ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2020.10.13 エンハーツ5クール目さらに減量初回投与後6日目のこと ABCミニセミナー参加

2020-10-13 22:23:33 | 日記

 昨夜も夫の帰りを待って夕食の支度をしてもらうことになった。朝のうちご飯の準備とサラダだけは作っておいたけれど、帰宅後はもうぐったりとソファから動けない。
 それでもお米のご飯の炊ける匂いが嫌と言わず、多少なりとも頂けたのだから前回よりは大分進歩だろう。気持ち悪さは吐き気止めのお陰で幾分楽に感じる。でも疲労感、だるさはあまり軽快しない。とにかくだるくて眠い。

 夕食後はビデオを流しながらソファで、気づけば日付が変わる間際まで寝てしまう。本当にどうしてこんなに眠いのかわからないが、寝ても寝てもひたすら眠い。眠りのスイッチが壊れたような気がする。
 4回目の投与による脱毛も今はピークのようで、クッションや枕に結構つくし、手で梳くとついてくる。素頭が随分小さくなった。コロコロをいつまでも仕舞えない。

 今日は在宅勤務。朝のうちはお天気が良いけれど夕方までに曇り、雨まで進むと聞き、慌てて洗濯機を廻して急いでベランダ干しを済ませた。
 相変わらずの便秘で、申し訳程度のウサギさん便が出るだけ。いきなり下痢まで進んで脂汗でお手洗いに籠る、ということがまだないのには助かっているけれど。
 朝食はパンだけはいつもの半分、それ以外は普段通り頂けるようになった。今回はこれまでに比べて大分食べられている。
 予報通り、昼にはお天気が陰ってきて乾いた洗濯物を畳むことが出来た。出勤していたら冷たくなってしまうから、こうして家にいて始末出来るのは有難い。

 夫は半年以上ぶりかで夜の会食だという。コロナ禍の前は週に1,2度は宴会があった。ここまで続けて夫と毎日毎晩、夕食を共にしたのはどのくらいぶりだろう。そもそも私は夜のお付き合いは何年も遠慮しているので、家で食事を摂るか、夫とどこか外で食事を摂るか、以外の夕食パターンはないのだけれど、平日の一人適当夕食(一人の食事が適当なのは平日だけに限らないけれど)がとても久しぶりな気がする。

 今夜は、以前“再発後の心の整え方を語り合うオンラインセミナー~瞑想ヨーガを通じて~”の講師を務めさせて頂いた、キャンサーソリューションさんのABCプロジェクト(Advanced Breast Cancer:転移性乳がん患者さん、家族を応援するための教育・啓発プロジェクト)ミニセミナー・“転移性乳がん患者さんのための臨床試験の仕組みと情報の探し方”に参加した。

 今日10月13日(火)は、メタバイバーの日だそう。転移性乳がんの啓発DAYとして、セミナーの要望が多かった臨床試験の仕組みやその情報の探し方について、日本医科大学武蔵小杉病院の勝俣範之先生にお話を、というもの。
 勝俣先生の著書や新聞記事等はこれまでも有難く拝読しているけれど、実際にリアルオンラインで資料を見ながら、自宅で説明を受けることが出来るとは、本当にコロナ禍の今だからこそ。体調が悪いといいつつ、今までとても(出向いて)参加することは出来なかったセミナーに、こうしてあれこれ(自宅のPC前で)参加出来ているのは怪我の功名である。

 今のところ標準治療のお世話になれている私も、早晩治療が尽きる日がやってくる。その時に果たしてどうするのか。治験を探すのか、先進医療という名の自由診療に走るのか。それとも緩和医療に移行するのか。悩ましいけれど、間違っても自由診療のお金儲けインチキ医療には行かないだろう。となると、残るは治験か緩和医療。

 けれど、今日のお話しを聞くと、治験のハードルもとても高い。素人が探してそれにヒット出来る確率はとても低そうだ。やはりとにかく標準治療で粘れるだけ粘って、その時が来たらその時に考えるのかな、とぼんやり思った。
 先生の講演の後、ABCプロジェクトの新しい試みのご紹介もあり、その後の交流会にも少し残らせて頂いたが、貴重なお話しを聞くことが出来た有難い夜だった。
コメント
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