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研究室の鍵。

 山口県の某高専殺人事件は痛ましい。日本が、<どこで何が起こるか分からない社会>となって久しいが、研究室で殺人事件が発生するなどと全く誰も思っていなかった。

 研究室のS助教授も、そのような想像はしていなかったからこそ、合い鍵をゼミ生に渡していたのであろう。小生のような社会科学系とは異なり、理科系の場合、研究室の機械、実験設備、データベース等を使わなければ、研究論文や卒業論文を仕上げることが出来ないという特別の事情があって、学生に研究室の鍵を渡したのであろう。S先生は学生を信用していただけに、そのショックは計り知れないだろう。

 小生の場合、単身赴任のために、月曜午前と金曜午後、土日は研究室を不在にする。ゼミ生が、ゼミ発表の文献を借りに、月曜午前と金曜午後に研究室に来ても、研究室ドアは開かない。ゼミの初回でこうした事情を説明はするのだが、やはり、申し訳ないという気持ちは残る。

 実は、研究室の鍵を、研究室前の段ボールに入れておいて、いつでも研究室の文献を貸せる状況にしようと考えたこともあった。でも、最終的に思いとどまったのは、日本が<どこで何が起こるか分からない社会>であるという危機感である。

 この危機感は、何も大所高所からの評論家のコメントでなく、本当に身近な意識として持っている。我々の業界でももう少し、こうした危機感を共有できれば良いのだが。

 

 
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徳利とお猪口!

 先日、前の職場に勤めていた当時の院生4名と名古屋で飲んだ。毎年、8月にやっている恒例の飲み会である。小生を除いて、50%は大学の専任講師。25%は専門学校教師、25%は学位論文執筆中院生。

 小生の誕生日が近いからと、2人から誕生日プレゼントをいただいた。それが、徳利とお猪口2つである。上品なプレゼント。早速、その場で使わせていただき、日本酒を何度もいただいた。

 日々の交流があるわけでもないのに、よくぞ、小生の誕生日を覚えてくれていたものである。さすが!

 いまだ面識を得ていないオセロの中島も、今日は多くの人から祝福されることであろう。お誕生日おめでとう!ただし相方の方はちょっとねじが緩そうなので、忘れているかもしれないね。 

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ハンカチ佑ちゃん、今日も頑張れ!

  早実の斎藤佑樹投手のハンカチ(小フェイスタオル)に注目する。近頃はリーマンでもハンカチ(昔の人はハンケチと言ったが)を持たない人が多い。手を洗った後は、2,3度手を振っておしまいということであろう。

 斎藤氏は、よほど育ちが良いのであろう。試合中もハンカチを携帯している(なお、育ちは良くない小生も必ずハンカチはポケットに入れている。授業中、冷や汗を拭うためだ!)

 斎藤氏は、拭き方も、個性的だ。ハンカチの使い方は、スポーツマン独特のワイルドさからはかけ離れているが、ピッチングそのものは、まさしくワイルド!!

 早稲田実業は、中央線を挟んで我が社の向かい側にある。毎朝、登校する時に、野球部の朝練の声が良く聞こえる。

 近所のよしみ、ハンカチのよしみのダブルよしみで、今日の再試合は、早稲田実業を応援する。ただ、ハンカチ佑ちゃんは800球以上も投げているので、今日の試合、最後まで持つかどうか、少し不安ではある。


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もういくつ寝ると、総選挙!

 ちょうど1か月後に、総選挙がある。今回は、拮抗しているらしい。日本ではなく、スウェーデンの話である。ちょうどこの時期に、スウェーデンを訪問することになり、総選挙をとても楽しみにしている。半年振りのスウェーデンである。今回はコミューン(市)調査に主眼を置いているが、この総選挙の事前準備と事後整理のため、訪問を希望している幾つかのコミューンとの交渉が暗礁に乗り上げ、個人的には頗る困っている。4年に一度の超多忙期に、日本の研究者の相手をしている余裕はない!ということなのだ。大学の授業を休講しないために、そして航空チケットが最も高いハイシーズンを外すために、苦心して考えたのがこの9月中旬なのであるが、スウェーデン側の都合を考えると少し、ミスマッチだったのかもしれない。でも考えようによっては、ミスマッチもまた楽し!である。

 さて、拮抗問題。スウェーデンは社会民主労働党が、政権を長く握り、いわゆる福祉国家を構築してきたのであるが、最近では、1990年から4年間、社会民主労働党は下野した。その4年間は、カールビルト率いる穏健党が政権を握った。今回12年ぶりに、その穏健党が再び政権を握る可能性が出てきたのである。党首は、フレドリック・ラインフェルト(41歳、男性)。この党は、これまでの福祉水準を維持しつつ、新規雇用創出に取り組み、NATOへの加盟を軸にスウェーデンの伝統である中立政策を転換しようとしている。

 受けて立つ、社会民主労働党の党首は、ヨーラン・パーション(56歳、男性)。安定感はあるのだが、花がないというか、オーラがないというか。真面目なのは良いことなのだが、もう少し、喜怒哀楽を前面に出し、リーダーシップを発揮してほしい。これまで、モナ・サリーン(かってクレジット・カード問題で話題になった)やアンナ・リンド(ストックホルムのNKデパートで殺害された)など女性党首候補がいたのだが。

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ユナイティッド93 as himself or herself !!

   現在上映されている『ユナイティッド93』は、2001年9月11日の悪夢を人類が二度と見ないように5年前の過去を検証する意図で製作された映画である。

 ところが、先日イギリスとパキスタンでテロ実行犯がテロを実行する前に未然に逮捕されたことにより、ユナイティッド93は、過去ではなく、現在に警鐘を鳴らす映画となっている。

 この映画は、亡くなった乗客・乗員40名の家族・知人や航空管制官、軍関係者へのインタビューをベースとして(ペンシルベニア州に墜落し激突する前、多くの乗客が機内に設置された携帯電話で家族等に最期のメッセージを残していた)、機内で起きていたであろう事実を推測し、事実をできる限りリアルに再構成した映画である。

 リアルへのこだわりは、9・11当日ハーンドン連邦航空管制センターで管制業務についていた管制官自身に出演してもらい本人自身を演じていること(as herself or himself!)とスターを全く起用せず無名俳優を意図して使っていることに現れている。

 この映画を製作した監督に一言。リアル感を高めるために、カメラのアングル移動を激しくし、加えて対象をアップで映しているが、もう少し斜め上から俯瞰するようなショットも取り入れてほしい。でないと、機内全体で今何が起きているのか、さっぱり、ワカラヘン。オウジョウシマッセ!

 9・11当日あるいは以後のマスコミ情報は、ユナイティッド93に関して限定的であった。この映画を見て、「そうだったのか!」と教えられる点が多い。お勧めの映画であるが、春日井の人は、エンターテイメント重視なのか、ユナイトッド
93以上に空席が目立った。観客は20名程度だったので、こちらとしてはホームシアターのような雰囲気で頗る快適であった。


 それにしても大の飛行機嫌いの小生が、来月中旬のフライトを控え、我が家の監督を誘い、何故観に行ったのか?この夏最大のミステリーである。 
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『老年社会科学』の特集「高齢者虐待防止への多面的アプローチ」 

 小生が20代後半から入会している学会の一つが「日本老年社会科学会」
この学会は、学際的であり、社会福祉、社会学、心理学、看護、公衆衛生、建築、教育などの各学問分野から、高齢者や高齢化の問題にアプローチする。

 小生は、この8月から2年のブランクを経て、再びこの学会の編集委員の一人となる。いきなり、特集を担当しなさいと、編集委員長の声。よせばいいのに、弱弱しい声で「はい」と。で、特集テーマを「高齢者虐待防止への多面的アプローチ」。高齢者虐待研究で超有名な高崎先生と身体拘束の調査研究に従事しているK先生の承諾を得た。あと3名ほど原稿を書いていただく必要がある。高齢者ケアの現場の施設長さんや社会学者など、現在、粘り強く交渉中。

 この4月から高齢者虐待防止法(略称)が施行されたことを受けて、様々な関連学会で、高齢者虐待の特集がされつつある。こちらはこちらで、キャスティングも焦点を当てるアングル・トピックスも、一味違うものにしようと意気込む。最初の意気込みはいつもベストなのだが、持続可能であるかどうかが最大の問題。大丈夫かあ?

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東大和市「さくら苑」の恐ろしさ。

 全国には、同名の「さくら苑」がいたるところにある。同じ名前だということで、風評被害にあっている特別養護老人ホームもあろう。このブログで問題にするのは、東京都東大和市にある「さくら苑」である。

 性的虐待については、前回の記事に書いた通りである。実はこの特別養護老人ホームでは他の事件が発生している。2004年に入居した現在86歳の女性(要介護5)が、2005年に苑内で「大腿骨を骨折した」。不審に思った家族が、この女性を病院に連れて行き、診察した結果、大腿骨が骨折していることが分かった。家族が苑側に説明を求めたところ、「オムツ交換で開脚した時に折れた」と弁明している。家族は、虐待による大腿骨骨折であるとして、同苑を刑事告訴している。苑は弁護士と協議中との理由で、その後の詳しい説明は避けている。


 小生は、今回の一連の事件を東大和市「さくら苑」特有の構造的問題であると思いたい。今回の事件により、安い給料で日夜粉骨砕身頑張っている圧倒的多数の介護スタッフが「やる気を失って辞めてしまう」ことが最も恐ろしい。

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さくら苑の虐待事件。

 ここ数日、毎日、特別養護老人ホームさくら苑(東京都東大和市、定員80名)の虐待事件について報道されている。

2人の男性介護スタッフが、90歳の認知症女性入所者のオムツ交換の際に、性的暴言を吐いたという事件である。この女性の家族が、かねてより、このホームの介護に疑問を抱いており、介護スタッフの声を録音したことから性的虐待が明るみに出た。

 性的虐待発言をした30歳の男性は、勤続4年目、ホームヘルパー2級。もう一人の21歳男性は、介護福祉士。この2人は、録音されたテープを聴いて、発言内容には記憶がないが、確かに自分達の声だと。発言内容に記憶がないということは、こうした暴言が日常化・常習化していて、特定できないということであろう。

 男同士で介護したので気が緩んだと2人は言い訳しているが、男女のペアで介護しても同じことであろう。空しい言い訳とはこのことである。また<実際に性的行為はしていない>と。当たり前だ!しかしこのような言い訳をする背景には、言外に、「我々2人の行為は軽い方だ。実際には、入所者に性的行為を強要する猛者もいるのだよ」と言っているようにも解釈できる。全国の介護スタッフを対象に匿名で、こうした直接的な性的虐待がないかどうか調査してみたい気になる。

 この事件の報道を見て他に気になったこと。さくら苑の苑長は玉川桜子という方なのであるが、施設長としては異常に若い(おそらく20代前半ではないか)。仕事柄、特別養護老人ホームを訪ねることも多いが、あのような若い施設長は見た事がない。「ありえない話」である。

 事件が明るみに出て、ホーム側は2人に処分を下した。30歳には出勤停止7日間。21歳には5日間。どういう根拠でこのようなショートの出勤停止という判断になるのだろう。おそらく、桜子さんがオロオロしながら考えた結果なのであろう。被害を受けた入居者の家族は、この処分の甘さに、思わずキョトンZ!抗議の電話も600本近かったとか。この処分が発表された翌日、理事会が開かれ桜子さんは施設長を解任された。

 
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北海道プチ不思議発見の旅!

今回、幾つかの用事を兼ねて、北海道、どでっかいどうに行ってきた。

北海道と言ってもいつも札幌だけで、他の都市に行くチャンスに恵まれない。しかし、今回は、同じ札幌でも北海道プチ不思議発見の旅!となった。正直に言えば、ジモティーから情報を得ることができ、プチ不思議に出会うことが出来た。

 ①まりもっこり・・・・北海道の方しか知らないユニークなキャラクター。不思議な体型をしているので、ストレスでパンパンになった時に、眺めると良い。効果抜群!間違いなし!親戚に、「じゃがいもっこり」がいる。北海道の戦略は、もで終わる名詞に、「もっこり」を付けようということである。今閃いたキャラクターは、「すももっこり」「ししゃもっこり」「・・・」急にあほらしくなってきたので、この辺で。                      ←これが巷で噂の「まりもっこり」。
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