ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.3.4 ドセタキセル+フェスゴ+ジーラスタボディポッド1回目3日後のこと 三重苦で籠城蟄居

2024-03-04 22:57:41 | 日記

 昨夜もブログアップ後、入浴して時間調整後、タリージェとコデインを飲んでベッドへ向かった。瞑想CDをBGMに、なるべく心鎮かにと思うが、咳が止まらない。何とか寝付いたのは1時を廻っていたか。
 そして明け方。今朝はお手洗いで目が覚めたわけでなく、咳込みで目が覚めた。どちらを向いても止まらない。楽な態勢が取れない。2時間近く苦しんでいるうちに平日仕様のスマホアラームが鳴る。朝からぐったりしている。とても起きられない。就寝前にコデインを飲んだのに4時間も効いてくれないのか、と暗澹たる気持ちになる。

 年末から空咳が出始めたが、当初コデインは頓服で十分だったし、痛みも取ってくれていた。それが1か月ほどして日に3度、毎食後飲むことになった。咳が大分鎮まり痛みも出ないし、一挙両得で調子よく過ごせたこともあった。それがいきなりこの状態だ。コデインを4回に増やしても咳が鎮まらない。朝から晩まで気づけば咳き込んでばかり。穏やかに過ごせる時間が殆どない。
 カドサイラの治療は続けていたし、2か月でこんなしんどい状況になるとは、思いもよらず。まさか旅行前に治療を変えることになり、旅行に行けるかどうかすらわからなくなるなる事態を迎えるとは。甘かった。

 BS朝ドラを視て、消して目を瞑る。咳が出ているから眠れるわけではないが、とにかく身体を少しでも休めたい。夫は午前中に歯科クリニックの予約が入っているから、今朝はあまり寝坊はしていられない。私も3か月に1度同じクリニックに通っている。
 その検診の予約を体調の関係から少し遅らせて頂こうと土曜日に連絡をしたところ、予約済の11日を逃すと最短で来月9日まで空きがないと言われた。前回から4か月空いてしまう。抗がん剤投与中は口腔内の状況がどうしても悪くなるから、旅行に出るならその前にチェックして頂きたい。けれど11日は抗生剤服用中。万一感染して発熱したら、と思うとやはり心配。待つのを覚悟で、と21日の朝伺うことにした。

 ノロノロと起きると、どうも腰の辺りが痛む。骨の中からグイグイと押し広げられるような、砕かれるような重苦しい痛みだ。思い当たるのはジーラスタの副作用。発疹、背部痛、関節痛、筋肉痛、頭痛、発熱、倦怠感等が掲載されているが、通常より骨盤で活発に好中球が作られるために起こるそうな。なるほど、好中球を増やすための注射だから当然か。咳と痛みでヨレヨレだ。さらに寝不足が加わり、抗がん剤投与特有の倦怠感も出現してきている。

 夫が用意してくれた朝食をノロノロと頂く。食欲だけはあるのが救いだ。けれど、紅茶が美味しくなくなってきた。味覚異常が出てきているせいでやけに苦い。食後はミヤ、タケプロン、コデインにロキソニンを加えた。
 夫を見送り、廻した洗濯機の洗濯物を干す。いいお天気で暖かいので、もう一度昨日諦めたニット類等も追加でおしゃれ着洗いを廻す。寝具も洗いたかったが、腰が痛くて布団カバーやシーツが外せなかったので枕カバーだけ。

 夫がクリニックから帰ってきた後は、私はリビングでゴロゴロ横になっていた。寝不足で眠い。ビデオの録画を視ていたけれどウトウトウトウト。
 このところ、夫がマメに目薬を差していたのは目にしていたが、どうも右眼がぼやけるので眼科クリニックにも行ってみると出かけた。先日面会に行った先輩が緑内障で視力をほぼ失ったということも聞き、心配になったようだ。
 途中LINEの連絡が来て、混んでいて色々検査をしているのでまだ時間がかかるとのこと。今日廻しにしたジーンズの買い物にも付き合えなかったし、自分で行かなくてはと思っていた記帳もお願いしてしまった。

 帰宅して説明を聞くと、右眼は白内障で手術が必要との診断。大きな病院で手術を受けることになりそうだ。さらに両眼とも緑内障の心配があると言われたそうだ。放置しないで良かった。1か月後に視野検査をするとのことだが、早めに治療をすれば進行を遅らせることが出来るだろう。やはりメンテナンスは必要だ。

 全く何もやる元気が起きず、腰だけだった骨の痛みは胸部まで広がって全身になった。木の棒でグリグリとされるような痛み。それでも夫が作ってくれたカップ麺を頂き、遅い昼食を摂り、ミヤとコデインとロキソニン。
 乾いた洗濯物を取り込んでもらって畳んだだけで疲れてまた横になる。うまいこと態勢がとれれば暫し咳が出ないで済むのだが、ちょっと失敗すると延々と咳き込む羽目になる。
 いつの間にかウトウトしてしまった。夫は「真面目に今月2回目のジムに出かける。」と家を出ていった。夕食の支度もしているので心配ないと言って。かたじけない。けれど、全く動けない。

 寝てばかりの私。気づけばもう夜だ。何もしない、何も出来ない。ただ咳込んで眉間に皺を寄せて痛みに耐えるばかり。息子から「近くまで行く日があるので、その帰りにおばあちゃんちに行っても良いか」というLINEが入ったので、母にMeet通話でその旨伝える。
 お嫁ちゃんのウエディングドレスが決まったようなので、私にも見て欲しいのだそうだ。体調が許せば夫と私も一緒に行って5人で夕食を摂れたらいいねということになった。

 夫が用意してくれた夕飯を頂く。食事が摂れるし、水分も摂れるのでとりあえずかつてダウンした時よりは大分ましか。一日続く咳と痛み、寝不足で心が大分弱ってきている。せめて丸1日でいいから一つでも減ってくれたら、と思うが。ジーラスタの骨痛は2,3日で軽快するというので、あと少しの辛抱だ。
 救いは、フェスゴで下痢を覚悟していたのに、1日4回コデインを飲んでいるせいか、うまい具合にお腹の調子が良いことだ。この咳と痛みを抱えながら、酷い下痢で何度もお手洗いを往復していたらそれはそれで悲惨だったな、と思う。いずれにしてももはやとても仕事に行ける状態ではなかった。思い切ってすっぱり仕事を止めて正解だった、と改めて思う。

 明日は夫が出勤だ。一人でずっと寝ているわけにもいかない。少し動けますように。



コメント (2)
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