座ってから終了まで1時間15分ほど。頂いた下剤をひとまず既定量1回分たっぷりの水で飲み、9時半前には自席に戻って平常勤務。
 今年の健康診断も、ひとまず第一段階は、クリア。内科のコメントはついたけれど、とりあえず大事になりませんようにと祈る。

 その後、昼休み前から若干の腹痛の後、すんなりお通じが2回ほどあって、夕方頃からは何度もお手洗いに行く羽目になったけれど、おかげでバリウムもすっかり排出出来た模様。一昨年ほどの酷い下痢ではなかったと感じるのは、下痢にも大分耐性が出来たといったところか。とにかく今年も無事恒例行事を済ませることが出来てほっとした。
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