夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『インサイド・ヘッド』

2015年08月01日 | 映画(あ行)
『インサイド・ヘッド』(原題:Inside Out)
監督:ピート・ドクター
声の出演:エイミー・ポーラー,フィリス・スミス,ルイス・ブラック,ミンディ・カリング,
     ビル・ヘイダー,ケイトリン・ディアス,カイル・マクラクラン,ダイアン・レイン他

テアトル梅田で『きみはいい子』を観てから
阪急百貨店で開催中の「わたしのマーガレット展」を観るつもりが、
なんとなく面倒くさくなってスタンダードブックストア茶屋町店へ。
本作の上映開始時間まで、ここで本を読むことに。
しかしこんなカフェだと、本を読んでいるのも当たり前だから、
「隣は何を読む人ぞ」とはなりませんね(笑)。

TOHOシネマズ梅田にて字幕版を鑑賞。
字幕版でももれなく付いてくるらしい、ドリカムが歌う日本版主題歌。
ライリー♪ライリー♪とくりかえし聴かされてもう飽きた。

11歳のライリーはアイスホッケー大好きな女の子。
家族3人、たくさんの友だちにも囲まれて、ミネソタの田舎町で楽しく暮らしていたが、
パパの仕事の都合により、サンフランシスコへ引っ越すことに。

慣れない大都会に行くことを前向きに考えてはみたものの、
到着したそこは庭も何もない、ミネソタと大違いの家。
なかなか友だちができず、アイスホッケーのチームにも溶け込めそうにない。
環境の変化に戸惑い、心が不安で覆われるライリー。

そんなライリーの頭の中には5つの感情が生きている。
ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、カナシミの5人は司令室に集まり、
ライリーが幸せでいられるように日々奮闘。
それぞれ大事な役割を担っていたが、カナシミの役割だけは本人にすらわからない。
どうして暗くなるだけのカナシミが必要なのか。

ある日、ふとしたトラブルでヨロコビとカナシミが司令室から吸い出されてしまう。
2人が消えた司令室は大混乱。そのせいでライリーの様子にも異変が起きる。
ヨロコビとカナシミは一刻も早く司令室へ戻ろうと右往左往するのだが……。

期待が大きすぎたからか、ちょこちょこ睡魔に襲われ。
設定としては『脳内ポイズンベリー』と同じ、
しかもそっちのほうがテンポが良かったように感じて、なんだか残念。

先日DVDで『魔法の映画はこうして生まれる ジョン・ラセターとディズニー・アニメーション』(2014)を観たばかり。
子どもの頃からディズニーに入社することを夢見て、見事それを叶えたジョン・ラセター氏。
CGアニメーションに可能性を感じてCGアニメ映画の話を進めたら、
社内で反発を喰らってディズニーを解雇され、後にまた呼び戻されたという、
スティーブ・ジョブズ氏みたいな経歴の人。
そんなラセター氏のもとでつくられた作品だから、自然と期待が大きくなってしまうのです。
で、いい作品だったことには間違いないけれど、
期待の上を行くことはなく、ちょっと平凡だったかなぁ。

……っちゅうのか、最近映画を観て眠くなりすぎ。
年を取ったことを痛感するのでした。

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