ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2023.1.11 旅も5日目、スロースターターの一日の過ごし方は

2023-01-11 22:44:26 | 
 昨夜も日付が変わってからの就寝。万歩計は17,000歩超え。今回の旅で最高を記録したが、旅の間10,000歩を下回った日はない。実に良く歩いている(因みに今日は13,000歩越え)。
 駅直結のホテルなので、見晴らしは良いけれど、電車の音もそれなりに響くようで、耳栓とアイマスクが部屋にセットされていた。それでも疲れが上回ったせいかよく眠れた。

 今朝は腹痛でお手洗いに起きる。時計を見れば、ほどなくしてスマホアラームが鳴る時間だ。二度寝は出来ず、ベッドでぐずぐずしてからBSの朝ドラを視る。そのまましつこく地デジでもう一度視てから浴槽足湯。  ビューバスなので外の景色が一望できる。下を見れば、通勤客が隣のビルに次々に吸い込まれていく。
 お湯を沸かして紅茶を淹れ、昨夜調達したクロワッサンやドーナツ、ヨーグルト、果物にジュースという普段と同じ朝食を頂く。

 今日もノープラン。さて、これからどうしよう、である。この辺りをうろうろしても始まらないし、神社仏閣は奈良で行き尽くした。迷った挙句、我が家らしく安易に高速バスに乗って、コロナ禍が本格化する前に一度訪れたアウトレットモールに行ってみることにした。
 スマホで調べたところ、丁度良い時間のバスがある。とはいえ、乗り場が良くわからない。おそらく1時間に1本程度なのでこれを逃すと到着が遅くなる。急いで部屋を出て、多分こっちだと思う、と言う夫の後をついていく。

 ところが、行ってみたところどうもバス乗り場が違うようだ。空港行きのバスはあるが、そこの係員の方に訊いてもわからないと首を振る。案内板にも出ていない。
 レンタサイクルの窓口で訊いたところ、出口を間違えた模様。ホテルに近い出口をそのまま行けばよかったようだ。かなりわかりにくく、地下鉄の窓口でもう一度訊く。時計を見れば、出発時間が迫っている。
 もう無理かな、と諦めかけたところでようやくバスの停留所が見つかった。時刻表を見ると調べたものより10分遅い。乗ると1時間以上降りられない。残りあと5分。お腹が不安で隣のビルに走り、お手洗いを済ませる。夫が手を振っている。滑り込みセーフで、乗車すると、バスはすぐに出発した。

 乗客は私達2人以外1人のみ。途中のターミナル駅で外国人観光客が数組乗ってきた。高速を通って1時間ほど。車内は日差しで暖かくウトウトしてしまう。到着したのはお昼をちょっと回った頃。時刻表をチェックすると、帰りのバスまで4時間半ほど滞在出来そうだ。

 三連休後の平日、明後日からはセールのようだが、その狭間で空いている。お天気は良く、風もなく、昨日に比べて外を歩いていてもそれほど消耗しない。無駄に歩かないように順序良く回ることにする。途中のショップで、以前から欲しいと思っていたベージュのショートブーツとヨガ用のレギンスを購入した。荷物をこれ以上増やしたくないので、これで十分。夫にも水を向けるが、それほど欲しいものが見つからなかった模様。

 遅いお昼をフードコートで、それぞれ別のお店を選んで好みのラーメンを頂く。空いているので待つこともなく、席を探すこともなく、ストレスフリーである。休日に来た前回の混雑が嘘のようだ。
 前回はどこも長蛇の列で入ることが出来ず、隣接したショッピングセンターまで足を延ばしたことを思い出した。

 再び見残したお店を冷やかしながら歩く。日が傾きだして少し冷えてくると、疲れてくる。もう帰ってもいいかな、と思うが一台前のバスは出発したばかり。ベーカリーカフェで水分と糖分を補給して時間調整するが、ここもガラガラだった。
 前回はかなり早い時間からバスに並んだので、10分ほど前に行ったところ、誰も並んでいなかった。5分前に、往きのバスで一緒だった中国人観光客の3人家族が並んだが、帰りの乗客は私達を含め6人のみ。帰路も眠くてウトウトしたけれど、途中目覚めると夕焼けが美しかった。明日も晴れだ。

 煌びやかなビルのネオンが見え始めると、渋滞。若干到着が遅れたが、朝乗車した停留所に無事到着する。終点まで乗ったのは私達2人。そこから空を見上げると私達が滞在中のホテルが聳えていた。帰路は歩いて5分もかからなかった。

 綺麗に整えられた部屋に戻り、暫し休憩。在宅勤務が終わった息子と最後の晩餐の約束をしていた。ホテル迄迎えに来てくれたので、駅ビルのレストラン街に繰り出した。
 今日は粉もの、お好み焼きに決定。道頓堀焼きそば、名物のネギおこ焼き、牡蠣焼き等に舌鼓。2人は生ビールやサワーで、私は相変わらずジュースで乾杯。3,4人のグループが沢山食事やお酒を楽しんでいて、ほぼ満席の店内はかなり賑やか。
 あちこちで大きな笑い声が響いていて、なかなか話が出来る雰囲気ではない。早々に食事を終えて、明日の朝食を調達した後、カフェに場所を変えて珈琲タイム。息子は今日も変わらずケーキセットを所望する。

 あれこれお喋りをしながら、今回は随分長い間夕食を一緒に摂ったものだ、と思う。3人が揃って過ごしたのは、コロナ感染による謹慎期間を加えると2週間にも及び、これは息子が大学に入学して以来初めてのことだ。
 明日はゆっくりチェックアウトをした後、午後、帰京する予定である。
コメント
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