趣味と健康日記

清野明子(民謡歌手)の応援、登山、スポーツなど趣味と日々の健康を記す日記です。

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霧ヶ峰登山報告 Rev.1(ニッコーキスゲ) CMT APVL、JGG SUSPENDED

2016-07-01 00:01:00 | 登山&マラソン

 お早うございます。参院選挙戦に突入し、NHK番組での政見放送が開始されました。台本通り奇麗ごとばかり言う立候補者の政見など民放で自費放送すべきです。個人の売名行為にNHKが加担すべきではありません。100歩譲って放送するならBSにして欲しいと思います。楽しみにしているNHKの番組をたかが参院選ごときで変更されるのは不満です。W
 そうそう、都知事選自民党候補が変な事になってきました。やはり腐った自民党東京都連だと改めて思いました。「崖から飛び降りるつもりで」手を挙げた小池百合子氏に対し、東京都連はタレントの親を引っ張り出そうとしています。「嫌だ」と固辞する彼を石原伸晃都連会長などが説得工作を続けている様ですが、一本化できなければ固辞するのは当然です。二つに割れて自民党が勝てるとは思えません。小池氏に対する都連のコメントは「お話は聞いていません」と高飛車のコメント です。そういう事では無くて、名前の挙がった人に対しては都連側から一応の伺いを立てるのがスジです。このような人達の集まり(見るからに〇〇顔)が東京都連だと思います。だからいつまで経っても東京から総理大臣が生まれないのです。

 7月1日、ネットで小池百合子氏のデータを見ました。その中には「移民をどんどん受け入れないとダメ」と言っている様です。欧州各国で移民問題で揺れている事をカイロ大学出の小池氏は承知していないのでしょうか。女性でも肝が据わっていると評価していましたが、困った政治家です。

 6月25日に日本百名山に名を連ねる霧ヶ峰を散策してきたので報告します。早朝の5時に家を出発し、8時35分に登山開始、総行程10.5KM、アップダウンは2、300m、所要時間5時間半の山旅でした。



 車山の肩にある「車山ロイヤルイン駐車場」をスタート地点とし、車山、蝶々深山、八島ヶ原高層湿原を散策して駐車場に戻る周回コースを選択しました。山域全体が草原です。



車山の肩駐車場に掲示された地図をもとに作成した今回の散策コースです。

登山口駐車場

08:35 標高1802mにある「車山の肩駐車場に到着」覚悟していたとは言え視程150mでの登山は気が滅入ります。

霧中の登山開始

08:45頃、駐車場を出発、車山を目指し緩やかな傾斜の登山道を右から巻くように(左回りに)登ります。大きな樹木は無くコースの殆どが草原になっているので天候に恵まれれば最高の登山になった筈ですが・・・雨着を着込んでの登山です。ハイヒールでは無理かな。



09:15 ところどころに保護されたコバケイソウの株が見られました。



09:22 40分足らずで標高1925mの車山山頂に到着、これで日本百名山「霧ヶ峰」最高峰「車山」を制覇しました。W 標高差123mでは汗もかきませんでした。



 頂上広場には気象庁の「気象レーダー」(丸いレドームで覆われている)が設置されていました。雲の状態を三次元的に捉えて日々の気象情報に役立てていると思われます。



09:30 車山神社の四隅に建てられた御柱、諏訪地方各地にある諏訪大社ゆかりの神社はもちろん、直接関係のない神社でも8月から9月にかけて御柱を曳いたり、建てたりする御柱祭を催す事が、この地域の特色となっている様です。

09:32 車山の北東斜面を白樺湖分岐に向けて下ります。右に見える天に向けられたノズルはスキー場のスノーガン(水と圧縮空気を混合)と思われます。これがたくさん並んでいました。一般的なファンタイプの人工降雪機とは違った雪不足対策機材のようです。



09:36 スノーガンと反対側の急斜面にはリフトが動いていて時折カップルが乗っているのが確認できました。これを利用すればハイヒールでもOKです。



09:45 標高1803mの白樺湖分岐、直進すれば3.0kmほどのところに白樺湖があります。ここは左に折れて蝶々深山(ちょうちょうみやま)に向かいます。



09:50 分岐から10mほど高い場所(1815m)のコルが車山乗越と言われている場所です。暫くは草原を下ります。この辺りで雨は殆ど止んでいます。



09:53 霧ヶ峰湿原を左に見て木道を進み、途中雨着を脱いで蝶々深山の登りに備えます。



10:01 蝶々深山(1836m)到着、標識を撮影して漸進します。裏には物見岩・八島ヶ原湿原と書かれた道標が有りました。霧ヶ峰(きりがみね)は、八ヶ岳中信高原国定公園の一部ですが国定公園とは思えない道標です。 ここから右奥に登った場所に「南の耳」とよばれるピークがあります。



10:41 およそ2時間歩いて1783mの物見岩に到着です。ここからは高原の高い山と低いところの殆どが見渡せるのでその名前が付けられたようです。特に車山、蝶々深山、南の耳、北の耳の稜線が奇麗に見えます。下には八島ヶ原湿原が見えています。尚、北の耳とよばれるピークは右に折れて稜線を500mほど進んだところにあります。



10:46 物見岩を過ぎた場所から望んだ八島ヶ原湿原です。右側中央に”白っぽい広場”が見えますが、その右上に「鎌が池」が有る筈です。



11:23 今は廃屋となっている鎌が池キャンプ場の一軒ですが、「公衆トイレ」は生きているようです。この右奥に鎌が池が有ります。



11:29 鎌が池キャンプ場の中心地です。一時、閉鎖の噂が有りましたが、今春にキャンプを実施したと言う報告が有りましたので復活している様で、現在でもモービルキャンプなどが出来るようです。



 キャンプ場広場に有る「山小屋の灯」と言う歌碑です。昔、遠足などで歌わされた記憶が有ります。こんな歌を歌える筆者はいくつなのでしょう。W 自分の歳も忘れそうです。



11:30 キャンプ場に有る沢渡分岐、
廃屋を横目にビジターセンターに向け直進します。




11:35 キャンプ場を過ぎると湿原の底部に有る「鎌が池」が見えてきます。池とは窪みに水がたまった程度で水深が5m未満と言う説が有ります。W 湖は5~10m以上の水深が有り、中央部に植物が生えない事が条件の様です。また、沼は水深が5m未満で池と湖の間と言えるかも。



 木道横で見られたリンドウにも似たユリ科の多年草で地下茎は甘く、古くは薬草、澱粉の材料としても利用されました。



11:52 湿原周回コースとなる沢渡分岐です。直進し、ビジターセンターのある高台に登ります。この辺りから観光バスで訪れた人達の集団が目につき始めました。また、一眼レフを肩にかけた人達も少なくなかった。



11:55 湿原を見下ろすピークに到着、茂みの向うにヒュッテと駐車場が有ります。



 霧ヶ峰湿原植物群落が「天然記念物」? 七島八島?良く判りません。トホホホ 後ろが「八島ヶ原高層湿原」、右側のピークが「北の耳」です。鎌が池は看板の陰で見えません。



10:02 広場にあるテーブルで昼食です。今日は24日まで忙しく働いていたので準備不足、コンビニ食で我慢です。コップも忘れる始末で湯沸かしに使用したコッヘルでインスタントスープを頂きました。コンビニ・シシャモは電子レンジ料理と記載されていたので持ち帰りました。W



 全体的に多く見られた、ツツジ科の落葉低木「レンゲツツジ」です。葉にも花にも有毒成分グラヤノトキシン、ロドジャポニンが含まれており、吸ったり食べたりすると痙攣,呼吸停止を 引き起こす可能性が有ります。その為、昔は花をトイレにおいて殺虫剤にしたようです。知らぬが仏と言いますが、怖ーい!



12:53 広場を出発、湿原周回コースの上の木道を沢渡に向けて出発しました。



 本州中部から北海道に繁殖する高山植物、セリ科の多年草「オオカサモチ」です。一目、花はシシウドかと思いましたが葉っぱはセリ科のものでした。大きい者では丈が2mにも達します。



 アヤメ科の多年草「アヤメ」です。平安朝期には蛇の隠語として「アヤメ」が用いられたと言う怖い話もあります。蕾を付けた茎が蛇の鎌首に見えたようです。



 葉っぱを見ればなるほどと思う、タデ科の多年草「イブキトラノオ」です。薬草としては収斂(しゅうれん)効果が期待されています。収斂とは止血、鎮痛、防腐、消炎などを指すそうです。



 高山植物、フウロソウ科の多年草「グンナイフウロ」(
郡内風露)です。山梨県東部の郡内地方に由来した命名だそうです。



13:15 ヒュッテ御射山(みさやま)手前の分岐(1630m)です。直進し、左上の丘を登りました。ところが・・・・・

ミスコース

 本来のコースはブルーですが「ヒュッテみさやま」を横目に断線で示したように直進すると「車山の肩」への道標は見当たらず、舗装路に出てしまいました。ミスコースに気付きましたが、しばらく舗装路を歩き沢渡のヒュッテシャヴェル入り口で正しいルートに復帰できました。観光コースを侮った大失敗です。



13:36 舗装路(県道194号線)から左に逸れたヒュッテシャヴェルの入り口(1651m)で正しいルートに合流、右の階段を登ります。



13:38 「車山の肩」への長い登りが続きます。

車山の肩直下

13:59 車山の肩直下の登りです。急登と言う程ではありませんが、かなりの登りでした。

車山の肩到着

14:03 「車山の肩」(およそ1820m)に到着、駐車場は目の前です。前方の山が車山ですが左側の頂上にはレドームが見えています。



14:03 車山の肩から西方を望むと中央には八島ヶ原湿原が見えました。その向こうの黒い山体は「鷲ヶ峰」(1898m)です。右の斜面は手前から、蝶々深山、物見岩へと続いています。



14:07 車山の肩駐車場に戻りました。後半は富士山こそ見られませんでしたが、天候に恵まれて気持ちの良い山行が出来ました。山歩きは汗をかいて疲れますが、目的をもって登っているうちに嫌な事から解放され、癒されます。

片倉館

15:15 創業88年と言う古い歴史を持ち「国視程重要文化財」となっている財団法人「片倉館」の正面からの表情です。製糸シルク王と呼ばれた片倉館創設者 片倉兼太郎が建てました。



千人風呂の異名をとる浴槽です。製紙工場の女工さんが横に並んで入り、向う岸から出たと言われています。



 深さが1mもあり、小さい子は入れません。大理石の高さは大人が座る椅子の高さです。底には直径が4、5cmの玉石が敷き詰められ歩くと気持ちが良かったです(
意図的に歩かざるを得ない状況を作っている)。多くの女工さんが座れないようにスペース効率を考えて深くしてあるそうです。なんだか蔑視的でもあるようですが・・・お湯は奇麗で絶賛すべきお風呂でした。


2回には大広間とお土産コーナーなども有ったようですが、帰宅を優先し16:15には家路につきました。今回も大満足の温泉でした。

 いつも最後までお読みくださっている方には本当に有難うございます。先日、gooブログ編集画面にいきなり「人気ブログランキング」と「にほんぶろぐ村」の登録案内が表示され、つい思い出したように再登録してしまいました。自動的に末尾にセットされましたが面倒なので暫くはこのままにします。よろしくお願いいたします。

ニッコーキスゲ

霧ヶ峰の湿原周囲に見られるユリ科の多年草「ニッコーキスゲ」(日光黄萱)です。半月ほど早かったようで、多くは見られませんでした。尾瀬の大群落が思い出されます。原産地は日本のほか朝鮮半島、中国、シベリアなど東アジアに分布しています。尾瀬、戦場ヶ原など日光付近に多いのでこの名が付いたそうです。丈は40~80cmになります。