趣味と健康日記

清野明子(民謡歌手)の応援、登山、スポーツなど趣味と日々の健康を記す日記です。

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権現岳登山報告Phase-2 (ウラシマツツジ)

2012-10-05 14:59:21 | 登山&マラソン

お早うございます。今朝のニュースでは京都大学ips細胞研究所が人の網膜を培養する事に成功したと言う事で目が不自由な方には朗報と言えるかもしれません。是非世に出て欲しい技術です。そして日本オリジナルの技術として確立させて欲しいものです。

 今日は引き続き権現岳登山報告です。29日06:30 青年小屋を出発してから12:15 観音平に下山するまでの概要を綴りました。

権現岳登山ルート

八ヶ岳の月

 9月29日未明の月です。眠れない中、中秋の名月が近い事を思い出しそっと窓を開けて撮影しましたが、めいっぱいズームしてもご覧のとおりの大きさです。良く見ると月の下に青い光が見えますが月の青い光を吸収した惑星だと思います。
 
夜明け前の富士山

 29日05:15 
富士山の北北西75kmにある青年小屋から見た富士山の写真です。食事前に寝具を畳んだ後に撮影しています。手前の巨岩群は編笠山です。

朝食

29日の朝食(
05:30)です。シュウマイと卵焼きは覚えていますが真ん中の青い物は葉物だったと思いますが不明です。

乙女の水

標高2380mの青年小屋から西に5分下った沢に「乙女の水」と言われる冷たくて美味しい水場があります。ペットボトル2本に汲んで行動中の飲料水にさせて頂きました。
06:30 青年小屋出発しました。樹林帯を順調に高度を稼ぎます。 

西ギボシ

武田信玄が情報伝達にでも使用したのでしょうか。「ノロシ場」と言われる場所から見上げた西ギボシの岩稜です。この山の向こうに権現岳西峰が見えてきます。

西ギボシへの急登

西ギボシ直下の急登(鎖場)です。↑や○はルートサインですが丸印は「蛇目」(じゃもく)とも言います。ここは西ギボシの核心部です。

西ギボシ頂上

 西ギボシから望んだ南アルプス連峰です。左半分に大きなピークが3つ、左から北岳、甲斐駒ケ岳、千丈岳です。眼下の緑の山は編笠山です。

権現岳西峰

 西ギボシから見上げた権現岳西峰(東ギボシ)です。山容としては如何にも「岩稜の権現岳」と言った感じで赤岳を彷彿とさせてくれます。

西権現岳の岩場に突入

西権現岳岩場の入り口となる鎖のトラバース(Traverse:横切る)
、この後も連続して鎖場が現れます。

長いトラバース

暫く鎖場のトラバースが続きます。200mに迫るかもしれません。前方を右に曲っても未だ続きます。右側は谷底ですが、こう言う場所を歩くのも登山の楽しみです。

もう一息で山頂

権現岳山頂までの最後の岩場です。急ぎたくなりますがゆっくり登りましょう。鎖に全体重をかけず、添える程度の三点確保を基本に登ります。「三点確保」とは両手両足四点のうち三点を固定し、一つだけを移動して安全に登る方法です。

権現岳西峰山頂にて

07:30 小屋を出発して1時間、権現岳西峰(2700m)山頂に立ちました。セルフタイマーであわてて撮影しました。、元々画質が悪いのですが個人情報保護のため更にモザイクをかけています。

権現岳頂上から見た富士山

富士山の右の丘は富士山と冨士川に挟まれた毛無山(1964m)です。手前の黒い山は下山時に通る「三つ頭」です。その山麗左は清里高原と呼ばれています。

権現岳東峰(東ギボシ)

右が権現岳東峰(2715m)です。真ん中に小さな青い屋根の権現岳小屋が見えます。左の尾根は赤岳、横岳、硫黄岳への縦走路になります。尾根の最下部を(小)キレットと呼んでいます。北アルプス、北穂高岳と槍ヶ岳の間には大キレットと呼ばれる日本有数の難所が有ります。下山道は右の岩山を巻いて下ります。

権現岳山頂


07:50 権現岳東峰(2715m)下通過、岩場の権現岳山頂には剣が突き刺さっています。今回は下山を急いだため10mほどの岩場の山頂はパスしました。写真はネットから拝借しました。








八ヶ岳連峰

08:30
 三つ頭(2580m)方面から見た南八ヶ岳連峰です。赤岳の下にはキレットと呼ばれる難所が有ります。切れ戸と書きますが急峻な山と山の間のすぱっと切れ落ちた場所を言います。

三つ頭下山道

三つ頭からの下山道は単調で長い道のりでした。ここは熊笹の原っぱでヤブコギ状態です。(笑)八ヶ岳横断歩道(遊歩道で道幅が広い)に下りてから観音平までが、いくつもの谷を横切り意外と遠かった。ここまでの間に分岐もいくつかありましたが、投稿に疲れました。
09:45 木戸口公園
10:50 延命水、ここの水は飲めません。動物用になっています。

昼食

11:30 延々と続いた下山、登山道の真ん中に店を開いて食事です。餅を鍋で煮てアベカワにして食べました。サラミとリンゴ、最後にコーヒーを沸かしてあわただしく済ましました。
青い物が無いのでリンゴは皮ごと食べます。鍋の始末は帰宅後にしました。ゴミはすべて持ち帰ります。

観音平

12:15  長い下山が漸く終わり観音平の公園にたどり着きました。この辺りには山ブドウが沢山生えていましたが、採られた後でした。

延命の湯

12:45 小渕沢ICから10分ほどの高台にある温泉施設スパシオ小淵沢「延命の湯」です。うす茶色のいい温泉でした。入浴料金600円でした。

Pワースポット

延命の湯に張り出されていたプレートです。温泉と伊勢神宮の関係は初めて知りました。私にも運が向きますように!

上九ふれあい農産物直売所

強悪宗教団体で一躍有名になった「上九一色村」にある農産物直売所です。ここを超えて富士五湖有料道路、東名高速を使って帰宅します。

稲の乾燥

刈り取った稲を○○にかけて乾燥します。こうすると何故か美味しくなるそうです。○○は忘れました。
19:00 無事に帰宅できました。


ウラシマツツジ

 権現岳で撮影したツツジ科の多年草高山植物「ウラシマツツジ」です。葉には網目模様があり、夏の終わりには赤い実を付けますが徐々に黒くなります。花は白いベル型です。原産地は日本中部以北及び朝鮮北部になります。名前の一部「ウラシマ」の由来は葉の(ウラ)の網目模様を「」(シマ)に例えたからです。ウラアミよりウラシマの方がスッキリします。北岳などの砂礫地では5cmの真赤なジュウタンの様なウラシマツツジの群生を見ることが出来ます。ウラシマツツジに限らずこれらを草紅葉(クサモミジ)と言います。