ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.3.5 ドセタキセル+フェスゴ+ジーラスタボディポッド1回目4日後のこと 啓蟄も籠城蟄居

2024-03-05 23:44:29 | 日記

 昨夜もブログアップ後、入浴して時間調整してからタリージェとコデインを飲んでベッドに向かう。どういう態勢をとれば咳がなるべく出ないように眠れるか、一旦いい姿勢がとれたらなるべくそれを崩さないようにして、そんなことをしながら身体がバキバキと固まってくる。それでも思うように咳が止まらない。息が苦しい。
 最初のうちは人は咳で死ぬことはないよね、と高を括っていたが、だんだん、いや、窒息して死ぬかもしれないと考えを正してしまうくらいの苦しさ。長く息が吸えない。長(い)息は長生きと教わったことがあるけれど、もはや長生きは厳しいのかなと、ろくでもないことを考えて悶々とする。

 夜中に目が覚めて恐々寝返りを打つ。咳が酷くならないようにそーっと。ゼコゼコと喉が鳴って嫌な感じ。腹筋に力を入れてなるべく咳込まないようにする。常に緊張している感じ。
 外が白々と明るくなってくる。もう起きなくては、とスマホを見るとアラームが鳴る少し前。それでも起きられない。夫は既に起きているようだ。少し態勢を変えようとすると、足が攣って脱力したようになる。変な所に力が入って寝ていたのだろう。
 結局、起きて夫を送り出すことが出来ず。顔を出した夫に「いってらっしゃい」と言うのが精一杯。そのままBSを付けて朝ドラを視て、起きることもなく、またウトウト。

 ここ数日鼻血っぽい。乾燥しているのか鼻の廻りが切れている。普段より摂取している水分量も少ないのだろう、お手洗いに行くとお小水は茶色っぽい。咳込みながらヨタヨタと歩いてリビングへ移動して、なんとか着替える。今日はまた寒いようだ。啓蟄で虫たちは外に出てくる季節だけれど、私は今日も籠城蟄居間違いなし。
 デカドロン(ステロイド)は昨日から飲んでいないので顔の浮腫みは少し軽減したかと思うが、それにしても冴えない顔だ。絶不調以外の何物でもない。とても外には出られないし、出たくない。

 時間をかけて朝食を摂り、薬を飲む。昨日より腰廻りの痛みはやや軽減しているが、胸廻りは相変わらずキリキリと痛む。胸骨や鎖骨、肋骨の病巣の部分も一緒に内側から切り裂かれているような感じ。ただでさえ痛む場所なのだから当然だろう。紅茶の味がわからなくなって不味いので、インスタントのキャラメルマキャートを飲む。甘い味はまだ分かる。アロエのヨーグルトまでは食べ切れず、お昼に廻すことにしてミヤ、タケプロン、コデイン、ロキソニンを飲む。

 この調子では夕飯の支度はとても出来そうにないと思うが、一応お米だけは研いでおく。夫がリビングに簡易ベッドを作っておいてくれたので、有難く横になる。横になると、すぐに咳が出る。
 起きたばかりで眠るのも、とドラマの録画を点けたが、いつのまにかウトウト眠っていた。とにかく咳のために連続して眠れていないから寝不足なのだ。

 3時間単位で時間が過ぎている。ただ横になっているだけでお腹が空くわけでもないけれど、さっきお昼だと思ったら、今度は3時近い。朝食べられなかった青いヨーグルトに、夫お勧めの白桃オレをベッド脇に持ってくる。このまま夕食まで何も食べずではまずいな、と思い直してカップ焼きそばを作った。500キロカロリー、しっかり完食した。普段は食べたくないジャンクな濃い味を求めるのが不思議だ。というよりもそのくらい濃い味でないとよく分からなくなっている。
 ミヤとコデイン、ロキソニンを飲んでドラマの録画をウトウトしながら1本視て、いつの間にかまた眠ってしまった。

 夫は今日は出張直帰と言っていたが、普段より小一時間早く帰ってきた。夕飯の買い物も済ませてくれたようだった。私は一切何もせずじまい。ただカーテンを閉めただけで階下のポストにすら行かなかった。

 遅い夕飯の前に母にMeet通話。母は、顔を見れば安心する、と言うが咳き込んでろくに会話も出来ず、酷い顔をしている娘の顔を見て果たしてどうなのか、と思う。今日はヘルパーさんが来て、NTTの払い込みに行ったそう。寒かったのでそれ以外はずっと家に籠っていたそうだ。母と早々に失礼する。

 夫と夕食を摂る。さすがに普段と同じボリュームは食べられないが、喉を通らないわけではないので、助かっている。食後はミヤ、コデイン、ロキソニン。夫曰く、昨日より咳が減っているようだ、とのこと。このままドセタキセルとフェスゴがしっかり効いてくれて、気管支を圧迫している腫瘍が小さくなって咳の症状が減り、さらに抗がん剤やジーラスタの副作用である倦怠感や腰や胸の骨の痛みが収まってくれば、随分復活出来ると思う。来週あたりからは脱毛が始まるから、その始末をするにも少し体力が戻っていなくては、と思う。

 明日、明後日は変則で夫が休務日。金曜日に夫が出勤する頃にはもう少し元気に家事に復帰していたいものだ。
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