ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.3.2ドセタキセル+フェスゴ+ジーラスタボディポッド1回目翌日のこと 籠城蟄居 ボディポッド抜去成功

2024-03-02 23:07:22 | 日記
 昨夜は早くも薬が身体を駆け巡って早速咳が収まったような気がしたけれど(そうあってほしいという気持ちが潜在的にあったに違いないけれど)、実際はそんなこともなく。吐き気止め点滴デキサート(ステロイド)のおかげで疲れている筈なのに全く眠くならず。
 ブログをアップした後は、お風呂にも入れないし・・・と録画したビデオをダラダラ視て、洗面器足湯だけしてベッドに入ったのは2時過ぎのこと。就寝前にコデインを飲んだが、咳はなかなか止まらず、おへその上にはボディポッドが横一文字にしっかり存在感を放っているのでうつ伏せ寝にはなれないし、ずっと仰向け直立不動ではいられないし、控えめに寝返りを打ちながら、瞑想CDをBGMにして眠ろうと努力したけれど、終わってもなお寝つけなかった。

 今朝はお手洗いで6時前に目が覚める。お腹のボディポッドは緑のランプが点滅しており、正常に動いている。ほっとする。その後はやはり咳が出て眠れず。吐き気はない。右腿に打ったフェスゴの跡は赤くなったり腫れたり凸凹したりもしていないけれど、重苦しい痛み。右を下にして眠ると痛かった。

 土曜日仕様のスマホアラームが鳴ってテレビを点け、朝ドラの復習を視終わってテレビを消す。お天気だったら洗濯をしようかと思ったが、外の天気は何となくぱっとしないし、寒そう。完全に寝不足で起きられない。それでも眠れない。昨日の下痢は止まり、今朝はすっかり快調になった。
 その後、夫が起こしに来たけれど、あと少しと布団を被る。ほどなくしてピンポンが鳴り、イタリア旅行の最終案内のレターパックが届く。日程表やらお土産のパンフレット、オプショナルツアーの案内やらネームタグなどを開けながら、あと3週間ちょっとで本当に行けるかな、と複雑な気持ち。

 ベッドの中でお行儀悪く書類を見て、リビングに移動したのは11時近かった。遅い朝食を夫が用意してくれたので有難く頂く。治療翌日でもしっかり普段通りのトーストを頂けるのは、エンハーツの時とは全く違う。さすがにまだ脱毛の気配がある筈もないけれど、何となく頭がチクチクする。食後は今日と明日だけデカドロン4㎎を1錠飲むことになっている。これは吐き気止めというより浮腫み予防もあるそうだが、顔が火照って何となく熱っぽくなるのでステロイドは苦手だ。

 ジーラスタのボディポッドは装着して27時間前後で薬の投入が始まり、その間はランプの点滅が早くなり、24分間で投与が終了する。終わると、ランプが点灯に変わるので、29時間したら確認して外すように、との指導だった。
 装着したまま外出するのも落ち着かないし、今日は籠城蟄居。何をすることもなく、ごみをまとめたり、ベッドメイキングをするなどちょっと動くだけですぐに息が上がる。何かのタイミングで咳スイッチが入ると、涙でグチャグチャになりながら咳き込む。風邪の咳とは違って喉が痛いということはない。ただただ咳込んで苦しい。咳込まないでいられる姿勢を探そうとするがなかなかうまくいかない。息を吸うと鼾をかいているような音がして不快だ。

 夫は苺ジャムを作る、とスーパーまで買い出しに行った。私が何もしないのですっかり台所に立っている。
 時間としてはほぼ昼食だった朝食から4時間ほど経って、おやつのような時間の昼食。夫は安倍川餅を、私はカップ麺を。何も動かずにちゃんと食事が摂れるのだから大したものだ。咳をするとお腹が空くのだ。2回目のミヤとコデインを飲む。

 新聞を取りに行くこともなく、文字通り一歩も出なかった。お手洗いに行くと、薬の投入が始まっているのに気付いた。なるほど27時間経っている。投入のタイミングは、液が入る時に少し痛んで気づくものかと思ったが、全く違和感がなくいつの間にか始まっていた感じ。
 無事投入が終わり、看護師さんに言われた時間に取り外す準備。ガッチリテープで固定されているので、水で濡らしながら剥がさないと皮膚を傷めると言われていたので、コットンで濡らしながらそーっと。アルコールカット綿を準備して針の部分を抜去。何かあったら心配だからと夫が見ているけれど、もう大丈夫だから、と今月初のジムに行ってもらった。

 殆ど出血もなく、少し抑えて絆創膏をはり、無事クリア。残る本体を剥がし、頂いた廃棄用のビニール袋に入れたら終了。まだ緑のランプが点灯したままだ。終了後6時間は点灯しているという。装着開始から33時間、休むことなくお疲れ様なことである。
 ちょっとドキドキしたけれど、次回からはもっとスムーズに取り外せるだろう。もし今日病院まで注射に行くとしたら往復と受付、注射、会計等を考えて優に4時間はかかっただろうから、家で過ごさせてくれたボディポット様様である。

 夫がジムに行っている間、リビングでゴロゴロ。邦画を観ながらウトウト。
 母にMeet通話をしながらも咳込む。昨日はWさんサロンに行って気持ち良かったけれど、疲れたのかあまり良く眠れなかったそうだ。生協から届いたお弁当には雛祭りスペシャルで道明寺の紅白のお菓子が付いていたという。自分で作った木目込みの雛人形を玄関に飾っているが、そこにお供えして頂いたと嬉しそうだった。
 明日は従姉が立ち寄ってくれるそうな。雛祭りランチを楽しめるといいね、と言って通話を切った。

 夫が帰宅し、夕食を用意してくれたので有難く頂く。私はお米を研いでレンチンしただけ。全く動いていないのに食べてばかり。片付けも引き受けてくれたので、やったのはお風呂掃除だけ。
 文字通りの籠城蟄居、ボディポッドを外すのが至上命題の土曜日だった。明日はお天気の予報なので、洗濯くらいはしたいと思う。

コメント (2)
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